↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自殺しようとする同級生を助けたら乙女ゲームの世界の王子になりました  作者: 夜月海歌


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/102

王子としての生き方


 それからも、勉学と実技の繰り返し。休憩をする暇なんてなかった。苦しいけど、耐えるしかなかった。このままじゃ立派な王にはなれない。今の僕は、王位継承権1位。このままだと、父上が退位したらすぐ王になってしまう。覚悟をつけるためにはそれくらいやるしかないのだ。


「レオン殿下、陛下がお呼びです。」

「ありがとう、すぐ行く。」



「陛下、お会いできて光栄です。」

「かしこまらなくてもいいぞ。」


 父上のアルフォンス・アーデルハイト。金色に輝く髪に、緋色の瞳、顔には深いしわが刻まれている。それでも、ひと目で顔が整っているとわかる。若かった時は、さぞかし美しかったに違いない。僕も、同じ血をひいているから、それなりに整ってはいる。でも、父上には威厳、風格?みたいなものがある。


「最近、勉学に励んでいると聞いた。」

「はい、父上のような立派な王になれるように、日々精進しています。」

「そうか、いいことだ。お前なら、きっと国民のための良き王になれるだろう。」

「……ありがとうございます。」

「そんなお前に、大事な話があるんだ。」


「……なんでしょうか。」

「春から貴族学園に通うのは知っているな。」

「はい。」


 アーデルハイト王国貴族魔法学園、通称貴族学園。王族から男爵まで全ての貴族の令息、令嬢が集まるところ。12歳から15歳までで、その3年間で貴族としての知識を学んでいく。もう僕は全て叩き込まれたけど。ほとんどの学生はそこで知り合うため、貴族社会の階級、マナーについてもそこで学習することができるのだ。


「入学式で、レオンの婚約者を発表する。婚約者はセレスティア・ルヴェリエだ。」

「……!わかりました。」


 婚約者。政略結婚だとは思っていたが、こんなに早く話がまとまっていたとは思わなかった。


「セレスティアは聖女で、王家の血もひいている。入学式で会うことになるだろうから、親睦を深めるように。」

「はい、父上。」


 セレスティア・ルヴェリエ。祖母の妹の家系からはじまる侯爵家、ルヴェリエ家のご令嬢。侯爵は公爵家の次だから、あまり位が高い訳ではない。家柄でいえば釣り合っていない――。だけど、セレスティアは聖女。この世界では、魔法は貴族は皆扱うことができる。だが、治癒魔法だけは限られた女性しか使うことができない。その治癒魔法を扱える者が聖女。治癒魔法は怪我を治すことができる唯一の方法。聖女は十数年に1人しか現れなくて、王国として守らなければ行けない存在なのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。