53 仕事熱心な女の子
クレスとイネスの案内で朝からオークション会場に向かうことになった
庶民が出品する一般の会場と 貴族等が出品する金持ちの会場は違うようなので 良い商品が出品される お金持ちの会場に案内してもらうことにした
こちらの会場はクレスとイネスも初めて行くそうだ
オークションは毎日行われているので 欲しい物があるなら 小まめに通う必要があるそうだ
やはり欲しいのは エン道具か アイテムかな
後は珍しい指輪が あれば欲しいかな
オークション会場の入り口横には
今日出品される物のリストが張り出されていた
一般会場の入場料は1人5百エンだが
こちらの会場の入場料は1人10万エンと高い
入る前に今日出品される物をリストで確認できるので気に入った物があれば入ればいい
リストを見ていると
2つ凄い物があった
空飛ぶ絨毯
そして転移の杖
絶対に手に入れたいよね
やはり旅の始まりは歩きだけど
馬を手に入れて
空飛ぶ乗り物を手に入れて
そして転移移動だよね
この2つを手に入れば クリアまで後一歩かな
人生にクリア何てないかもだけどね
入場料を払って中に入ると出品の詳しい説明が聞けるそうなので 説明を聞くために10万エンを払い1人で中に入ることにした
クレスとイネスは外でリストを見ているそうなので
ちゃちゃ達をお願いした
受付に行き 空飛ぶ絨毯と転移の杖についての説明を尋ねた
「空飛ぶ絨毯の落札予想価格は2千万エンくらい」
おっ 安い
「魔道具の機能がついていて 魔力を注ぐことで絨毯を空に浮かすことが出来る」
う~ん 魔道具か エン道具の方がよかったが
まあ 仕方ないよね
「絨毯の上に何か乗せると浮かすことが出来ない」
はあ なんだ それは
「美術品として貴族に人気があります」
は はずれか
まあ 転移の杖さえあれば問題ないか
「転移の杖の落札予想価格は20億エンくらい」
まあ 予想の範囲 いや 安いかも
「強い魔力の魔法使いが持つことで
一度入ったことのあるダンジョンの入り口に
転移が出来る」
街じゃなくてダンジョンなのか
まあ 各地にあるらしいから 役に立つよね
「優秀な魔法使いならレベル100以上になれば
使うことが出来ると言われている
もちろん 魔法使いでなくても
魔力が同じくらい強ければ
使うことが出来る」
えっ レベル100って
魔法使いじゃなければ……
ちゃちゃ達なら レベル100以上
いや レベル200とかまで上げる必要が……
これも 外れなのかな
「ただし 英雄の賢者様のように強い魔力があれば
レベル100前でも使うことが出来るそうです」
あ~ ようするに 使えないってことね
まあ とりあえず落札して持って置いても
損はないかな 使えないだろうけど
はぁ 期待して損した
転移の杖のオークション開始まで まだ時間がある
絨毯で思い出したよ
ベットを買うって決めていたね
それとお風呂も欲しかった
クレスに案内してもらい まずはベットを見に行く
店内には沢山の高級なベットが
ばにらとちょこがはしゃいで
ベットに飛び乗って遊んでいた
可愛い
って思っていたら
店員のおじさんが出てきて 怒られてしまったよ
俺達が悪いんだけど……
感じ悪かったので違う店に行くことにした
クレスが次に案内してくれた店は
工房が横にあり
オーダーメイドのベットも作れるそうだ
さっきの店より値段は高いようだが
店員さんは優しい
ばにらとちょこがベットにダイブしているけど
どうですかって 奴隷の首輪がついている2人に丁寧に接客してくれている
ばにらとちょこは気に入ったベットの上でごろんとして とても可愛い
ここで買うしかないよね
ちゃちゃも気に入ったベットがあったら買うから
ダイブさせてもらいなよ
って 俺が言うと店員さんは苦笑いしてたけどね
ちゃちゃも気に入ったベットを見つけたので
「とりあえず 3人が乗っているベットと
あの大きなベット そしてあのベットをください
そうだ 予備に そこのベット3つもお願いします」
「料金は1千2百万エンになりますが」
店員さんは ちょっと言いづらそうにいった
俺達の服装を見れば ある程度は持っていると分かるだろうが皆 若いからね
俺は気にせずに
「今言ったベットにセットで付いている布団をそれぞれ10セットお願いします」
大きな宿に行くと
エン道具の洗濯道具があるので
お金さえ払えば洗濯してくれるけど
旅は長いからね
「合わせて2千万エンになりますよ」
「じゃあ まずは これで 俺は収納出来るので
布団もここに持って来てくださいね」
お金を渡すと少し驚いた顔をしたが
テキパキと用意してくれた
他にオススメを聞くと
工房を見せてくれることになった
工房に行くと
おっ
確かにオススメだね
金髪でポニーテールの良く似合った女の子がいた
鑑定すると
ジャンヌ 16歳 レベル1
見習いかな
可愛い女の子のことを聞くと
この店員さんの娘だった
おとうさまって言ったら苦笑いされたけどね
ジャンヌのオススメのベットを3つください
って言ったら また おとうさまは苦笑い
ジャンヌが選んでくれた3つのベットを買うことにしたけど
その前に寝心地だよね
おいで ジャンヌって
ベットに寝転がって言うと
ジャンヌは笑いながら横になってくれた
俺がふざけて布団を掛けると
ジャンヌはにっこりと微笑み
布団の中でキスをしてきた
おっ 魅力値効果~
おとうさまがすぐ横にいるので
ドキドキだけどね
クスクスと笑いながら ジャンヌは布団から出て
後でねって また微笑んだ
おとうさまはため息をついてたけどね
同じく 布団を10セットづつ買い
6百万エンを払った
ジャンヌが自ら おとうさまに
こんなに買ってくれたんだから
一緒に食事に行ってもいいでしょ
って言ってくれたよ
おとうさまが遅くならないようにって言ったら
もちろん 泊まりよ って言ってクスクスと笑った
ジャンヌに夕方に迎えに行くと言って
俺達はオークション会場に向かった
俺は既に入場料を払っているので
俺とクレスが2人で中に入ることになった
お金はあるけど10万エンは高いからね
イネス達は外のカフェで待っていてくれることになった
クレスの入場料10万エンを払い 中へ
転移の杖の番になったので
俺はすぐに30億エンと叫んだ
会場はシーンと静まり返り
……
しばらくして
落札です
だって
あれっ 高すぎた
お金を払う時に聞いたんだけど
最低入札価格を最初に言うのが常識だって
そういえば 10億エン~って書いてたような
まあ 手に入れたので問題ないだろう
イネス達の入場料40万エンけちったのに……
まあ いいだろう
カフェに行くと おやつというより
この量は
完全に食事だね
6人テーブルの上に沢山のケーキが置かれていた
この店は王都でも有名らしい
イネスが俺に全部注文して置いたからね
って言ってきたけど いったい
周りの客が俺を睨んでいるようなのは なぜ
店員さんが伝票を俺のところに持って来たので
見ると53万エンって
1つの値段はそんなに高くないのだが……
数がね
しばらくすると 更に大量のケーキが運ばれてきた
が全て クレスの分だって
皆 既にアイテムボックスに収納しているそうだ
あれっ 俺の分は
美味しそうだよなぁ 俺も収納して置こうかな
しかし 注文すると全て売り切れだった
イネスが今からデートなんでしょって
むくれた顔で言ってきた
まったく まあ そんなイネスの顔も可愛いけどね
明日はイネスとだね
ジャンヌと食事をして ジャンヌの所で作られているベットが置かれている宿に泊まることにした
仕事熱心なんだろう
遅くまで機能を
2人で
……




