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畑の一角の「ゴソゴソ」と、絶対的な信頼にゃ!
ニナの妊娠が発覚してからというもの、影の総大将キラ(シロ)は、大豆畑のさらに奥、人間も猫もめったに立ち入らない密林に近い一角で、毎日トコトコと怪しげに「ゴロゴロ」「ゴソゴソ」と動き回っていた。
「おい、総大将が最近、畑の隅の茂みで何やら大掛かりな作業をしておられるみたいですニャ……」
「副校長、見に行かなくていいんですかニャ?」
学校の猫たちが不思議そうに囁き合うが、ボス副校長は誇らしげに胸を張った。
「馬鹿野郎! 総大将のなさることに、一ミリの狂いもあるはずがないニャ! 俺たちは大人しくおトイレのマナーを守って、猫豆をしっかり育てるのが仕事だ!」
そう、誰もキラの行動に疑いを持たなかった。キラは【空気の密度・温度管理】をその一角だけにピンポイントで整え、大気の湿度と温度を「ある生き物」の繁殖に最適な極上の環境へと完全に整えていたのだ。




