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第24話隆の司法試験

 司法試験は4次試験まである。1次試験は大学生は免除。2次試験は一般教養で択一式試験。3次試験が論述テスト。そして4次試験が面接だ。隆は3次試験の論述試験まではとんとん拍子に合格した。そして、4次試験の面接試験。隆の面接相手は京都大学法学部教授である。隆が質問されたのは、

「つまり、キミは、そのときどきで一番喧嘩の強いやつが勝手に憲法をつくったという「勝手憲法説」か?」

「まあ、そうですなぁー」

 隆はうなずく。

「戦争に勝ったアメリカが、戦争に負けた日本に手前勝手につくった憲法を押し付けたと。そういう理屈か?」

 京都大学法学部教授は詰め寄る。

「まあ、そうですなぁー」

 隆はふたたびうなずく。

「こいつは、「勝手憲法論者」だ」

 呆れたように、京都大学法学部教授は言い放った。

 これは、落ちたかな。隆は内心思っていた。


 実際に、当時の憲法学者の間では、アメリカが敗戦国の日本に勝手に憲法を押し付けたという「勝手憲法説」というものが存在していた。


 次の面接相手の教官は、面接もそこそこに切り上げ、隆に示唆した。

「キミは、新潟市に行きなさい。新潟市は唯一、先の戦災で空襲を受けてない大都市だから、いい本がたくさん残っているよ」

と。

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