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小話『矛盾』
ある知人が言うには、
「私の祖父は科学者で霊とか超能力が大嫌いだったんです。
で、私は人には見えてないものがちょくちょく見えるんですが、これが霊とは思ってないんです。
自分の頭で作り出した幻覚だと思ってるんですね。
で、車に轢かれかけたこととか、事故が起きる電車に乗り損ねたとか、誰かがが守ってくれたと思う時がちょくちょくあるんですけど、これって多分、死んだ祖父なんですね。
でも、私も非科学的な事は大嫌いだし、祖父も生前は大嫌いだったので、守護霊になった祖父が心霊とか超能力を信じる世界から私を守ってくれてると思うんです。
『幽霊とか超能力なんてこの世には無いよ』
って教えてくれてる祖父の声が、今もたまに聞こえるんです。」




