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華
記念すべき1話目です。
わーい。
私は、ある人に仕えている、しがない執事だ。
なぜだろうか。最近、庭にあった白い薔薇が、赤く染まった。
まあ、それはそれで美しいのだが、なぜなのだろうかと疑問に思う。
確か、先月の3日ごろだったはず。
そういえば、そのときちょうど、奥様がお亡くなりになられた。正確に多少の難はあられたが、
旦那様は、それでも彼女を愛しておられた。
もしかしたら、奥様が霊となり、薔薇となって、旦那様を見ているのかもしれない。
私は、ある方に仕えている、庭師である。
ある日、庭にあった雪のように白い薔薇が、血のように赤く染まった。
私は疑問に思った。そして考えた。
レインボーローズ。それは、自然には存在しない虹色の薔薇。
それぞれの根っこから、白い薔薇に色水を吸わせて生み出す、奇跡の薔薇。
私は庭を掘った。庭師として、これはあるまじき行為だが、好奇心には代えられない。
そういえば、あの美しい桜の根元には、死体が埋まっているという。
鈍い音が響き、庭の白薔薇が赤く染まった。




