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第59話 おっさん秘密基地につく

前話のあらすじ:暗闇の中を走った

 さて、学園についてから旧館に着くまでが長かったが、ようやく目的に着くことができた。

 なおかつ、裏道を使っていることで、相手にバレずにやってこれたと思っている。

 ここまでも魔法は使ってこなかったが、今後も使わないようにして、隠密行動を引き続き実施しようと話し合っているので、セインもわかっているだろう。

 

 扉を開けると、目も前には本棚があった。

 

 どうやら、本棚で隠していた見たいだな。

 時間が経つと場所も変わってしまいそうだが、念のためマークでもしておくか。

 と思ったが、本棚に傷をつける訳にも行かないし、魔法を使ってマークをつける訳にも行かないことに気がついたため、マークはなしの報告だな。


 まあ、宿敵をぶっ飛ばすことが出来たら、魔法も使うことが出来るようになるので、帰れないとかなどの問題はない。


 にしても、周りを見渡すと本当に本棚や階段といったものが動いている。

 これじゃあ、探す前に自分たちが迷わないことで一苦労をしそうだな。


「セインはどこから探すつもりなんだい?」


「ああ、確か秘密の部屋について姉さんに過去に聞いたことがあるんだ。まだ子供の頃の出来事だから細かくまでは覚えていないけどな……」


「師匠がここに精通をしていた?

でも、考えてみればミクヴァの本などはここから持ってきたと思えば不思議ではないのかもしれない」


 1つずつ、部屋みたいなところがないか探していくしかないのか?

 でも、そんな方法だといつ見つける事が出来るかわからないだろう。

 なら、二手に別れて捜索をするか?

 それでも効率は悪いだろうし、なにかあった場合に対処が遅れるだろう。


 なにかいい方法はないのだろうか……。

 相手の気配を辿る方法が、なにかないのだろうか……。

 例えば、エリクサーを盗んだのだからエリクサーを追う事が出来ればいいのだが……。

 待てよ、全くもって知らないものを追いかける訳じゃなくて、自分達が作成したものを追いかけるのか……。

 あー、でも魔法を使う訳にも行かないからダメか……。


「どうやって見つけようか……」


「そうだな、とりあえずいくつか分かっている秘密の部屋を調べよう。いくつか判明している場所を教えてもらったから行くことが可能だ。それに、その場所の共通点を見つける事が出来れば、悪神の手下がいる場所にも繋がるかもしれない」


「そうだね。じゃあ、そうしようか」


 セインが亜空間から地図を取り出して、見せてきたので、詳しく見せてもらう。

 どうやら、正面入り口から北に2キロくらい行った場所に1つと、西に3キロくらい行った場所に1つあるみたいだ。

 というか、本当にこの旧館はどんだけ広いのだろうか。

 外見は一緒でも部屋が広くなる、拡大化の魔法とかがかかっていそうな気がする。

 だから、見た目よりも中は巨大になっている可能性が高いと思う。


 ということは、やはり手当たり次第に進むことは時間がかかるな。

 さて、1つ目の北にある秘密の部屋に向かいたいと思うのだが、今現在に自分達がどこにいるのだろう。


「ここは正面から入って、約北に3キロの場所だから、南に1キロくらい進めばいいはずだ」


「わかった! 急ごう!!」


 出来れば会話は無い方が良いため、小声で手短に会話を済ませる。

 本棚に背を預けながら、音を立てないように走る。

 横走りに近いから、なかなか走りづらいものである。


 ん、体感だけどそろそろ1キロ走ったはずだ。

 セインも気がついたみたいで、立ち止まって周りを見渡している。

 俺も周りを見渡してみるが、特に変わった点はない。


 なにが違うんだ?

 それを見つけないといけないのだが、特に見当たらない。


「セインどこに秘密の部屋があるんだ?」


「スイッチがあるとメモには書いてあるが、わからないな」


 スイッチなのか……。

 本棚を見てみるか……。


 ん?この本棚は本の並びとかも普通だけど、違和感がある……。

 なんだ?

 なにがおかしい?


 本が微妙にこちら側に出ているのか?


 本を取り出してみると、奥にスイッチらしきものがあった。

 押してみるか……。


グゴゴゴゴッ!!


 本棚が動いているみたいだ。

 本棚がなくなり、部屋が出現した。


「これが秘密の部屋なのか?」


「そうみたいだな。入ってみるか」


 入ってみると、10畳くらいの部屋が一部屋あるだけだった。

 しかし、荷物が結構置かれており、年季が入っている。


 セインと手分けして探して見たところ、これは……父親たちの秘密基地だったのか?


「どうやら、ここは俺の父親と母親、レンの父親と母親、国王夫妻の秘密基地だったみたいだな」


「そうみたいだね。特にめぼしい物は無さそうかな」


「もう1つの方に行くとするか」


 こちらは父親達の秘密基地ということで、もう1つの秘密の部屋に行くことにした。

 だから、セシルさんは歯切れが悪い答えだったのか。

 ここは、親達の若気の至りが詰まっているので見なかったことにしよう。


 秘密の部屋を出て、スイッチをもう一度押して本棚を元に戻す。


 その後、先程同様に足音を立てないように走ってもう1つの秘密の部屋に辿り着いた。


 ん?

 中から人の声が聞こえるぞ。


「セイン、中にだれかいるぞ」


「しょうがない。中を覗いてみるか」


 扉をそーっと開いたところ、昼間に会った少女が部屋を漁っていた。

 なんでこんな時間に……?


 それに、相当焦っているみたいで独り言が凄い……。

 なにかを探しているみたいだ。

 諦めたのか、部屋を出てきた。


「隠れるぞ」


 ジャンプして、本棚の上の方を掴む。

 少女は気がつかず通り過ぎて行った。


 音を立てず、地面に降りて秘密の部屋に入ってみる……。

 先程同様に資料を探してみると、ここは師匠の秘密基地だったようだ。

 まさか、秘密基地を師匠が持っているとは思わなかった。

読んで下さりありがとうございます。


結局、遅くなってしまい申し訳ございません。

出来るだけ早くに更新出来るように頑張ります。


これからもよろしくお願いいたします。

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