エントロピー
幸せはどんなものであろうか。
お金があれば?
人望があれば?
能力があれば?
妾の幸せの項目なんて、こんなものしか浮かばない。
これからわかることは、妾にはまだ、思慮が足りないということ。
どうしても、言葉にして表そうとする。何か硬い印象を持たせれば妾は賢いのではないかと、そう錯覚してもらえると。
言葉にすることで、確かにとても整理できることはある。
感情の言語化をすることで自分のコントロール。(コントロールという言葉はあまりしっくりきていない。)、取り扱い方法がわかるのではないか。
説明書があれば楽だったのにな。
リセットボタンがあれば、何もかも忘れてサラからのスタートが、できたのかもしれないのに。
もう、決められた、回路のなかでしか物事を判断できなければよかったのに。
こんなにも楽なことはないだろう。
妾の存在価値を誰かがみとめてくれ、役割を与えてもらえて、辿るべき道のりもまっすぐ1本道。
迷わずに、
どうぞ~~あなたはこちらに案内しますね~~。
は~~い。順番にお呼びしますね~~。それまでお待ちください~~。
は~~い。3番窓口へいらしてください~~。
スムーズに係の者でもいたらよかった。
いっそ世の中の一人一人に係の者をつけておいたほうがよいのではないか?
誰かが誰かの係の者を担当してあげれば、そうそう道に困ることもない。
うん。そうだ。それが名案だな。
ははっ。そんな世界も面白そうだ。




