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ブレイブリバース!~二人で魔王倒せるの?会社員なゲーマー勇者と器用貧乏な吟遊詩人が、データ通りじゃないRPG異世界(101周目)を独自ルートで攻略した話~  作者: 鳴海なのか
第1章 初めての街、初めての仲間

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第14話「時には、休息も必要です(1)」


 俺とテオはダンジョンへと潜ることに決めた。


「ええっと、今の俺でも行けそうなダンジョンとなると――」

「まぁ『小鬼(こおに)洞穴(ほらあな)』だね☆」 


 ゲームでは、この近くの山の(ふもと)にある全10階層のダンジョンだ。

 名前の通りゴブリン系の魔物だけが出現する。


「……何でそう思うんだ?」

「敵がそんなに強くないから、冒険初心者でも潜りやすいんだよ。そのぶん大したドロップ品は出ないけど……だから潜るのは、たまに魔物の数を減らしにいくベテランか、戦闘訓練したい初心者がほとんどって感じかな」


「『攻略推奨LV』は?」

「確か、LV5だったかな~」

「やっぱり現実(こっち)でもそうなのか……」


 このあと、テオに色々と聞いてみた結果。

 現実とゲームでそこまで大きく差異が無さそうだと分かった。


 テオがLV38なことをふまえると、危なげなく2人で攻略(クリア)できそうな気がする。





 ちなみに、現在の俺のステータス――偽装なしのもの――がこちら。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

名前 タクト・テルハラ

種族 人間

LV 2 → 7


HP 78 / 58 → 78

MP 54 / 32 → 54


物攻 34 → 58

物防 23 → 33

魔攻 12 → 32

魔防 23 → 31


■状態

発動中【能力値倍化LV5★】(HP+39、MP+27、物攻+24、物防+9、魔攻+16、魔防+8)


■称号

勇者、世界を渡りし者、神の加護を受けし者


■スキル

光魔術LV1、剣術LV1、能力値倍化LV5★、収納(アイテムボックス)LV1、技能(スキル)習得心得LV1、鑑定LV1、神の助言LV1、言語自動翻訳LV1、攻略サイトLV1、偽装LV1、≪NEW≫防御LV1


■装備

手作りの片手剣(物攻+10)、ミスリルバックラー(物防+15、魔防+15)、布の服、革のブーツ、ある旅人のマント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 スキル【防御LV1】は、鍛錬初日に新しく習得した。

 剣や盾での受け流しやガード・回避などが成功しやすくなる効果がある。


 習得条件は「一定回数以上の防御に成功すること」ってことで、テオとの剣術練習のときに自然と覚えた感じだな。



 なおパーティを組んだ際、テオへは“本来の俺のステータス”を開示済み。

 ただし【攻略サイト】【神の助言】については、この世界(リバース)の人間へは説明が面倒だという理由で、それっぽくごまかしたけど。




「だったら早速、明日出発するってことでいいか?」

「ううん。明日は休も!」


 テオが首を横に振った。


「……珍しいな、テオがそんなこと言うなんて」

「遊びじゃないからね。訓練で疲れたまま突入するのは怖いかなぁ……あと食料とかアイテムとか揃えないとだし、パーティとしての戦略も立てておきたいし」

「なるほど。準備のための1日ってわけか」


 ゲーム内では神様の調整が効いていた。

 そもそも「疲れる」なんて概念は存在しなかったし、食事や睡眠も不要だった。


 だが現実じゃ、そんなわけにもいかないか。




 テオと相談して、翌日は訓練を休んで丸1日を準備にあてる日に。

 翌々日の朝にダンジョンへ向けて出発することに決めた。


 いくら初心者向けとはいえ、初めて潜るとなると先は全く読めないわけで……。


 ……しっかり準備をするに越したことはない。




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