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星間航路の旅人  作者: 水縹
旅の終わりに
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7 とどく

セイレン→オリビア

コンバイン✕2

ランドルフ農園


大型の農業機械の輸送クエスト。人形ロボットに特化しているが、農業機械や医療機械もセイレンは取り扱っている。


衛星ジャスミンに寄港し、受け渡しを終えると、シオはクエストに目を通す。


「・・・まだある」


「なにが?・・・あ〜」


ルビールビィ

積載コンテナ✕1

内容・生地

ヴィシュワ製作工房


ルビールビィの宇宙港閉鎖でここに降ろし、行きに置き去りに出してきたやつだ。


「すいません。ルビールビィの衛星港どうなりました?」


「ストライキは継続中です。大規模取引は現在停止ですが、クエスト専用港のシルバーは開放されてます。荷卸が出来るだけで、補給停泊は出来ません・・・そういう現状なので、オリビアではルビールビィの新規のクエストは受付していないのですが、ラインリールからの仮止めの物が残っています」


「それなら・・・まあ、置いとくのも忍びない。受けるけど、いいな?」


「何ヶ月も待って、かわいそう」


補給と排水メンテナンス、そして買い出しの為に1泊してシュガーソルト号はルビールビィに星間ワープした。


「生鮮食料品は日持ちしないのが難点ですけど、豊富にあると楽しくなります。大豆製品もあって助かりました」


オリビアでは地球の調味料も各種製品化され、伝統レシピとセットで販売もしてる。


自身のルーツを求めるブームが一定期間置きに発生するので、地球と同じような作物や調味料は需要があり、空域を網羅する販売網を持つ。


「セイレンで買った炊飯器を使った鶏とキノコの炊き込みご飯。胡瓜の浅漬け、青菜のお味噌汁、コーンと玉ねぎと人参入りの豆腐ハンバーグです」


調味料が揃い、食材も豊富に揃ってきたのでシシンは狭いキッチンでランチ定食を作った。


シシンとしては昆布や若芽、かつお節が欲しい所だが聞いても分からなそうな3人に相談するのは止めて、最近空域のチェックをしているガブリエルに調べてもらっていたりする。


「スッキリした味がする」


「ご飯が軽い」


「胡瓜好き〜」


「漬物とご飯おかわりありますよ」


フォークで食べていたガブリエルは食事の風景に気がついた事がある。


「・・・皆、箸が上手いな」


「ステラ空域は箸普通に使えていた」


「ジエルも使えていたかな」


「家も食堂のとこ、箸・フォーク・スプーン・ナイフが用意されてた気がする」


「なるほど」


月面都市はフォークとスプーンがメインで使われていた為、箸は使ってこなかったが練習したほうが良さそうだ。フォークを置きに、慣れない手つきで箸を使うガブリエルに、シオが言う。


「誰が何で食べていても何も言われないと思うぞ」


気にしてる風のガブリエルを不思議そうにしていた。


漬物をおかわりしたユージンが、フォークでいっぱいぶっ刺している光景を見よと。




ルビールビィの衛星シルバーでは、ある人物が待ち構えていた。


ヴィシュワさんだ。


到着して荷卸が済むや現れコンテナを抱きしめた。


「待っていたよおおおお!」


大人がエグエグと泣くほど待たせて申し訳なさが込み上げてしまう。


「良かったですね先生!銀コレに何とか間に合います!」


コンテナを怒涛のごとく持ち帰る姿に圧倒されていると、宇宙港職員が駆け寄ってきた。


「お騒がせしました。デザイナーのヴィシュワ先生です。惑星ジエルの銀河コレクションに初参加でその材料の生地だったらしくて・・・あの人の熱意がシルバーの開港をさせたと言っても過言ないくらいです」


「あぁ、あの大規模なファッションショーの」


「シルバーでは毎日ストライキと政府間の交渉に単独で抗議をするような三つ巴状態のカオスでした」


遠い目をした職員は何を見たのか。


「ルイ、ジエルでモデルとか・・・やらないか」


「服が負けるからモデル向きじゃ無い」


ルイはさらっと言ってのけた。




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