R君のセキュリティ対策
A「お前、俺のコンピュータシステムに侵入しただろ!」
R「はぁ?何言ってんだ、お前」
A「侵入された痕跡があるんだ!」
R「それだけで俺が侵入した証拠になるわけ?」
A「お前しかいないだろ!」
R「じゃ聞くが、お前のコンピュータ、OSは何だ?」
A「Windows98だ!」
R「あのな、そんなサポートが切れた、セキュリティ・ホールだらけのOS使ってりゃ侵入されて当たり前だろ!それを俺の仕業にするな、このボケ!」
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A「クソッタレめ!頭にきた!Rん家のコンピュータをクラッキングしてやる!・・・って、見つからないぞ・・・何故だ?・・・明日、再度アクセスを試みるか・・・」
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A「あれから1週間、毎日アクセスを試したけどRのコンピュータが見つからない・・・けったくそ悪いがRに聞いてみるか・・・」
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R「俺のコンピュータのセキュリティ?またろくでもないこと考えているな、お前」
A「いや・・・俺のコンピュータの参考にしようと・・・」
R「去年、クラッキング対策のためにシステムを全部更新したんだ」
A「どんなシステムだ?」
R「教えられないね」
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A「Rの奴め・・・自らの所在を秘匿する様な高度なセキュリティシステムを何時の間に開発したんだ・・・こうなったらRん家に忍び込んでこの眼で確かめてやる!」
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A「ここだな、Rの仕事部屋は・・・何だ、この厳重に施錠された書棚は・・・あのカバーがかかった机にRの新システムがあるんだな・・・どれ・・・なんだこりゃ!タイプライターじゃないか!」