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転生したら子猫だった  作者: こっちのあっきー


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本当のパートナーと、満開の笑顔にゃ!

 かつては冷害にあえぐ一地方の町に過ぎなかったこの地は、今や『猫の国』の首都として、世界で最も豊かで神秘的な美しい大都市へと発展を遂げていた。


 人間と猫。二つの種族が完璧に手を取り合い、声を通わせ、互いの力を補い合う、本当のパートナーシップがここに完成したのだ。


 満月の夜。町で最も高い『学び舎』の時計塔のてっぺん。

 キラは、成長と覚醒によってより一層美しく艶やかな黒毛を輝かせるりなと、並んで夜風に吹かれていた。りなが楽しそうに尻尾を振るたびに、月明かりの中で小さな光の蝶のような粒子が舞い散る。その光景は、彼女が単なる魔法猫マギ・キャットの枠を超え、いつか自分と同じ『精霊』の領域へと昇華するであろうことを予感させた。


「お兄ちゃん、見て! この町が、こんなにキラキラしてるの!」


 りなはキラのフワフワな白い体に、これ以上ないほどの全幅の信頼を込めて「すりすり」と寄り添い、嬉しそうに喉を鳴らした。


 前世で孤独の極みを歩んでいたキラにとって、隣で自分を頼り、共に歩んでくれるこの小さな黒猫の存在は、何物にも代えがたい「魂の半身パートナー」となっていた。


(ああ、どこまでも美しいな。俺の観察眼と、お前の魔法。そしてこのもふもふのネットワークがあれば、どこまでだって行ける)


 眼下に広がる、灯火に満ちた幸せな『猫の国』の景色を見つめながら、キラはりなを優しい腕(前足)で引き寄せ、これ以上ないほどの「ニッコニコの笑顔」を浮かべて、幸せいっぱいに目を細めるのだった。


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