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六話 「車輪の春休み 苦難の明晰夢 Ⅲ」

「あのさー、アンタさー、やる気あんの?」



目の前に、男も黙る、女神様。


ちょ、ちょっと説明させてくれ。なあ、必要だろ?何でかつったらよ、俺も状況の整理がついてないせいで理解が追い付いてねーからだよ。な?



「おい、聞いてんのかーテメー?」



(あーおっかねえ)

ションベンちびっちまいそーだ。で、説明をだな。



「……随分と、女神を舐めてくれてるみてぇだあなあ?おい」



(げえ!?雰囲気が一気に!?)

そこらのTVや雑誌に出てくるモデルよか美形でかつ陽気な雰囲気の、ちょびっと口の悪い感じのギャル(以前ちょびっと出てきた「あっちゃー」の女神だと思ったのだが)から一変。この女神さん、なんだか物騒じゃ……?



「ああ?何つったオメエ?」



(うっひゃー!これはヤバイ!)

顔つきも豹変しちゃってるし!?

ははー、大変申し訳ございませぬうぅ!今しがた、しばし、しばしお時間を!どうか、説明させて頂くお時間をッ!(いや、あの、どこの組の姐さんだよ)



「チッ、しゃーねーなあボンクラぁ。ま、アタシゃ、他のブス女神どもと違って?見た目も中身も優秀だから?優しーから?待って差し上げて、や゛・る゛・よ゛っ」



<ドゲシッ>


(ぐぁぎゃああああああ)

言い終わる刹那に股間に蹴りを入れられました。これがまた果てしなく痛いの。だが、しかし、ここでひるむわけにはいかん。って、おい待てや。今聞き捨てならねー台詞をだな……



「あ゛?〝説明の時間”をくれ、そういったはずよなーオメエはよお?なぁに間髪容れずにそれ以外の事を平ー然と頭ン中で繰り広げようとしてやがんだあ?オイ?それもアタシに反抗的な内容のをさあ?」



(ひいいいいいい)

す、すみません。私がわるうござんしたあああ。

腕を組んで仁王立ちしている女神から放たれた、あまりに荒ぶる語気と鋭利な眼光で縮み上がった俺は、即座に咄嗟に土下座する。


で、でも、おびえてなんかいねーんだからな!単に恐縮しただけなんだからな!



「チッ」



(はわわわわわわ)

この舌打ちだけで分かる気迫、マズイ。とにかくここは土下座を!



「んな事してる暇あったらさー?……さっさとやることやって、落ち着きな、ほら」



(はッ!)

前半の挑発的な抑揚加減と、対照的な後半の少々脱力気味の柔らかい物言い。な、何だ?今一瞬何かが芽生えそうになってしまったんだが……ま、また、余計なこと考えてると決死たる気概を持って受け止めねばならん文句を言われる。やめておこう。



「はよせーやァ、ボケがあああ」



(ほげえええええ、す、すすす、すみません)

うふううふう、やれやれ。で、えー、まず、我が目の前に、アユタヤなどで拝見される涅槃仏よろしいポーズでおわしますのは(っていつの間に!?さっきまで仁王立ちしてただろ!?)――「アタシゃ観光名物か?例え方がふざけてンぞ」――も、申し訳ございません(この猛虎の如き口ぶりにさっきの身振りだもん、充分いい例えのはずだろ、アユタヤは?ってそっちかーい)、えー、もう既にご存知かと思われますが、大変お美しい御顔でございまして(これはホントだぞ?俺もびっくりの)、えー、そしてまた非常に慈悲深い(これはえーっと、し、知りませぬ……)女神さまがいらっしゃられた訳であります(まさかな、あの陽気なギャル系ボイスの女神がこんな極道チックなキャラだったとはね、トホホだよ)。誠に煌びやかな黒色(上半身)と臙脂色(下半身)を基調として、上下に入った銀色の花模様の連なる縦線と、躍動感のある金色の鳳凰が描かれた、この上なく上品な和装で身を包んでおられます(かなりはだけていて上も下も見えそうです!ってか下、あの時のJK並みに短すぎだろ!?なんだよこの着物は!)。



「んな言葉遣いなんざしなくたっていーんだよ、気持ちわリィ」



(り、了解でありますっ!)

そしてスラっとしているが出ているところはかなり出ている、は、鼻血もののプロポーションに、灼熱の燃え上がる炎のように先端に行くほど深紅となる長い赤髪は、黒の帯(リボン?)で後ろに、後頭部から広がりながら垂れ下がるように一つにまとめている。侍みたいなオールアップのポニーテール。頭のてっぺんで結っていても、腰まで届く長さだ、威圧感が半端じゃない。それに野獣の様な目力の強さがより一層引き立つようなシャープな顔立ち、お、恐ろしい……あ、あれだ、あの新たに第三の選択肢としてでてくる某花嫁のような見た目と女王様気質、いや女王様どころじゃねえ、まるで賊の頭だ、組長な姐さんだ。これからは姐御系女神と称させてもらう。



「賊?テメーは女神を何だと思ってんだ?ま、好きに命名していいがよ、アタシの話が本題じゃあないだろう?」



(あー、ええ、はい)

そうでした!



「ならさっさと済ませな、余計な事なんかに使う時間はねーんだぞ」



(そ、そうなのか)

またしても時間が無いらしい。なんか刺刺しいけど、でもちょっぴり――いや、いい。じゃ本題だ。俺は何とか窮地を凌げた逃亡劇の後、ぐったりと横になっていたら幼馴染のリボンPが来て晩飯だとの事で本家に向かい、ついでに今後の春休み中の動き方に大きくかかわる日付を確認し、風呂を済ませて、部屋に戻り、今の内から課題をやろうかと思ったがさすがに疲れて眠いから寝た――「それがダメなんだが、分かってんのかオメエ」――と思いきやだ(ええ、はい。承知いたしておりますとも、ええ)。気づけば荒ぶる女神が目の前にいたわけだ。また死んだのだろうか?もちろん、見渡す限り、あの白い世界である。既定コースをすっとばして来たのだろうか?ともかく、ここは夢ではなく、そう、俺は眠るようにして死後の世界へと誘われたというのだろうか?だとすりゃ、朝に紗枝が起こしに来たらビビるどころじゃねえな!「し、死んでる」ってなるよな、おいたわしや。



「それ、ちげーから」



(はい?)



「死んではねーんだよ。でもって、ほら……感覚がかなりリアルだろう?」


<もにゅ>


(――うぇ!?)

かくいう姐御女神はまたしても瞬間移動&瞬間動作で俺の目の前に来ては、即座に俺の手を取り、丸見えになっている豊満な胸に当ててきた。い、いきなりどうした?何が起きた?柔らかいし温かい。たたたたたたたまらんのでしゅ。ああ、そ、そこ、が、ビ、ビン、ビン、にぃ。



「ま、普通の夢とは違うリアルな夢ってやつだぁナあ?……でさー?、オメー何胸触ってんだぁコラ」



(え!?は!?)

め、女神さま?自分から揉ませといてそれは如何なものじゃあ?



一旦俺から距離を置いた女神。


(な、なにを?――)


直後、幾重にも残像を重ね、この世の物とは思えぬ(そういやそうだ?だって夢だし?女神だし?ハハハ)威圧が、魔獣の眼光が、殺意の波動が、迫って……



< ゲシドゴバキドガッ ゲシドゴバギドガッ >



<  キィィィィィィン  >



(K.O!)


うぐ、あが、ぐへ。15HITぇ。

て、天の文字が、め、女神の背後から、う、浮かんで見えるぜ……というかね、リアルな感覚なんてね、開幕股間蹴りで既に経験済みの実証済みなのですよ(でも、おP揉めてラッキーだったぜ、ゲフんげふんッ)。



「はあ?」



(ひいいい、お、お許しを!)

一瞬のうちに葬り去るとも呼べるべき、目にも止まらぬ猛撃と唸る衝撃音とともに叩き潰され、白い雲でできた地を這うしかない俺(胸倉掴まれたと思ったら倒れてた)は、女神(さっき虎と例えたか?生温かったな、もはや拳を極めし鬼だ、髪型髪色がまさしくそうだ)の方へ顔をむけることもままならない状況である。



「でもってさあ、オメエ、生きる気あんの?」



(はへ!?)


色々と理不尽すぎる。



「結局そうだろうが。まあ誰とは特定してやんねーけどさあ、高校生にもなろうってオトコが、人生で女一人もろくに落とそうとしないだなんて、生きてる価値ねーとは思わねえかぁ?」



(……)

確かにそうかも知れない(しゃーねーから乗ってやるよ、バーカ)。でもな……


死力を尽くしてでも、己を奮い立たせ、起き上がろうとする、俺。へへ、腕が笑ってやがるぜ。



「あぁ?文句あんのか?言いてえ事あんなら、言ってみなあ?」



(男の生きる道ってのは、それだけじゃ――)




≪ああんもう早く来てぇ、我慢できないのぉ≫



(は?)

偶然か、突然とこの極道風姐御系女神のイケない心理を、あの「極めて許しがたい何か」を察知した時と同じ感覚で捕らえてしまった。くふふ、セブン戦士'Sの制御方法を知りたいものですな。


しかし、体は中々起き上がらない。


だが、うおおおおおお!なあ姐御女神、実は初めからそうだったんだよな?そんな暴力系なツンツン系態度を決めてるが、内心、その気持ちであふれ返りそうってわけなんだよな?じゃあ、俺がッ!今すぐにでもッ!うおおおおおおお!



「と、淫猥な思念でも送ってやりゃあ、アタシが堕ちた、とでも勘違いしやがるのが?テメーはあ?」



(……は?え?え?ま、まさか)

わ、罠だったのか?つまりは、胸揉ませの件といい、今の件といい、あれか、ハ、ハニートラップの教訓的実演的講習的な意味でやったってわけか?



「講習?まーたふざけテんのか?斜め上な都合いい解釈しやがって。ま、そうやってオマエの出鼻を挫いてやることで、醜い答弁を封殺してやれるわけだぁナぁ?でも、例えばよお、その前に思考に戸惑いが見えた瞬間、即刃物でブスリとやっちまえば、お終いだぁナぁ?」



(お、おのれえ)

つーかいきなり何言ってんだ?一体俺をどーしたいってんだ?



≪そんなのウ・ソ、もう濡れ濡れなのよぉ?≫



(……ふ、ふざけやがってぇ)

俺を混乱させるつもりか、この女神は!なら言わせてもらう!……女をモノにすることだけが、男の生きる道だって、男の価値を定めることだって、決まってるわけじゃねえだろおがあああああああああああ!


遂に、立ち上がった俺。あろうことか、女神へ漢の魂の叫びをぶつけている。



「だから何だあ?女神にゃあどーでもいい事だろお?と言うかよお……そんなの知ってま~す♪当たり前じゃな~い?女神舐めんなボンクラがぁ」



(ファアアアアアアアアアック)

ふざけやがって。おい、クソヤンキーの落ちぶれみてーなクズ女神、俺にだってなあ意地ってのがなあ――


重い足取りだが、敵(おいおい、ヤベーぞ)に向けて拳を握って歩みだした、俺。


約3メートル先で、俺に背を向けていた女神だったが……俺が近寄ろうとしたさなか、グワッと上半身を揺らし(あ、たわわに実った二つのアレも揺れ揺れ!)こちらを振り向いた。


その瞬間、とてもお美しい女神さまの澄んだ瞳(ウソつけ!)が怪しく光った。



「 お い 」



(もひいいいいいいい)


この一言と共に、己に向けて発せられたもの。

それは、この女神が今まで封じていたであろう、これまで非言語の世界で眠りし住民たち、彼らを覚醒させたことで放たれた、まるでこの世のものとは思えない恐ろしい獣たちから繰り出される全てを退ける咆哮の如く、想像を絶する苛烈な――それは己のこれまでの生涯に抱いてきたであろう最上級の畏怖の念が、あたかも赤子のようだったと思えるほどの――脅威たる威圧感の、その莫大さとその重圧さの驚異的なまでの次元を更に数段階も優に突破しているであろう壮絶なる阿修羅の如き鬼気迫る睨み付けに、思わず俺は……狼狽える暇もなく、ただただ無残にも情けなさと屈辱さを浮かべた面を晒しながら尻込み、ただただ薄弱さと見苦しさの滲み出る身震いをするしか能のない、無様で愚かな虚脱感を浴びせられた、まさに絶望に陥った姿で、その場に崩れ落ちる他なかった。悲しいかな、おびえた、どころじゃあないわけよね。まだ直接的な物理攻撃の方がましだと申せるレベルなまでに。バタリ。



「はっ、そこでビビりあがって倒れ込んでるようじゃ、まだまださね。女神に向けて妄言吐いた報いだ、しかと噛み締めて、味わっておきな」



女神は遠ざかっていった。


(うぐ、えぐ、くぅぅ、ちくしょおぉぉぉぉ)

決して譲れなかったはずものを簡単に破壊されてしまった挙句、訪らせたくなかったはずの意地張りの無意味さへの自覚を、こうして容易に到来させてしまった俺は、心の中で、胸いっぱいの悔しさで、ただ熱い涙を冷たく流しているだけなのであった。今の俺の顔は恐らく、死んでるような面をしているだろう。


何たるみっともなさ、何たる遣る瀬無さ……ボクっ子元気っ子の女神ちゃん、ごめんね、何も言い返せてやれなくて(押しつけがましさ炸裂だぜ)。そして済まねえなあ、俺(つーか色んな意味でバカだよな?)。やはり神の前に一介の中坊上がりのガキが挑んだところで、所詮何もできない、成す術を持たぬ無力でしかないという現実(え、現実なのか?)を思い知ったよ。


そうそう、現実というのもおかしいが、それは捉え方次第というか、己の力量では如何ともし難い目の前の憐れな有様に直面した時に用いる敗北者的な気持ちを表す表現方法だろうさ。それは夢の中であろうが、悲しく心に重くのしかかることにおいては不変であろう、そのはずだ。ああ、なんて現実は非情なんだ。この己のちっぽけさ、何とかしたいものだが、方や女神、対峙しても無謀なのは決まっている。高が知れてるんだ、所詮は。



「なーに、打ちひしがれてんだぁ?ちゃっかりしてんじゃねえよテメー。んなことですぐショゲてるから、やる気がねーと見られるし、相手にされなくなるんだっつーの、わかってんだろーナぁ?」



(うぐ、ひぐ、も、もう無理です)

もう何もかも終わりだ……任務、終了。


はは、悪い夢んだろ?コレ。さっさと覚めてくれおくれよ。俺はこの空間で眠ろうと決意した。



「チッ、このガキが」



≪はぁい、これ、サービスよぉん♪≫



(へ!?……ぶはっ)

またもや意図的にこちらの超感覚を興奮させてきた。今度は……眼福、いや今度も眼福だ!


よからぬ思念をキャッチした俺は、思わず全力で女神のいる方へ眼を向けた(それが罠だと知っても、女の罠なら引っかかるのが男の性だ!いや女じゃなくて女神だって)。


そう、唐突にも女神は、横になって肘をついた手を頭にのせてるポーズで(また気づけば何時の間やらあの涅槃の格好してやがる)、空いた左手で、はだけ気味だった着物を全開にしてコチラに見せてきたのである。お、おおお、おっきなおっきなふたつのおっぱ……



「おい。ナぁに見てんだぁ、オメエはぁ?」



(ふぎいいいいいい)

一瞬にして死の淵に追い込ませるような覚悟を食らわせるほどに凄みの利いた、その一言一句に含まれる地獄の覇王をも超えたるおぞましい怒気が、何度も何度も、ぼ、ぼくをイジメてくるのでふ。



「きもっ」



(あうっ)


その後、我が視界はブラックアウトしたのであった。


女神がいかに人間如きでは計り知れぬ強大な力を有しているのか、その片鱗を嫌と言うほどに、いや、もはや嫌と口にできぬまで、我が心胆を寒からしめつつ打ち壊し、またこの心胆に、かの狙うように正気度を確実に失わせこちらの狂人化を図ってくる“極めて許されざる何か”の記憶とセットにして、既に壊れているのにも関わらず、問答無用で痛めつけながら重く刻み込まれましたのです、はい……それはそれは忘れられない記念日になりそうです、ふえええええん。


こうして俺は、ろくに女神に楯突く事もできず(いくら挑発されたからって、ムキになって歯向かうなんて、やっちゃいけなかったんだよッ!)なすがまま、翻弄されるがままに、身も心も完膚なきまで、この極道風姐御系女神に甚振いたぶられ、その質の悪い口ぶりで侮蔑され貶されたであろう可愛いボクっ子女神ちゃん(はやく会いたいよお)の辛みと悲しみ(なお、俺の勝手な妄想である)を晴らすこともできず、ただ失意の果てに散ってゆくのであった(……いやまだ憶測上ではあるため、この目で俺の非常に好みであろう女神の実物を見たわけではないから、ブスというのがもしかすると事実なのかも知れないが、でも、例えそうであっても!俺は構わない!)



「おい、いい加減に目ぇ覚ましやがれ、このド阿保ーがッ」



<バチバチバチ>


(あががががががが)


がはっ、はあ……はあ……OK姐御の女神、目え覚めたぜ(まあ効果音からして、あの電流系のやつです、はい)。某声の酷過ぎる女神とはまた趣の違う、畜生っぷりだ。だが、耐えなきゃならねえってんなら、幾らでも耐えてやるぜ。



「でよお?テメーの周りの、テメーに気のありそうな女どもを全員オテメーのものにしてやりなってことを再度ありがたいことにこの女神さまが直々にテメーのくっせえ夢の中に入り込んでワザワザ言いに来てやったんだっつーのよなあ、お分かりかア?」



(ん?……あ!)

そうだ、俺はようやく思い出した。そういや、何だか幼女女神が面倒そうにどさくさ紛れで言ったアレのことか。いや、あんなのすぐ忘れるっつーの、それにTHE☆女神のインパクトが強すぎて、あれがもうあれで、これがもうこれこれ



「おい、黙れ。オメエの戯言を聞いてる暇なンザねーんだよ、何度も言わせんじゃあねえ」



(うぅ、相変わらず厳しいです)

なんだ?「女」の「攻略」の事でいいんだよな?って、は?全員!?



「オメエに気のある奴って言ってんだろーがっ」



(ふ、ふぁい)

気がある?んなアホな。誰がいる?あの白パンリボン……は、さすがに家族同然だから有り得ないとして、他あと誰かいたか?



「少なくとも五人はいるな、つっても、現時点の話じゃあねーから」



(な、なるほど)

えーっと、つまりは、五人以上いる予定のその女性の皆を攻略(つまりは恋愛的意味で落とす、と?)しなければならない件については、ちょっと置いといて(だって信じらんねーし、まだ何も起きてねえし、つーか五人以上股にかけるってさ?無理じゃね?)、だ。俺が幼女女神のいってた事をさっさと忘れちまって「また」(女の攻略に)「失敗」するかもしれないってことで、今度はこの姐御女神が、俺に、俺の周囲の「女性」を「攻略」くれってことを面と向かって直接伝えに、夢の中にまで来てくれたってことか。遥々ご苦労、あざーーーーーーっす!



「女神に向かっていうことじゃあねえなあ?あとナあ、テメーよお、人の話をまずよーく聞けよ?すーぐ妄想に浸るから、大事な話もさっさと忘れちまうんだ?いいか?ここは単なる夢の世界じゃあねえんだ、分かったか?」



(えー、そのですねえ)

余計な神々のお遊びが過ぎているのではないかと、いう風に思っております今日この頃。



「 分 か っ た か ? 」



(はひいいい)

だ、大丈夫であります。しかと、承知いたしました。



ねえ、この極道風姉御系女神フォルムのまま、まだ続くの?

いつになったら、マイスイートハニーのボクっ子女神ちゃんが来てくれるの?

ねえ、そもそも女神って何なの?



「オメエこそ、余計な事ばかり考えるからだろうがあ」



俺は、一体なんて夢を見ているのだろうか。

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