出版社はそろそろ本気でラノベは一冊完結もしくは前後編のスッキリ読める作品をメインに戻すべきだと思う
さて、昨年の文庫ラノベの売上は激減していると書いたところ、人気シリーズは引き伸ばしてマンネリ化し、新シリーズは人気が出ずに打ち切られれば読者が買わなくなるのは当然という感想が結構ありました。
実際にラノベでも2000年代くらいまでは一冊で完結のお話も結構あったのですが、その後の商業ハーレムものの隆盛やナロウブームあたりから、最初から長期シリーズの作品ばかりとなっている感じです。
そしてそれらは結局毎回毎回同じことを繰り返しているだけなパターンが多いのですよね。
出版社としてはシリーズ物の方が長期的に売れて良いという判断かもしれませんが、実際はシリーズ物のマンネリ展開や打ち切りで読者がもやもやすること方が多くなってる気がします。
そして文庫ラノベを中高生を販売対象にするのであれば3年から6年以内に話をまとめないと、進学や就職して大学生や社会人になったときにラノベを読むのをやめてしまう人が多くなってしまうのではないかと思います。
もはやラノベは売れれば続きは出したいんだけど売れないなら打ち切りも仕方ないよね、などと言ってる場合ではなく、最初から一冊もしくは前後編で完結する作品を優先して作って、小説を読む楽しさをわかりやすくするようにしていくべき状況ではないかと思います。
まあ、そういったことをやらなければ今年のラノベの売上はさらに激減していき、最終的には過去のケータイ小説や仮想戦記とおなじ道をラノベも歩むだけだと思いますけどね。




