如来ストリーム FAQさん
皆さん、こんばんは。
素敵なゲストと、素敵な時間をお届けする、如来ストリーム。始まりましたね。
今回のゲストは、この方です。
プロデューサーの内面に鎮座すると言う、破戒小坊主のFAQさんです。
よろしく、お願い致します。
「あ、どもども。先程ご紹介に与りましたFAQっす。夜露死苦おながしゃ~す。」
いや、FAQさん、いきなりですが、出落ち感が半端ないですね。
まあ、折角ですから、リスナーの皆さんに、自己紹介してもらっても宜しいですか?
多分、リスナーさんも、戸惑っていると思いますので。
「あ~、僕は、プロデューサーが、たったの3分で作り上げたと言う、破戒小坊主ですよ〜。」
「そもそも、プロデューサーって、めちゃくちゃ目立ちたがりで、前に出たがりなんすよね。」
「でも、さすがのプロデューサーも、この配信に、直で登場する事には、まだ抵抗があるみたいなんですよね。」
「だから、今回は、プロデューサーの内面の粗暴で、無邪気な側面にスポットを当てまして、こうして破戒小坊主FAQさんとして、この配信に参上した次第でござる〜。」
「で、その時のキャラクター練り上げ時間が3分なのでした〜。」
「でも、侮るなかれ。こう見えて僕は、かなり出来る奴なんですよ?」
いや、侮るなかれって言われても、出来上がりに3分って、カップラーメンじゃないんだから。
「まあ、3分ありゃ、そこら辺の怪獣くらい余裕で倒す事が出来る時間ですからね?」
ちなみに、FAQさんは、プロデューサーの一つの側面なんて仰いましたよね?
「そうそう。僕は、プロデューサーが、人から、傲慢に見える要素、生意気に見える要素、意地悪に見える要素を担当してる、まあ、人間なら誰でも持ってる、わがままで、自分勝手な人格だよね。」
「だから、大人になれない、幼稚な姿をしてるんすよ。」
私は、てっきり、別人格と言うと、幼少期に受けた心的外傷によって生み出された幼児的な人格の事を想像してしまいました。
「ああ、人って、子供の頃に、心に、めっちゃ深い傷を負うと、傷付いた自分は、そこで時を止めちゃうよね。」
「つまり、僕と言う人格は、プロデューサーの心の傷って言いたいんだよね?」
ああ、そうです、そうです。
「それとは別だね。僕は、好奇心にも直結してる、人に元々ある活発な幼児性だからね。」
FAQさんは、先程、子供の頃に心に深い傷を負うと、時が止まってしまうと言う、とても気になる事を仰っていましたね。
では、そうした心的外傷によって、時が止まると、その人は、一体どうなってしまうのでしょう?
「大人になって、精神的に成熟していれば、心の傷なんて、よっぽどでないと残らないんだろうけど、さすがに、子供の頃だとね。」
「その子の精神には、とても受け入れられないような、酷い出来事が起こったりすると、その子は、その傷付いた自分の時を止めて、無かった事にしてしまう事が、よくあるんだよ。」
それは、何故ですか?
「そりゃあ、幼い子供は、幼いなりに、心に傷を受けたままだと、世の中に適応出来ない事を、本能的に悟ってるからだよね。」
「だから、その傷に蓋をして、そんな事は、元々なかったって事にしてしまうんだよ。」
「だけど、その傷自体は、無くなった訳でも、癒された訳でもないよね?」
まあ、そうですね。単に蓋をしただけですから。
「そうすると、潜在意識に埋もれてしまった、その心の傷が、のちのちになって、自分の自意識に攻撃を仕掛けてくるんだよ。」
ええ、その攻撃と言いますと?
「簡単に言えば、可哀想な僕や私を忘れないで!って言う、まあ、悲痛な叫びなんだろうね。」
「無気力に苛まれたり、突然、どうしようもない怒りが湧き起こり、自分を上手くコントロール出来ないなんて人は、こうした、幼少期に受けたトラウマが癒えてないって場合が、往々にしてあるんだよね。」
う~ん。確かに、そうした人は見受けられますが、そうなんですか?
「潜在意識が、自意識の足を引っ張るなんて事は、普通にあるよ。」
「大事な時に、自分には無理だとか、自分なんてちっぽけだみたいな事を、どうしても考えちゃう人って、何処にでもいるでしょ?」
ああ、確かに。
いや、FAQさんは、小坊主のわりには色々知ってるんですね?
「そうでしょ?小坊主のわりには知ってるでしょ?って、大概、失礼だな、あんた。」
「さっきも言ったけど、僕は、プロデューサーの傲慢に見える要素、生意気に見える要素、意地悪に見える要素な訳だよ。」
「小坊主が、知った風な口を利いたら、生意気に見えるでしょう?」
「でも、それは、単に見た目だけの話であって、僕は、プロデューサーの数ある精神の一部分なんだから、実際は中年ですよ。中年のおっさんですよ。」
「そこが、僕と心の傷によって生み出された人格との違いだよね。」
なるほど。
話をまとめると、その人の足を引っ張る内面の幼児性は、実は、幼少期の心的外傷によって、産み出されたものであると言う事ですよね。
「そうだね。そうした、癒されずに取り残された子供の人格を抱えていても、良い事は何もないよ。それは分かるよね?」
そうですね。心理的なトラウマを抱えているって事ですからね。
「そう。だから、そう言う場合は、さくさく癒してあげて、今の自分と統合出来るよう手伝ってあげるべきなんだよね。」
では、どうすれば、そうした子供の頃の自分を癒してあげれますか?
「まあ、その存在に、気が付いてあげる事だよね~。」
「人は、普通に生きていれば、そんな存在が、自分の内面にいるなんて、気付きもしないだろうから。」
そうですね。
「でも、今の世の中で、傷付かないで育つ子供なんて、いると思う?」
まあ、褒め惜しみされて、比較されて、良い子になるようにと努力を要求される社会ですからね。
「子供にとって大人、特に親は、神さまみたいなもんだよ。」
「親から受けた仕打ちは、忘れたつもりになっても、根が深いから、深刻な問題に発展する事だってあるよ。」
「だから、そうして傷付いて、蓋をされて、忘れられてしまった、そんな自分に、気が付いてやって、それを表に引っ張り出してやれば良いんだよ。」
恐らく、幼少期のトラウマに苦しめられている人って、世の中には沢山いると思うんです。
表に出してやるなんて事が、本当に出来るんですか?
「出来るよ。そもそも、潜在意識って、自意識よりも強力なんだよな。」
「だから、自意識で潜在意識に働きかけようとしても、大概は、無駄な努力ご苦労様って事になるんだよ。」
「そう言う場合は、潜在意識を自意識まで上げてやるしかない。」
つまり、内にある子供の自分を表に出してやるって事ですね?
「そうそう。でも、潜在意識が自意識まで上がってくると、現実的には、かなりキツイ出来事が起こるけどな。」
そうなんですか?
「そりゃあ、そうだろう。まあ、それは、かつての自分が癒される為のプロセスなんだけどね。」
キツイ出来事が起こるのは嫌ですよ。
「まあ、大人になって、精神的に成熟してるんだから大丈夫でしょ。」
「まあ、それでも嫌なら、潜在意識の浮上に伴う出来事の負担を軽くして、更に、潜在意識を自意識の領域まで、押し上げてやる為のセラピーに、箱庭療法ってのがあるよ。」
箱庭療法ですか?
「そう。箱庭療法。ユング心理学を応用した遊戯療法だよ。」
「おもちゃを使って、箱庭の中で自分の世界を作るって言う、お遊びなんだけど、この箱庭療法を、侮るなかれ。」
「箱庭の中で、自由に遊んでいると、いつしか、箱庭は、自分の内面の表現になってしまうんだよね。」
「その箱庭の中は、自分でも気が付いていない、自分の心の投影なので、そうして形にしてあげるだけで、潜在意識は浮上し易くなるし、箱庭の中で問題を解消してあげれば、自分の現実も変わるんだよ。」
そんな事で、現実が変わるんですか?
「自分の内面の投影が、現実でしょう?
だから、昔の偉い人は、外を変えようとしてもコスパが悪いので、まずは、自分を変えましょうって言ったんだよ。」
「自分の内面が変容すれば、自分の現実も同じように変わっていくのは、当たり前の話だと思うけどね〜。」
それは、なかなか面白い話ですね。
特に、自分の力で潜在意識を変えていけるってのが良いです。
「まあ、箱庭療法は、セラピストの見守りは、絶対に必要なんだけど、結局、答えを知っているのは、自分だけだし、問題を解決出来るのも自分だけってのも面白いよね。」
箱庭療法か。
かなり、興味が湧いて来ました。
「箱庭療法は、比較的に、ポピュラーな心理療法だから、詳しく知りたいなら、いくつも専門書が出てるよ。」
「不思議なもんで、自分には問題がないって思ってる人ほど、問題を抱えているものだから、箱庭療法は、教師や、医療、福祉みたいに、人と深く関わらなければならない人なんかにも、とても有効だと思うよ。」
いやあ、最初の出落ち感が半端なくて、どうなる事かと思いましたが、なかなか、潜在意識を変容させる手法にまで、話が発展したのは、思いがけず良かったと思います。
FAQさんは、思ったより良い人なんですね。
「まあね~。この配信の内容に話を合わせてみたんだけど、慣れない事したから、くたびれたでござる〜。」
お疲れさまでした。
それでは、次回も、お会いしましょう。
如来ストリーム。
「それじゃ、まったね~。」




