三話 「誰が望む未来 後編」
(これが幻聴だと?フ、愚かな)
ククククク、フククク。
これはまさしく、見紛うことなき、いや聞き紛う事なき、嫉妬と憎悪にトチ狂った、それも特上級の破滅の人生を歩んできたクソデブ勘違いブスババアでなければ捻り出せぬ究極の前人未到の不浄なる獄界の底より出る声なのであると。
≪は~い、悲しいですけどぉ、ここからまた彼の妄想がぁ、はじまっちゃいま~すぅ≫
***************
あー、そうそう、アレだアレ。
ナウな感じでいうなら、スイーツ、じゃなくて流行りの美魔女(結局ババア、どうあがいてもババア)っていうのに頓珍漢にも憧れてしまったせいで見様見真似で気取ろうとするも、どーしようもなく痛々しい感じに仕上がっちゃって最早残すところ健全さを完全に失った性的なイヤらしさ、それも熟れっ熟れを通り越して腐り始めているのが誰から見ても明らかなのだが、いかんせん、そのイヤらしさだけしか無いけどコレで何もかも誤魔化さなきゃ!という恐ろしい信念を胸に秘めてしまっている……って違う、何が違うかといえば、それだけじゃあない、もう単なるイヤらしさもとい公然わいせつ的事案にとどまるだけでなく、社会秩序を乱すまでに大層迷惑なそれも公序良俗に大いに反し、ついでに迷惑防止条例に常時引っかかりそうな振る舞いを、お得意の決めポーズなる卑猥さ&下劣さMAXの痴態をセットにして平然と、それも愉快に素敵にかますようにして大手を振るって町を軽快に闊歩し、それはそれはもう法的介入も止むを得ないとされるほどに、いつ犯罪行為をしでかすかも分からぬ、一度街道を通り過ぎれば泣く子も黙り(失神的な意味で)、商店はシャッターを下ろし、そして誰も居なくなるほど、存在自体が既に犯罪染みていると言われても(先述の通り)過言ではない程に、恐らくは自我像と自己像の危機的衝撃的壊滅的荒廃的乖離(まあつまり自己認識における大いなる齟齬、すなわち勘違い)の背景に蠢く、根源たる禍々しく歪んだ愛に、心を埋め尽くされてしまったが為に、常人とはかけ離れた、もはや異次元生命体とも呼べる域に達してしまったすなわち自己認識を放棄してなるべくして成り果てた者であるからこそ放つことを許される……そう、それは、彼女らがこれまで歩んできた人生の中の、要所要所で大それた勘違いを併発させながらその時その時の勢い任せの感情任せの雰囲気任せで見るに耐えぬ聞くに耐えぬ劣悪で外道で汚らわしい「何か」と、固く守り抜くべき大事な「何か」を履き違えたが故に――
≪残念だけどぉ、ここから先はぁ、非常に長くなるしぃ、ワタシ的にもぉ、もう聞きたくないからぁ、後で紹介するねぇ?じゃあ、はぁい!女神カットぉ~≫
――生み出された声なんだ!
≪もぉ~最低よねぇ?こんなヒドイことをさぁ?平気でさぁ?考えちゃうなんてねぇ?ワタシぃ、もぅ怒っちゃうかもぉ。マジでぇ、キレるぅ、なんとやらぁ?≫
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「お~い、おいおいおい、お~い、おいおいおい、お~い、おいおいおいぃ?ちょぉちょぉちょおっとぉ?そこのボーヤぁ?それくらいにぃ、しておかないとぉ、ねえぇ?ワタシがぁ、いまぁ、何がぁ、言いたいのかぁ、わぁ・かぁ・るぅ、でぇしょぉ~?」
微弱ながら大気が奇妙な振動を引き起こし始めていた。
それに気付かぬまま、馬鹿馬鹿しい思索(鬼神の如き罵倒文句)に自問自答で四苦八苦しながら耽っていた俺は……周りが見えていなかったのだろう。
いや、むしろ必死に考える事で、現実が見えぬようシャットアウトしていたのカモシレナイ。それは、もはや幻聴ではなく確かに存在する“何者か”の声から想像される……そう、嘆かわしく幼気な乙女(嘘はイケナイ)の軌跡のように。
「そ・ろ・そ・ろぉ……」
≪いっちゃおうかしらぁ?≫
(うわっ!)
マズイ、なにかこれまでとは遥かに違う、別次元の憎悪たる邪悪な思念を我が超感覚が知覚してしまった。メーデー!メーデー!集中した思考さえ遮ってくる威力、本物だ。さすが、この畳み掛けるように今全身の身の毛がよだつレベルのゾワッとさせる魔音たるババァボイす――
「――バ バ ア じゃ ねえっ!」
<ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ >
その時、大地が揺れた。
「どわっ」
そう、大地を揺るがすほどの……って、そーいやここに大地はないが、この雲ばかりの空間を一瞬にして歪めさせ凍りつかせるほどの、それは人類が長い間かけて築いてきた文明すら一瞬にして更地へと化す衝撃波さえも容易く巻き起こせるほどの強烈な語気、どころでなくもはや覇気や闘気(極太ビーム的な形状として放てる類の)を孕ませた哀れ悲しき怒号に――まあ、そのー、これは至極当然誇張された表現であるが、そんなババアと呼ばれると憤慨しちゃう“誰か”の訴えにしかたなく雰囲気的にと言うか展開的に慄くしかない俺(冷や汗MAXながら強がってる無様な体たらく)であったが
(え!?)
なんとまあいつの間にやら、俺の目に前には恐らくこの魔音を響かせる恐怖の権化たるババア声の主である……
「女神☆でいいのよぉ?それとねぇ?ババア声じゃないでしょぉ!もぉう、許さないんだぞッ☆」
(ひいいい)
思わず震え上がってしまったが……えーっと、女神(自称)がいたわけだ?
「自称ぉって何よぉ、もぉひっどぉ~い~!」
(うぷ)
……め、めめめめめ、女神だあ!?(再認識である)
しかし残念ながら、目の前にいるというのが判明しているものの(でかい影が見える)、若干光の加減と霧状にかかった白い雲のせいで、大事な大事なご尊顔が拝見できていない。べ、別に見なくてもいいんだがよ。
「ワタシはぁ、れっきとしたぁ、め・が・み☆なのよぉ~?」
(うわわわわわ)
率直に申す。散々言ってきた事だが、甚だしく図体のデカいオカマ(みたいに厚化粧するしか生き残る手段ない行き遅れババア)を更に一回りも二回りも大きくさせたかのようなやつから放たれそうな気持ち悪い声だ――が
(あ、あ、はあ!?な、な、んだと……)
「そりゃあそうよぉ?、だってぇ、ワタシぃ、女神☆ですものぉ~」
尻上がりの語調にふざけた言動、それに加え肝心な声がカオスなだけに、外見もさぞ絶望的残念さが完璧に備わった公害レベルの代物(これは全く頂けない表現ではあるが)、かと思いきや、だ。
視認できた女神(自称)の容貌は、それは、それは、とんでもなく、綺麗だった。
「えぇ~?ねぇえ~?ちょっと、ちょっとぉ~なにぃ?綺麗だったぁ、だけぇ?それだけなのぉ?」
(な!?ちょっとオナニーだと?)
「もぉ~!おなにーじゃなくてぇ、ねぇ?」
(はい)
さっさと言えばいいだろう。
「だってぇさっきはさーあ?怒涛の勢いでさーあ?ワタシの声をさーあ?これでもかって言うぐらいぃ、貶しに貶してくれちゃってたでしょぉ~?」
(……し、知ったこっちゃあねーな)
貶し?違うな。鬼神による過剰な味付けがなされた見紛う事なき冷淡な分析、であろう。そうだろう?貶しと捉えるか、皮肉な賞賛だと捉えるかは、受けて次第だ。それに例え自業自得(俺もだがな)な境遇で生きてきた独身女性だったとしても見習えるべきところはいくらだってあるはずだ。ち、違うか?違くはないよな?つーかそもそも俺のソレは一種の自己防衛として為された拒絶反応と言えるんじゃあねーのかな?だから一概に貶しと捉えられちゃあ困るのですよ。ははは。っておい、何故恐怖する?そりゃそーさ、さっきは空間捻じ曲げただけで済んだが、今度は何されるかわからん。ビビるにきまってんだろーが。いや、そんなの知ったことか!俺は既に死んでるはずだぞ。関係ない!
「覚悟はぁ、よろしくてぇ?」
(ほらきたじゃねえか)
思わず、その声とは裏腹な(失礼極まりないのだろうが、もう知らん!)見てくれに、心の整理がつかなかった俺は、ぽかんと開いたままだった口は口角を下げながら半分閉まりつつ、異形な神を見つめていた目は、右方向に視線を、引きつるような表情へと変化させながらずらした。
なるほど、恐怖に肉体的な死は関係がないようである。ああ、だから幽霊が怖いんだな、そーゆーことか。
「うっふふぅ?」
(――これはもう無理だ)
知ってたか?女神、声で全てが台無しなったりすることもあるんだ、って事実をな。いくら見た目が良かろうが、これだけは、これだけは真理だとして述べておく!
うん、もう覚悟したさ。煮るなり焼くなり、天罰するなり、なんなりと受け入れよう。俺は男だ、例え何を課せられようと何時だって果敢に挑んでやるのさ、そして何でも受け止めてやる。さあ来やがれ!このババア声!
「んじゃあー、それはぁ今度の時にぃするとしてぇ――はぁ……また、なのか?オマエ」
(え?)
せっかく気構えを整えたってのに「今度の時にぃ」と、間延びに事欠かない汚らしい声で口走って肩透かしを食らわされたかと思った直後だ。
この女神(自称)が「はあ」と、溜息をついた途端、なんと、もはや別キャラとでも言うべき喋り様の、つまり声質の変化に加え、それに表情も、って、アレ?おい、何だ一体。さっきと全く見た目も、変わっちまってやがるじゃねーか!……なるほど、謎は解けた。
「ねえ?」
(うあっ)
えーっと、たぶん声も姿も変幻自在な(?)自称女神さまは、いつの間にやら俺の更に距離を縮めた目の前で中腰(?)になって、下の方から俺の顔を覗きこむように、ただし落胆した顔つきで見つめてい――や、待て、今ちょっとニヤついたぞ!何なんだよ!この女神!あ、あれ?中腰じゃなくてただ小さいだけだった。俺の目が可笑しいって?違うんだよ、空間全体が白い雲状物質ではっきりしないせいだ。だからさっきの魔音たるデスボイスチックな女神の姿がはっきりするまで少し時間がかかったのさ。
「うむ、自在だぞ?」
(いや、それはいいから、顔が近いって!)
あー、えー、ここで是非とも説明させて欲しい。い、いや、むしろ俺に誰か説明して欲しい。
どうしてこうなった?
「オマエが反応しないからに決まってるだろう、それにこの上なく嫌がってたじゃーねえか」
ともかくも、あの行き遅れババア声に反して、まさに女神ともいえるべき後光が差すような神々しい見た目は――「おい、無視か?」――おでこが見えるようにしてある髪型は一部分盛り上がってたり尖ってはいたものの全体的に金色のウェーブがかった綺麗な長い髪で、白い薄手の衣を纏った、芸術的な絵画にでも描かれている柔和な表情で佇む超絶な美くしさの中にイヤらしくない妖艶さ(無論あの声から想像されるのものとは全く逆の)と何故か庇護欲をそそられる小動物的な可愛さが垣間見えたが、他方ボディラインは絶妙なボンのキュッのボンで(あーそういえばさっきは衣がはだけてたおかげで、大きい二つの丘とそのやや中央下の桃色にちょこんととがったアレまで、バッチリ見えてたけど)そんな抱き心地の良さ――「おいこら、変態も過ぎるぞ?」――もとい優しく包まれたいと思わせる、自称でもなんでもない、そう!THE☆女神、まさにTHE☆女神!これぞTHE☆女神!そのものだったのだが……何だ?今度は?女神ってのは嘘で実の姿は小悪魔ってか?それとも小悪魔系女神とかいう矛盾した存在なのか?――「その小悪魔系とやらは、属性の一つだろう?だから矛盾はしてないのではないのか?」――御託はいい、この野郎!ババー声女神を返せ!
「返せって、オメーさんはよ。何だい、ツンデレだったんか?実はあの声が好きだったってえのか?嫌よ嫌よも好きの内、オマエは乙女か」
(あ!?んわけあるかーい)
何ともぶっきらぼうな言い草だ。つーわけで、ビジュアルと声が逆だっての!
「おいおいてめー、もし逆だったら尚更混乱するんじゃねえのか?それに、よーく見てみろ?言うほど逆でもないだろう?それにワタシは女神に変わりないぞ」
女神(?)は更にズイっと顔を寄せてきた。
(うん?……た、確かに)
ま、まあ、そうだな。勢い余って意味不明なことを口走ってしまった。
うん。このありがちのドSチックでダウナー系の声は、あのTHE☆女神には似つかわしくない。それにこの女神、よく見ればババアどころかむしろ健康的な黒髪の、少女、い、いや……これは少女どころか、よ、幼女とも呼べる位……や、止めよう、判断中止だ。それに、このちっこい女神、さっきの女神(グラマラスボディ&グロテスクボイス)とは違い白い衣ではなく――
「裸だよん♪」
そう、は、ははは、ははははっ、は?裸じゃねーか。
不覚にも笑いと融合してしまったよ。いやいやなんで全裸なんだよ?つーか何が「裸だよん♪」だ。音符なんかつけやがって。ん?おい誰だ、カッコ歓喜とか付けようとした奴。まあいい、とにかく服を着ろ、服を。馬鹿にしてんのか。俺はロリコンじゃあないんだ。
「あ、そーなの、アタシはてっきり」
(んなわけねーだろーが)
ノリがいいのだろうか。ともかく服を着てくれ。
「おいおい、テメーまさかしょぼくれたジジやババや、それともむきむきマッチョなゲイとかの方がよかったって言うんか?」
(……は!)
いえいえ飛んでもござーません!
一瞬、やばいものを想像してしまった。だからといって服を着ない理由にはならない。頼みます、どうか服を。
「そっか、それよりさー」
(はあ?)
なんだ?無視か?切実に服を着て欲しい。理由は単純、俺が正常でなくなってしまうからだ。
「おいロリコン!」
しかし着ようとしない。女神の力でもってしても服の生成は無理なのだろうか?
それはともかく、やはり女神と言っても女特有のスルースキル(生前の主に幼馴染によって形成された独断と偏見にまみれた特徴付け、もとい先入観でしかないが)があるようですな。何?君にも全く同じことが言えるって?物を考える振りして無視するって?うぐぐ。チッ、認めよう!が、しかし、あれはあくまで一種の自己防衛として起きる生理現象なのだ。自然の理なのだよ。構って欲しくて意図的にツンツンしたりする類のそれじゃあないんだ。分かるかね?
「……いいか?何度も言ってるけど、オマエまーたここに来ちゃってるわけだよ。分かる?」
(いえ、分かりません)
そうそう、かれこれずっと気になっていたが「また」って一体どーいう事だ?それと「失敗」。
「ふふーん♪知りたいか?」
(え、ええ。まあ……って、あ、あれ?)
いつの間にやら女神(黒髪幼女のくせして口調はちょっとジジババもしくは中年臭いながらも時折見た目以上の破壊力を誇るもの「裸だよん♪」などを発するが、その声はなんとも容姿端麗で頭脳明晰な女性特有のものであると形容したい)は少し俺と距離を空け、寝そべるようにして、地べた(雲)に肘を突き、両手を頬に当てて足をパタパタしながらニコニコ話し掛けている。なんつーか、さっきもそうだが、見た目とギャップのありすぎる声(逆の、あのババー声然りの、先に出された声とギャップのありすぎる後で出される見た目もそう)には少々戸惑いかねないし、支障を来たす。その前に肝心な見た目(裸)をだな。
≪はあ。めんどーになってきたし、時間もないし、無理やり進めるか≫
「オマエよー、今回で何度目なんだよ?な?まあここにいるときの記憶は消してやるけどさー?いい加減本気になれよな。それともう一つ仕方ねーから助言してやっけど、てーか毎回助言してるはずなんだけどよー、お前の周りに居る女の子、全員攻略したら道がひらけるんだからさー?少しは頑張んなー?」
(毎回?道?女の子?攻略?)
幼女系姉御肌な女神(全裸でニコニコ寝そべって足パタパタ)は何だか若干俺を面倒ながらも急かすように言った気がしたが。言ってることが見えてこない。どーいう事が詳しく教えて欲しいんだが。
「そんな暇、もうねーぞー」
(嘘やろ)
「オマエが下らん妄想にどっぷり浸かるからだろう?それにお前の事が好きなフォルムの奴で、早い段階から声を掛けてやってたのに、気付きもしない」
(うぐぐ、あれは、あの時は)
声が小さくて聞き取れなかったんだよ。でもまて、なんつった?「お前の事が好き」そういったよな。ふふ、ふふふ、あの元気っ子系少女の声だよな?YES!YES!きたきたきたきたああ!――や、待て、しかし、見た目はまだ分からん、早まるな。
「まったく、オマエと言う奴は……そうそう、攻略した暁には面白い“ご褒美”が付くんだからな?しっかりやれよー」
(ご、ご褒美?ソレは何だ!?)
まさか、あの少女ボイスの女神とあんなことやこんなこと、更にTHE☆女神とウフフな、いや、こっちはその前に声をまずどうにかしないとだが。
「ちげーぞ。何であるかは攻略してからのお楽しみだ、それによー、今教えちまったらつまらんだろ?」
(ちげーのかよ、チッ……まあ言えてるがな)
「あ、やっぱここの記憶残しといてやるよ」
(なんだ?気まぐれなのか?)
ともかくそのー、さっきから一体何が言いたいんでしょうか、女神様?台詞の内容から察するに、もしかしてもしかすると、もしやあれか?あれなのか?
「そう、転生してもらうのだよ。以前のお前にな。ただし春休みからやり直しだ」
(マジか!)
って春休みからかよ。何とも言い難い。嬉しいやら悲しいやら。ああ、そうだ地獄の課題のやり直しが待ってるのか。
でも、それってただ時間を巻き戻すだけじゃ?
「そうかも知れぬが、そうでないかも知れぬなあ」
(なんだよそれはよ)
「なんせ記憶が残ってるわけだろう?大きな違いだとは思わんか?」
(――おお、言われてみれば!)
なら課題も難なくこなせそうじゃないか!
「それはどうかなー?じゃ、せいぜい頑張ってくるんだなー」
(え!?もう戻――)
<シュン>
≪……さて、まさか攻略に失敗したら、オメーさんのいう魔音のババア声から連想される不憫な人生を≫
≪攻略のターゲットとなっておる女性陣の皆が歩むことになろうは、夢にも思ってはおらんだろうなあ≫
≪だが、それをこちらからワザワザ申してやるのも決まりが悪い≫
≪……けれども、そろそろこの未来を告げなければまた失敗するかも知れんし≫
≪うーむ≫
≪仕方ない。次来た時は、それとなく仄めかしておくかねえ≫




