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異世界転生 魔法の使えない最強の魔法使い  作者: あつし
1章 仲間を求めて 仲間と共に
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31 潜入


犬の獣族の領域に入って7日目


おっ これは 街まで近いかもな


俺は森の中に整備された道を見つけた

道は北にも南にも真っ直ぐにどこまでも続いて見える


いや


北の方には


あれは塀なのか


俺とちゃちゃは森の中を進み 北を目指した


しばらくすると森が途切れて広い平地が


街が見えた


高い塀に囲まれた街 門の回りは見晴らしがいいので近づけばすぐに見つかってしまうだろう

見たところ戦闘の形跡がないので俺達の方が早く着いたと思うが 


さて どうする


この中に亜人の女の子が 

いや 俺の仲間になる女の子がいるかも

1人なら塀を越えることが出来るがちゃちゃには無理

危険だよな

とりあえず 正面は無理 側面かな


側面に回ると見張りはいないが見晴らしがいい

塀の上に隠れて見ている者がいればすぐに見つかってしまうだろう

危険かも知れないが……ちゃちゃをここに残して1人で忍び込む方がいいか 心配だけど


「ちゃちゃ 俺が1人で忍び込むから 1人で ここに隠れていられる」


ちゃちゃはコクりと頷いた

せっかく来たんだ 今更帰るなんてないよなぁ 獣族狩りの集団がこの街に向かっているのでチャンスだろうし 他の奴に捕られるなんて嫌だしね

行くか 行くなら夜だな


夜までちゃちゃと寄り添って寝ることにしたが

ちゃちゃは可愛いのだ

……






少しは寝れたかな 俺達は起きてすぐに食事をした


ちゃちゃの頭を撫でて そしてキスを


さて 行きますか ちゃちゃのことは心配だけど 連れて行く方がもっと危険だ 何度も自分に言い聞かせる


「ちゃちゃ 見つかって勝てないと思ったら逃げるんだよ ちゃちゃは奴隷だから降伏しても危害は加えられない可能性もあるから逃げられないなら投降してもいいからね 生きていれば必ず俺が助けるから 武器はどんどん使って回収しないで逃げていいから それから え~と わぁっ あっ」


ちゃちゃが俺に抱きついてキスをしてきた


そしてニッコリと微笑んだ


心配しすぎかな ちゃちゃは強い 大丈夫だ


「ちゃちゃ 行ってきます」


ちゃちゃは微笑み 手を振ってくれた



俺はちゃちゃを残して街に向かう


見張りは……いない


俺は塀の下まで走る


よし ここからでいいだろう


俺は街の側面の壁をジャンプして飛び乗る


見渡したが 塀の上にも見張りはいない


暗いが 月明かりで街の全体が見えた なかなか大きな街だ 犬の獣族が作ったのだろうか……人の街とそんなに変わらないように見えるが……

どうする やはり あの大きな建物を目指すか……

40坪程の建物が沢山ある中で 街の中心に1つだけ大きな建物がある

俺は塀から飛び降りて慎重に進んで行く


気休めにしかならないだろうが 幻影で作ったローブとマントは黒にした

これだけ大きな街なのに見張りがほとんどいない

さすがに少なすぎだよなぁ 人が攻めてきたから迎え撃ってるのかな 4~5千人って言ってたよなぁ

う~ん やはり 今がチャンスってことか


慎重に 慎重に 進んで行く


見つかれば街の獣族全員と戦うことになるかも知れない

まあ 壁を越えて逃げれば大丈夫だと思うが……

油断は禁物だよね


大きな建物は石で出来た宮殿のようだ 入り口には2人の犬の獣人が立っている

さすがに待っていても その場を離れることはないだろう

1階からは……無理だよな

周りを見渡したが 入り口の2人以外に警備はいないようだが……無用心だよね

俺は上から楽に忍び込めそうなので ジャンプして3階まで上がった

入れそうな所がないか見て回ったが さすがに全て鍵が閉まっていた

う~ん どうしよう 忍び込んだ経験なんてないし 普通はどうするんだろ

考えても仕方ないか なるべく音を立てなければいいだけだよね

俺は朱殷の杖を取り出し 杖で突いて鍵を壊した


もちろん 「ドガッ」って大きな音がしたよ


中に入ると誰もいない部屋だったが……奥から声が近付いてくる

やっぱりバレるよね う~ん やってしまったか

忍者の訓練でも習っておけば……あるかは知らないけどさ


声がすぐそばまで


来る 


俺はなるべく見えないように壁により朱殷の杖を構えた


扉が開き 3人の男の獣人が入ってきたので すかさず 杖で殴りつけた 

2人を一瞬で倒したが 3人目を倒す前に叫ばれてしまった

構わずに殴り倒し 念のため紐で縛った


部屋の奥に進もうとしたが 5人の獣人が向かってきていた


どうする 今更隠れるのは無理


100%バレてる 逃げたら来た意味ないし


答えは決まってるか


扉が開いた瞬間 俺は石を投げつけた


よし 2人を倒した


残り3人だが メチャメチャ叫んでるよ


これで 隠密終了だね 既に終了していたって


う~ん 突撃


杖を構えて扉の外の3人を攻撃する


いきなり出ずに 幻影の俺を先行させて


すぐ後ろに続く


3人の獣人は幻影の俺に攻撃しようとした


その隙をついて


杖で殴りつけた


2人目も


残りは1人 これでもくらえ よし


距離があったので石を投げて倒した


さて どうしようか う~ん もういいよね

俺は堂々と扉を次々に開けて中を確かめていく

しかし3階には特に何もなかった

2階に行くか さっさと探さないと


階段で降りようとすると 10人の獣人が剣を構えて 待ち構えていた


来ないなら 俺のターンで終わるよ


幻影の光の玉で体を隠して 次々に石を投げつけた

上から下に投げれば威力も上がる 待ち構えているのも都合がいいしね

次々に倒れていき 逃げ出そうとした獣人も後ろから石を投げて倒した


2階に降りると 1つの部屋の前に2人の獣人が守っていた


明らかに大事な物がありますよって教えてくれている


お言葉に甘えて 中の物を頂きますか


「毛像氷牙」


幻影のマンモスが獣人2人に突進する

それに合わせて氷柱を投げつけた 1人目に氷柱が当たり 2本目はタイミングが完全にずれたが仕方がない 大きな氷柱は2本同時に投げられないので 他の幻影にした方が良かったか まあ 倒せたからよしとしよう



扉を開けて中に入るとベットが2つ



部屋を見た感じでは



当たりだね




        女の子の部屋だ 




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