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第百二十七段 あらためて益なき事は

(原文)

あらためて益なき事は、あらためぬをよしとするなり


(舞夢訳)

改めても無益な事は、改めないほうが適当である。



実に短い言葉であるけれど、含蓄が深い。

ついつい、目新しいもの、変えれば利益がでそうなものに飛びつき、結局は大損をしてしまうならば、そんなことはしないほうがいい。


個人であれ、会社であれ、国家であれ、全てに通用する至言である。

特に国家の方向性などの変更には、慎重を期すべき。

安易に方向転換を言い出し、実に問題が複雑化した事例が、数多くある。

また、方針転換を言い出した当時の政権担当者は、全くその責任を語らず取らず、逆に現政権に責任を転嫁する始末。


おそらく兼好氏の時代にも、そんなことは多々あったのだろう。

その意味で、人間社会の改善やら進歩などという言葉は、実に空虚なものとなる。


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