ペンダント
更新が遅れてすみませんm(__)m
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教会から帰った俺とシェリーは、創造神様に頂いたペンダントを渡す為に、部屋にフォートとアミを呼んだ。
「皆にプレゼントが有るんだ、一人ずつ渡すから受け取って」
俺は、シェリー、フォート、アミの順に、ペンダントを渡していく。ミスリルのチェーンには、スペードやハートのマークの形をした装飾が施されていて、神々しい光りを放っている。どんなアイテムなのか、魔法で鑑定しても良いのだが、創造神様からの頂き物に魔法を掛けるのは、失礼だと思い自重した。
「ピカピカして綺麗なのです」
シェリーにつけてもらい、アミはご機嫌だ。アミのペンダントはスペード、なんとなく、ペンダントを触ると誰にどれを渡せば良いか解る。
シェリーはハートのペンダント、フォートはクラブのペンダント、そして俺がダイヤのペンダントだ。ペンダントにどの様な効果があるのかは解らないが、身につけていればその内に解るだろう……。
「……ぉ……さん……お父さん!」
「わっ、なに?」
アミの声に驚いて返事をした。
「何度も呼んだのに、お父さん聞いてくれないのです」
「ごめんごめん、ちょっと考え事をしていたんだ、それで、どうしたの?」
「お父さんから、魔力が私達に流れているのです」
「……へっ?」
俺は体に流れている聖魔力に意識を集中した。確かに聖魔力が体の外に流れ出ている。三人に意識を集中すると、俺の聖魔力が三人に取り込まれて行くのが解る。何故魔力の放出に気がつかなかったんだ?いくら俺でも、そこまで鈍感では無いと思うのだが。
「ポカポカして温かいのです」
「温かくて気持ち良いよ」
「……んっ……ん……んぁ……。」
アミとフォートが気持ち良いと感想を述べているのに対し、シェリーは別の意味の気持ち良さの声を漏らしている。毎晩、営みの最中に聖魔力を流していた副作用がこんなタイミングで出るとは。太ももを擦り会わせ、モジモジしているシェリーをベッドに寝かせ、俺は子供達と食堂に移動した。
「お母さん、大丈夫なのです?」
アミが心配そうな顔をして聞いてくる。子供達には、魔力が体に入って来て、気分が悪くなったと言ってある。
「少し横になっていれば良くなるよ」
アミの頭を撫でながら話しを続ける。
「フォートもアミも、此れからどんどん魔法が上手くなるから、力の加減に十分に注意してね」
「うん、解った」
「解ったのです」
創造神様から頂いたペンダントの効果は、フォートとアミの神格化を早める筈だ。だが、神格化を子供達に伝えるのまだ早い。フォートとアミが、もう少し大きくなってからでも
遅くはないだろう。夜も更けてきたので、子供達を寝かせて部屋に戻った。シェリーは寝ているだろうか。
「あなた、待っていたわ」
「ですよねー!」
俺はベッドに潜り込み、シェリーを抱き締めた。
「シェリーがこうなったのは、俺に責任がある。だから、精一杯可愛がるから」
「うん……沢山可愛がって」
聖魔力を流して致すと、シェリーは体を震わせて、そして受け入れた。
しかし、毎度聖魔力が流れただけで、気持ち良くなってしまうのは、考えものだ。何か良い方法はないかと思案したが、何も思いつかず、知らないうちに寝てしまった。
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