偶然の賜物
B《俺だ。先日お前から届いた品だけどな、テストしたら散々な結果に終わった。特に高高度性能がなっていない。もういらねぇ》
A「ああ?じゃ、今そっちに向かっている輸送船団に積んだ分はどうすんだよ?」
B《Sに渡せばいいだろ?今、Sはあらゆる物資が欠乏している。例えポンコツでもありがたがってくれるだろうよ》
A「・・・そうかよ。じゃ輸送船団はSん家に向かわせるからな」
B《ああ、そうしてくれ。じゃな》
A「・・・」
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S「これか、訳アリの品は・・・一応テストしてみるか・・・」
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S「どうだった?」
R「確かに高高度性能は劣悪だ。しかし、中高度までなら速度と運動性は良好だ。機首に機関砲と機銃が集中しているのもいい。何よりも俺達の用兵思想に合っている。これは使えるぞ」
S「よし、Aに追加を送れと催促しよう」
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S「・・・という事だ。By、これから機種転換訓練をしてくれ」
By「何よ!私にポンコツに乗れって言うの!」
R「俺はこいつを何度もテストした。確かに高高度性能は劣るが、そもそも俺達の作戦空域は中高度以下だ。高高度性能は考えなくていい。逆に中高度以下なら優れた性能を発揮する。俺達の用兵思想にも合っている。積極的に使うべき戦闘機だ」
By「R兄さんのお墨付きなら喜んで。で、初陣は何時?」
S「機種転換訓練終了後、直ちにだ」
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By「へぇ~、この子、思った以上にレスポンスがいいし素直じゃない・・・これは出撃が楽しみだわ」
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N「何だ?あれはBがお払い箱にしたポンコツ・・・行きがけの駄賃だ」
By「よ~し、殺っちゃいますよ!」
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By「勝ちましたぁ!」
N「何故だ・・・何故ポンコツに・・・」
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N「今度こそ・・・くそぅ、また負けた・・・」
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C「確かに、P-39程評価の分かれる戦闘機はないね・・・」
R「BやAにとっては駄作だが、俺達にとっては優秀な戦闘機だった」
C「何でも使い方次第だね」
R「そゆこと。カタログデータだけで優劣を語るなんてバカのする事だ」




