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鉄の世界に咲く花は  作者: イロハ
二捻生
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99/247

無断訪問

「せっかくだから、もっと近くまで寄ってみるか?なんなら先生に挨拶までしに行こう」


「え、行ってみてもいいのかな?」


「いいんじゃないか?」


確かに行きたい気持ちはあるが、突然のおしかけ案に戸惑う葉菜を、リアが半ば無理やりに連れていくという形で初訪問を試みることになった。


=======================



「本来の初訪問予定は明日だって伝えられているけど…………」


「それよりも前に「やる気があって来ちゃいました!」って言ったら印章いいんじゃないか?」


「あっ…………なるほど!」


学校の教師を相手どった印象操作を堂々と提言するリア。

それを断るどころか嬉々として乗った葉菜。

先程までとは一転、少しでも良い印象をと勢い勇んで新しい学舎(まなびや)へと歩き出した。



歩く度、巨大なドームは徐々に徐々に視界内を覆っていき、気づけばドームの足元、立派な門の目の前にまで来ていた。

その門はしっかりと閉じられており、外部からの干渉はお断りのようだ。


「やっぱり閉じてるね………諦めて帰るしか―――――――――」


「おっ、鍵開いてるぞ」


「ちょっと!そんな勝手に!」


ここへ来て突然のおしかけをすることに怖さを感じてきた葉菜は門に背を向けて帰宅を提示する中、リアは背後でガラガラと大きな門を横にスライドさせていた。

微塵も臆することなく学校の敷地内へと突き進んでいくリア。

職員専用の玄関の前まで辿り着いた時、その扉が開いた。


『………………あ?リア?』


『………………………先生、どーも』


扉の向こう側から現れたのは、少々色黒で背の高い女性。

スタイルのよいシュッと体型に鋭い目付き。

髪は淡い灰色で、短め。

深い青色の瞳と相まってクールさが滲み出ている。

細い体を包む紺色のジャージはとても似合っており、如何にも体育会系といった雰囲気が溢れており、パッと見の印象は厳しい女教官といった感じだ。


『それでは、私たちは校長室に用があるので…………ぐえっ』


『待て』


扉と先生の間の細い隙間をぬっていこうとしたところを、首襟を掴んで引き戻される。


…………リア、「私たち」って言っちゃったよね?


今ならまだ私がここに居るってこと気づかれて無さそうだから、このまま隠れていようかな。

良い印象を与えに来たはずだったのに、このままでは第一印象最悪だよ……………。


『お前、春休み中に無断で来ていいと思ってんのか?』


『あい、すいません』


『それと………………』


先生の鋭い視線が隠れて様子を見ていた葉菜の視線とピッタリ合致した。


『お前の連れは、あいつか?』


バレた。

みなさまこんばんは!イロハです!

あるいはおはようございますこんにちは!


物語も99話までやってきました。

次の投稿はいよいよ100話ですね…………。

かといって何か特別なことをする訳でもなく、

今まで通りの投稿をするだけですが(笑)


ここまで来ていながら、じゃんじゃん

新しい設定が思い浮かんでげんなりしてます。

ねじ込めそうならば物語にねじ込み、

無理そうであれば泣く泣く諦める……………と

いった行動が最近増えてきています(苦笑)


それでは、今回はここで終わります。

ありがとうございました!

次回の100話でお会いいたしましょう!


※Twitterもあります!

https://twitter.com/iroha_TETUHANA


【次回投稿予定日は 4月26日 22日 です】

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