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不死身野々香(フジミノノカ)
さて、この話しでは長い前置きはやめておこうかな?ってぼくは思うんですよ。傍観者で中立者な、ぼくの話しは長いですし?
それより彼女の話しをしましょう。そう、もう眠ってしまった不死身野々香は話せないので、かわりにぼくが話します。ええ、ですから。多少の誤差は許してくださいね?
ぼくの化身としての長い人生、その中でも色鮮やかな記憶であり記録です。
とある田舎で、彼女とぼくは知り合いになりました。
それである日、いつも元気で好奇心旺盛な彼女が、顔を青白くさせて震えていましてね?何があったのか聞いて見ると、山中で昔の恋人を見たって言うんですよ。
彼女、意外にも幽霊が苦手だったみたいで。オカルト系の記者をやってるはずなんですよ?ふふっ。つい笑ってしまってぶん投げられました。




