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(110)城下町の一週間

 色々なパターンを試してみています。

 う~ん、やっぱり短いのは苦手。

 おや? ディジーの様子が……

 秋の一月二十一日


 ホバイネン石工ギルドの長ことホバイネンは、自分の邸宅の庭を占領する巨大なクアドラ石を前にして、満足気な笑みを浮かべていた。


 尤も、その口の端はひくひくと痙攣していたが。


 このクアドラ石は、石切場の監督を任せているリリアルからの報告を基に、赤髪の特級冒険者への指名依頼として冒険者協会へ依頼を出した物だった。

 それが七日前に届いた。

 冒険者協会から来た獣車には、協会の受付嬢と赤い髪の少女が乗っていた。

 一体何の御用だろうかと思っていたら、依頼を出していたクアドラ石のお届けだと言う。


『それで石は何処に出せばいいですかね?』


 少女が言うのに怪訝な思いを抱きながらも、庭にと言えば突然辺りに影が差した。

 いや、初めは眼がおかしくなったと思った。視界の殆どが灰色に塗り潰されたからだ。しかし、首を動かせばその灰色は、宙に浮く巨大なクアドラ石だと知れた。

 リリアルから家の様なとの報告を受けていたが、本当に家程も有るとは思っていなかったのだと、その時ホバイネンは理解したのだ。


『ちょっと、これは大き過ぎじゃない!?』

『そうですかね? 前と同じ大きさという事でしたからこれで持って来ましたけれど、切り分けた方がいいならそうしますよ?』


 協会の受付嬢とのそんな会話を耳にして、なぜあの時反射的に声を上げてしまったのかとホバイネンは思う。


『いや! ならん! 確かにこれが依頼通りの物だとも!』

『では、ここに置いてしまっていいのですかね?』

『うむ! そこに降ろし給え!』


 あの時から七日が過ぎて、この巨大なクアドラ石の周りには足場が組まれ、要所には墨が入っている。

 ギルドの石工達が各所に取り付いて、辺りには鎚音が木霊している。

 ホバイネンはその様子を見て、笑みを浮かべたまま何度も頷いた。

 この分なら、収穫祭には素晴らしい作品が出来上がっているに違い無い。

 いや、出来によっては陛下への献上品とも出来るかも知れない。


 クアドラ石の重みで大地が沈み、隣に建つ家が少々傾いた事なんて些細な事だ。

 少し壁に罅が入ったくらい何と言う事は無い。

 連日の鎚音も石工ギルドの長の家なら日常風景と言えるだろう。


 だから何の問題も無いとホバイネンは笑みを崩さない。

 勿論背後で冷たく目を細めている妻と娘にも後ろめたい気持ちなど有りはしない。

 ぎしりとまた家が鳴った。――いや、気の所為だ。

 ホバイネンは突き刺さる視線に体の震えが大きくなるのを感じつつも、朗らかに笑みを浮かべるのだった。




 秋の一月二十二日


 冒険者協会で受付嬢をしているチェルミンクは、協会の扉を開けて入って来た小さな影に、何気なく視線を向けた。

 灰茶のローブを目深に被り、捻じくれまくった杖を突きながら、辺りを見回す皺くちゃのお婆さん。ふとチェルミンクへと目を留めて、受付へと足を向けるのだった。


「ちょっと良いかな? お嬢ちゃんや。儂はしがないマッサージ屋じゃ。何処ぞに良い客は居ないものかと思っとったが、ここはがちがちに体を凝り固まらせた輩の巣窟では無いかえ? 何、彼奴(あやつ)らの体を解してやる替わりにと、嬢ちゃんらに金をせびる様な野暮は言わんよ。ちぃと片隅を貸してくれるだけで良い。おお、そうじゃ! 今なら一月(ひとつき)お試しというのはどうかの? お嬢ちゃんらもそれで怪我人が減るなら助かるじゃろうて」


 特にそんな断りを入れなくても、冒険者協会の広い待合室には、冒険者では無い者も多く(たむろ)している。冒険者から直接素材の買い取りをしようと商談を持ちかける商人や、獣車の護衛を探す者、このマッサージ屋のお婆さんと同じ様に、断りを入れてから軽食を売ったりと商売に励む者。


「商人ギルドには加入しているの?」

「ふむ? これじゃな」

「じゃあ、いいよー」


 だからこそ、チェルミンクは特に何事も無く了解する。

 そしてその事は頭の片隅に追い遣って、受付業務を続けるのだった。


 動きが有ったのは、それから暫く経ってから。


「ぐぎゃーーー!!!」


 待合室から聞こえて来た叫び声に、チェルミンク達受付嬢は眉を顰めた。


「……見に行く?」

「リタじゃ駄目よ。何やってるのかしらね?」

「じゃ、私そろそろ休憩時間だから、序でに見てくるよぉ」


 チェルミンクが受付を出て向かった先に居たのは、床に敷かれた茣蓙(ござ)の上に寝そべるランク五の冒険者ハッカイダと、先程受付に来たマッサージ屋のお婆さんだった。


「ふむふむ……ここを、こうして、こうじゃな!」

「ぎゃおおお!? 婆さん、何で今更教本なんて見てるんだ!?」

「婆さんでは無いわ! 儂はまだ寿命の一割も生きとらんちゅうのに……。ふむ。しがないマッサージ屋と言うたじゃろう? これが高名なマッサージ屋なら頭に入っておるのかも知れんがのう。――ほれ、これはどうじゃ!」

「ぐぎぎぎぎぎゃーー!! 待て! 婆さん、マッサージを続けて何年だ!?」

「お主が初めての客じゃのう。ほれ、次はこれじゃ!」

「ぎゃああああ!! やめろ! やめてくれ!! 何でこんなに痛いんだ!?!?」

「それはマッサージ屋の秘技というものじゃよ! ――こうじゃ!!」

「ひぎゃあああああ!!」


 見れば周りで見物する冒険者達も、腹を抱えるばかりで問題にもしていない。

 それはそうだ。大男の上にちょこんと座った小さなお婆さんが、そのまま大男の手を引っ張り、足を引っ張り、立ち上がって踏み付けてとしている様にしか見えないのだから。

 寧ろ大袈裟に騒ぐハッカイダがいい笑いものになっていた。


「ほれ、こんなもんじゃろ」

「ぐひー……婆さん、ちょっとは容赦しろよ……」

「婆さんでは無いと……もう良い、それでどうじゃ?」

「ああん? ――んん? むっ! ほっ! やっ! とっ! ……確かに楽になった様な気はするな」


 立ち上がったハッカイダが肩や腰を回してそんな事を言うと、マッサージ屋のお婆さんがせびる様に掌を上向きに差し出した。


「ひっひっひっ、なら分かるじゃろう。ほれ、早う出す物を出さんか!」

「ふむ、――ほらよ!」

「なんじゃ? たったの一朱銀か? どけちじゃのぅ~」

「しがないマッサージ屋なんだろう? 依頼に出る前なら多少色を付けるが、帰って来てからじゃなぁ」

「ふん、まぁいいじゃろ。その代わり次が有ってもどけちのマッサージは後回しじゃな!」


 チェルミンクは、特に問題は無さそうだと、受付仲間に声を掛けてから休憩に入るのだった。


 そして夕方、興味本位か切実な事情か、兎に角幾度も悲鳴が響いた時間も終わり、帰り支度のお婆さんが受付へと顔を出した。


「ふむ、良い小遣稼ぎになったわ。気が向いたらまた来るでのう」

「ふふ、お疲れ様ね。どれだけ稼げたの?」

「いひひ、それは秘密じゃて。――しかし、あれじゃな。何奴(どいつ)も今一残念じゃの。今代の剣王の様な者はおらんのかのぅ」

「ん~、ちょっと前まではガイスロンドってランク二が居たんだけれど、この所サボり気味ね。――ギルド長でも紹介しよっか?」

「ひっひっひっ、筋肉共の親玉なら期待出来るかも知れんが、今日の所は店仕舞いじゃな!」


 この日から、冒険者協会本部には、時折マッサージ屋のお婆さんが出没する様になったのである。




 秋の一月二十三日


 王都の冒険者協会にこの人有りと噂されるところまで来た、冒険者集団『破門衆』を纏めるガイスロンドは、その全てをうっちゃって絶賛引き籠もりの最中だった。


 ()っぱいとの絆が結ばれてからもう一月(ひとつき)以上が過ぎたが、状況は悪化の一途を辿っていた。

 あの日から、街へ出ても声を掛けてくるのは大胸筋が発達した男、男、男。(※きっと前からです)

 馴染みの武器屋へ行っても、出迎えるのは大胸筋をひくひくと目立たせながら、にかっと笑う髭の親父。(※前からですって)

 以前は親しくしていた女冒険者達も、何故かガイスロンドと目が合う前に、視線を逸らしてそそくさとその場所を離れていく。(※話が出回ってしまっているのでしょう。笑いを堪えていましたよ?)

 そして、極め付けは、極め付けはっ!?


 ……あの日、ガイスロンドは失意のままに色街を歩いていた。

 何故かその日、通りに立つのは胸のなだらかな女ばかりだった。

 どうやら俺のボインとの縁は本当に切れてしまったらしい。そう思いながらガイスロンドは通りを歩いた。(※偶然ですよ?)

 しかしそんな事は関係無い。予約済みの馴染みの店には、可愛いシリアナが待っている。(※あー、そんな所までは覗けませんねぇ)


『ああ、可愛いシリアナ! 愛しているぞ!』

『待っていたわ、ロンド。今日もシリアナを可愛がってね❤』


 匂い立つ白い柔肌に、埋もれる様な大きなボイン。

 包み込まれる様な素晴らしい一時。

 確かに、確かにここには最高のボインが有る。ガイスロンドは感極まって、むちゅうとボインに口付けるのだった。


 しかし、夢の様な一時は、夢の様に消え去った。

 事の後に、ボインに埋もれるガイスロンドは、愛しいシリアナと睦言を交わす。


『――ボインとの縁が切れただの、雄っぱいとの絆が結ばれただの、心配して損をしたぜ! 俺にはこんなに可愛いシリアナが居たのにな!』

『……ねぇ、どうして私にそれを言うの? ロンドだって、私のシリアナを可愛いって言ってくれたのに。いつも激しく私のシリアナを愛してくれたのに』


 ガイスロンドは動きを止めた。

 何かおかしな言葉を聞いた様な気がした。


 ガイスロンドはシリアナを愛していた。しかしシリアナは、ガイスロンドが愛しているのは「私のシリアナ」なのだと言う。

 ガイスロンドのボインとの縁は切れた。しかしその後、雄っぱいとの絆が結ばれたなら、ボインな雄っぱいとの縁も再び繋がったという事では無いだろうか。

 つまり、今迄シリアナを彼女の名前だと思っていたが、本当は()()尻あ――


『うぼぁあああああああああ!!!!』


 ガイスロンドは跳ね起きて、部屋の壁へと貼り付いた。

 落ちていた服を引っ掴み、後ろも見ずに逃げ出した。


『え、ちょっと!? ちょっとした冗談でしょ!? 何で信じるのよ!! こらー! ロンドー!! ばかー!!』


 名前も知らない恐ろしい雄っぱいの持ち主の声が追い掛けて来たが、天上の声も今は異界の言葉が如く脳髄の中を掻き乱す。何を言っているか分からなければ、理解したいとも思わなかった。

 もう何も信じる事は出来無かった。


 その日から十日以上、『隠形』しながら食料品の買い出しに行く時以外は、ずっと引き籠もり続けている。

 昨日もその買い出しに出掛けて、……その先で元凶の少女を見た。

 ……いや、一時期は逆恨みもしたが、元凶は自分かとガイスロンドは項垂れる。

 どちらにしても、今のガイスロンドにおっぱいの呪いはもう掛かっていない。結局その姿を見ただけで全速で逃げ帰ったのだから、これは全てガイスロンドの不甲斐なさが招いた事だ。


「『破門衆』も解散か……いや、ギラードになら後を託せるか」


 そんな事を言いながら、今日もまた何もするでも無く一日が終わろうとしていた。


 しかし、その夜。

 眠っていたガイスロンドは、妙な寝苦しさを感じて目を覚ました。

 目を開けてみれば、何故か部屋が青い光で満たされている。

 そして寝台に横たわったガイスロンドの目の前に、ぼんやりとした巨漢の影が見える。

 飛び起きようとしても、何故かガイスロンドの体は動かなかった。


『汝、雄っぱいに魅入られし者よ……我は雄っぱいの――おっぱいー♪――である』


 途中が歌う様な別の声で掻き消されて良く分からなかった。

 しかし声も出せないガイスロンドには、ただ聞く事しか出来無い。


『汝の使命を果たさんが為に、汝に――おっぱいー♪――を授けよう。汝の為すべき事を為すが良い!』


 ポーズを取った影の、右の乳首が深紅の輝きを放ち初め、ぽろりとガイスロンドの(もと)へと落ちてくる。赤い乳首の形をした乳首石だ。

 そしてそのまま巨漢の影は消え、部屋を満たしていた青い光も消え去った。


 ガイスロンドは身を起こして、赤い乳首石を震えるその手で拾う。

 そして強く吐き捨てた。


「どうしろって言うんだよ!」


 だが、信じる事の出来無いボインよりも、まだ雄っぱいの方が信じてもいいのかも知れない。

 ガイスロンドの胸の中には、僅かな変化が起き始めていたのである。




 秋の一月二十四日


 書店通り外れの春風屋に、多色刷り用の原版をディジーリアが持ち込んだその日、春風屋には威勢の良い声が響き渡っていた。


「ほら、タンタンタン♪ タンタンタン♪ ですよ!」

「ええい、喧しいぞ! そんな調子で装置を扱えるか! 直ぐにがたが出るわ!」

「早く完成版を見たいのですよ!」

「分かってっから任せろい! 馬鹿やってればそれだけ遅くなるんだ、今回ので買ってった原版ももう無いんだろうが! 新しく持ってって新作でも作ればどうだい!?」


 そしてディジーリアが邪険に扱われているのだった。




 秋の一月二十五日


 今日は五の日の休みだ。空も晴れて稼ぎ時だなと、ライエンハルトの父ロディナハトはほくそ笑んだ。


「さあ! 行くぞ!」

「「「「「おーう!!」」」」」


 一声掛けると、威勢の良い声が湧き起こる。

 今日もターフ村販売員の売り込みが始まるのだ。


「――たぁー! 我こそはターフ村の勇者! ナジェリカの芝瓜を喰らうがいい!!」

「ぐはうー! むしゃむしゃ……。ふはははは、渋いわ! 折角の芝瓜の瑞々しさが、ここ迄運んでいる間に萎びておるわ! こんな物ではこの美食大帝やられはせぬぞ!!」

「な、なんだとー!!」


 初めて王都で野菜漬けを売ってから、既に軽く一月以上が過ぎている。

 その間にターフ村からは後発の者達が続々と到着し、小さな拠点小屋も賑やかな事になって来た。

 特に、ナジェクの婆さんが娘と孫娘を連れて来たのが良かった。御蔭で演目がいい具合に増えている。


「くぅ! こうなったら変身して斃すしか無い。たぁーー!!」


 些か棒読みな婆さんの孫娘が、そう叫んでポーズを決めると、砂塵が舞うのを表して、砂色の布を持った爺婆が孫娘の周りを駆け回る。

 その隙に、孫娘は婆さんの娘と入れ替わった。


「とぉ! 我こそあっさり漬かったターフ村の勇者! ナジェリカの芝瓜浅漬けを喰らうがいいわ!!」

「ぐはおーー!! こ、これはあっさりこりこり暑い日に旨い! しかしまだまだ倒れんぞ~!!」

「うふふ、これで終わりな筈が無いでしょう? 最強最後の変身で斃して上げるわ! たぁ~!!」


 再び砂塵の爺婆が駆け回って、到頭ナジェクの婆さんの御出座しだ。


「うらー!! 我こそはしっかり漬かったターフ村の勇者! ナジェリカの芝瓜深漬けを喰らうのじゃぁあああ!!」

「ぐはうららーー!! な、何という味わいだ!! 噛めば噛む程旨味が滲み出る! 芳しき芳香に鼻まで喜ぶ! ぐほあー!! 美食大帝ここに敗れたり!!!」


 おっと、出番だ。


「さあさあ、美食大帝を感動せしめた芝瓜の浅漬けに、美食大帝を打ち破りし芝瓜の深漬け、他にも美味しいターフ村の野菜漬けはここですぞ!! さぁさ、今日も有るだけ積まれただけ。無くなりゃ仕舞いのターフ村の野菜漬けはここですぞ!!」


 ……ターフ村の野菜漬けは、想像以上に好評だ。

 自信は有ったが、売り出して数刻で売り切れる程になるとは思わなかった。

 しかし、これだけ売ってもターフ村にはまだ野菜が有り余っていて、結局捨てる野菜が大量に出てくる。

 肥料にでもなってくれればまだいいのだが、腐るばかりで今は近くの谷底へと捨てるばかりだ。


「どうにも上手く行かんものだな」

「何がだ? 俺にはこれ以上無く調子に乗っている様にしか見えないが」


 思わず溢してしまった愚痴を、何時の間にか近くに来ていた息子に拾われてしまったらしい。

 しかし村の事を思っての愚痴を揶揄するとは――と、少し苦言を呈しておこうと振り向いたロディナハトは、そのまま口を開けて息子の頭の上を見る。


「いや、少し相談が有って来たんだ。野菜漬けの売れ行きは良い様だが、まだまだ余っていると踏んだのだが? 実は王都の収穫祭で、学院の新入生による軽食の店を出そうとしている。それに村の野菜を使いたい。頭の上のこいつに任せれば、村との往復に一刻(三十分)も掛からんそうだ。収穫祭迄の間だけだが、村の荷物も運んでくれるぞ。どうだ?」

「ディラー!!」


 息子の頭の上でパタパタと羽を動かす謎の生き物を見上げながら、ロディナハトは思いを巡らせる。

 良く分からないが、どうやら確実に、風はターフ村へと吹いているらしかった。




 秋の一月二十六日


「それで、私の厨房は手に入るのかね?」

「はて? それを私に言われても困りますな。蔵守は規則に従わぬ者を取り締まりはしても、交渉はそれぞれでして頂かなくては」

「私の物だぞ!!」

「ほほう? つまり契約不履行の催促ですかな。それならば既に訴えを出しておられるでしょうし、事ここに到っては今後は有利に交渉は進むでしょうな。幸いにして件のフクロウス内装店の褒められない遣り方は今回明白になりました故、心配召される事は有りませんぞ」

「う、訴えてはいない……。だが、あれが私の物だというのは『判別』すれば明らかな筈だ!」

「おや、訴えていない!? ははは、これはご冗談を。それでは貴方様は悪党と知りつつ見逃したという事ですかな? 蔵守で無くとも貴族として遇されるからには治安を維持する義務が有る。貴方様の所為で被害者がその後も続いたと、そう理解しても良いですかな?」

「ま、待て!? 何故そうなる!? 相手は平民なのだから取り上げてしまえば良いではないか!」

「……貴方はもう口を開かぬ方が良いですな。この度は、フクロウス内装店の帳簿から貴方もまた被害に遭われたと見受けられた故に、私が経緯を伝えに来たまで。

 悪徳業者に立ち向かった勇敢な平民の少女の話は、既に王城にも広まってますぞ。笑い物になりたければ好きになさるが良いでしょうが、蔵守もその少女の味方ということをお忘れ召されるな。

 まぁ私共の助力が無くとも、悪党に引き下がった貴方とは違って、悪漢に囲まれても気丈に堪えた若き女傑が後れを取るとも思えませぬが。

 重ねて述べさせて頂きますが、フクロウス内装店は配達した商品が間違いだった事にした。それを私は伝えに来ただけでございます。

 後の交渉は、そちらでどうぞご随意に……」


 王都では、他にも幾つかの貴族邸宅で、同じ様な会話が繰り広げられていたという。




 秋の一月二十七日


 ギンッと最後の一打ちを終えて、デッサン鍛冶ギルドに暖簾分けされた刃物鍛冶のラインガースは、無表情にその(やいば)を見下ろした。


「いや、いかんな」


 暫くそうして眺めていたラインガースだったが、ふと気が付いていそいそとその刃を布や木箱で包み始める。

 これから錬金術屋へと持って行って、魔石による強化を施して貰うのだ。


 残念ながら、先にラインガースの下を訪れた少女の様に、鎚で魔石を叩き込む事は出来無かった。だが、恐らくあれは鍛冶に似て鍛冶とは違う技術なのだろうとラインガースも当たりを付けている。

 ただ、違うと言っても、少女の業は錬金術屋のそれともまた違うらしい。

 初めに少女が強化してくれた剣を見て、既に顔馴染みとなり共同研究者となった錬金術屋も、目を丸くして言葉を無くしてしまったのだから。


 今打ち終わった剣は、一つの研究の成果になる。

 少女と錬金術屋で何が違うかと言えば、その強化の具合が全く違ったのだ。

 少女ならば容易くランクの二つ三つは引き上げたのだが、錬金術屋はどれだけ頑張ってもランク一つ上げられれば良いところだった。

 それも、少女が土産に置いて行った、魔力の通りが良くなるという魔物の鉄とやらを混ぜ込んだ上でだ。

 これではどうしたところで上級には届かない。そう理解したラインガース達は、兎に角鉄を鍛える段階から、事有る毎に魔石で強化してみる事にしたのだった。


 まずは砂鉄の段階で強化して、火床に焼べる際には魔石も焼べて、型に流し込む際には魔石の粉を振り掛けて、形が出来ればまた強化する。日が過ぎて時間が空いたなら強化して、何度も鍛える度に強化した。

 もうこれ以上無いと言うくらいに、魔石の山を()ぎ込んだ。

 そしてこれ以上注ぎ込んでももう意味は無いと直感したからこそ、これが最後の仕上げとなったのだ。


「持って来たぞぉ!!」

「遅いわ!!」


 細身の割に案外筋肉が付いた錬金術屋の前に、ドンと持って来た木箱を置く。

 そそくさと箱を開ければ、中に有るのは緑黒く染まった剣身だ。

 一番手に入り易い魔石が鬼族の物だった為か、こんな色に染まってしまっていた。


「よ、良し、言うぞ! ランク四だ!」

「俺が見てもランク四だ! 後一歩なんだ!!」

「よ、良~し! 見てろよ! 『魔石強化』!! ――せ、成功だ!! 見るぞ!! …………ランク、三だぁああああ!!!!」

「おお、お、俺が見てもランク三だぞぉおおおお!!!!」


 それが、少女が残したランク二の手本にはまだまだ及ばない事は知っている。

 しかし、ラインガース達は今、確かに上級へと手を掛けたのだ。

 ラインガース達の震える両腕が、それを何よりも確かな事だと語っていたのである。




 秋の一月二十八日


「よぉ! ハディ、今日もお疲れだな!」

「はは、お陰様でな!」

「んん? 暫く前と比べて、いい顔をしているじゃねぇか? 悩み事でも解決したか?」

「ああ、その通りだ! いや、全く久々に清々しい毎日さ!」


 顔馴染みと挨拶を交わして、ハドルナン=キーン=エメロンは笑顔を見せた。

 あの日、抜け道でばったり蔵守卿と出会(でくわ)した時には、丸で生きた心地がしなかった。しかし、終わってみれば厄介な無茶振りをする高位貴族との縁は切れ、恐らく監視は有るのだろうが平和な毎日を送る事が出来ている。

 巻き込んでしまう事を恐れて、交際を断っていた元恋人とも縒りを戻す事が出来たのだ。

 それも全て、有り得ない幸運の導きだと聞けば、諦め掛けていた人生も大切にしようという気にもなるさ。


 それに、今ではただ幸運だっただけでは無い事も知っている。


「よ~う、ハドルナン。ちょっと手伝ってくれないか?」


 時々こうやって仕事を依頼に来る蔵守隊の者が居るからか、使い勝手のいい消耗品扱いでハドルナンに近付いて来る良からぬ者達は姿を消した。

 確かに幸運も有ったのかも知れないが、蔵守隊が今のハドルナンの御守りになっている。


「ああ、任せてくれ!」


 ならば蔵守隊から受けた恩はきっと返そうと、ハドルナンは今日も元気に返事をするのだった。




 秋の一月二十九日


 獣人達に王都のパン屋として知られるダルシャンパン屋は、中央通りから東に一本入った通りに在った。

 夕方が近くなって、そのダルシャンパン屋に駆け込んだのは獣人達。


「良かった! 間に合ったよ!」

「わ、わ、もうあんまり残ってないよ!?」


 四人の獣耳を付けた若者が、店に入って売れ残りのパンを焦った顔で見回した。

 確かに残っているのは同じ種類の物が二つ三つ、全部合わせても三十程度だろうか。


「ぜ、全部なんだよ!」

「うん、残りの全部! ああ! でもどうしよう!?」


 パンを取るトレイを手に、どれから集めればと右往左往する獣人を見て、何をやっているのだかと店主は顔を顰める。

 店主は獣人が苦手だった。苦手が過ぎて嫌悪感さえ抱いている。商品を狙う悪党なら、見付かったらせめて悪怯(わるび)れたりすればいいものを、獣人達は何故、何故、と悪意も無く逆にこちらを責めて来さえする。


『お腹が減っているんだよ!』

『どうして食べちゃいけないの!』

『お金は無いよ! お腹が空いてるんだ!』


 王都で食料品を扱う店ならば、何処でも似た様な思いを抱いているだろう。


「おい、金は有るんだろうな?」

「お金ならちゃんと持って来てるよ!」

「なら、そこのトレー毎順番にこっちへ持って来い」

「わ、分かったんだよ!」


 他より少し背が低い丸獣耳の少女が、他の図体はでかいながらも背を丸めた青年達へと指図するのを顰めた顔で少し面白く思いながらも、運ばれてきたパンを袋に入れて勘定器で値段を足し合わせていく。


「……一分と一朱銀だが……大負けに負けて一分銀でいいぞ。店仕舞いだからな」

「おお! 有り難うなんだよ! 一分銀なんだよ!」

「今日は仲間のお祝いなんだ! 漸く飛び級して追い付いてきたんだよ」

「駄目だと思ってたんだよね!」


 店主は「そうか」と呟いてパンの袋を渡した。恐らく頬はにやけるのを堪えて震えているのだろう。

 獣人に警戒するのは習い性となっているので仕方が無いが、こいつらは金をちょろまかす事もしなければ、売り物のパンに悪戯をする事も無い。一時(いっとき)は妙な事を言っていたりもしたが、一度騎士服を着ているのを見てからは疑念もすっかり消え失せている。

 それに何だ? 祝い事にダルシャンのパンを求めるってのは?


 こいつらを獣人と一括りにするのは少し違う。

 ダルシャンパン屋の店主は、嬉しそうに去って行く獣人達の背中を眺めながら、せめて次は笑顔で迎えてやろうかと考えるのだった。




 秋の一月三十日


 この日の冒険者協会本部には、朝から悲鳴が響き渡っていた。


「いでぇっ!? ちょ、こらっ! ぐぁああ、いででで、だからいでぇってよ!!」

「全く軟弱なものよな! ほれ、こうじゃ!!」

「ぐぎゃあああああ!!」


 気が向いたらと、時折やって来る様になったマッサージ屋が、猛威を振るっていたのである。


「良し! そこで“気”を発してみい!」

「ぅええ!? ――ぬんっ!!」

「ほうほう……成る程のう。では、これでもう一度じゃ!」

「ちょ、ま、待て! こんな体勢でか!? ――ぬはっ!」

「ほうほうほう! 良し、では上体を起こしてパンチじゃ!」

「――りゃあっ! ……おい、これがどんなマッサージになるんだよ!?」

「ええい! 煩いぞい! お主は黙って言う事を聞いていればいいんじゃ!!」


 マッサージの教本らしき物を片手に、こんな感じで無茶を言っているにも拘わらず、不思議と客が途絶えない。今では大体一両銀が一人一回当たりの対価らしい。


「やってるな。今日もいつも通りか」


 ふと気紛れに姿を見せた協会長が、腕を回しながらそう溢した。


「あれで不思議と楽になるんだよなぁ……」


 そんな言葉を聞き咎めて、受付嬢が声を掛ける。


「あれ? 協会長もマッサージを受けたんですか?」

「おお、体付きの(たる)んだ者ばかりで参考にならんとか良く分からん事を言っていたから試しにな。どうやっているのかあんな枯れ枝みたいな手で引っ繰り返されたり捻られたり、まぁ好き勝手やられたが、効くんだよなぁ~」

「へぇ~。でも、マッサージ屋歴九日(ここのか)目らしいのにね」

「……本当か? かーっ、マッサージ屋以外に何かやってんだろうな。腰だけで無く、何故か古傷も疼かなくなったぜ」

「凄いものですねぇ~」


 そんな会話をしているところに、冒険者協会本部には似付かわしくない儚げな美少女が、従者を伴って協会の扉から入って来たのである。

 きょろきょろと辺りを見回す少女を見て、協会長は軽く片眉を上げてから、少女へと足を向ける。

 きょとんと足を止めた少女に怯えの色は無い。背後に居た従者が前へと出ようとしていたが、その前に協会長は膝を折って少女と視線を合わせるのだった。


「もしやイルシアリム様でしょうかな。私は当冒険者協会本部の協会長を務めるダルバインでございます。本日はこちらへどの様な御用でございましょう」


 王都冒険者協会と蔵守隊との関係は深い。ダルバイン自身、王宮での懇親会(パーティ)には幾度も招待されており、その際にはイルシアリムを連れたサイファスラム卿と挨拶を交わした事も有る。だからこそ気が付いたとも言えるが、何処から見ても醸し出されている深窓の令嬢といった雰囲気も、直ぐに思い当たった原因と言えば原因だろう。


「これはダルバイン様、ご丁寧なご挨拶痛み入ります。今日は、人を捜しに来たのですわ。私よりも少し背が低い、大魔法使いのお婆様です。――ケホッ。……失礼しました。灰茶色のローブを着て、宙を飛ぶ大魔法使い様なのですけれど、何か御存知有りませんでしょうか」


 その少女、イルシアリムが話す探し人の特徴に心当たりが有り過ぎて、ダルバインは一瞬気の抜けた顔を晒した。魔法使いとしての側面を見せた事は無いが、背格好共に条件に当て嵌まっていると来れば、無関係とも思えない。

 直ぐに表情を改めると、軽く頷いて言葉を返す。


「ふむ、丁度八日程前から、良く似た風貌のマッサージ屋が姿を現す様になりましたな。今も来ていますので案内致しましょう」


 ダルバインが案内する後ろでは、「マッサージ屋さん?」と戸惑う声が零れていた。

 しかし、それも件のマッサージ屋の姿が見えるまで。


「お婆様!!」

「ええい、誰じゃ! む、サイファスの娘っ子かの? 何故こんな所におるんじゃ?」

「お婆様にお願いしたい事が有りまして、捜していたのですわ。――コホッ」

「お婆様はやめよ。ふむ~、儂が寿命の一割も生きておらんぴちぴちじゃとは言わんかったかの?」

「も、申し訳ございません――ディジー様?」

「うむ、それで良い。少し待っておれ、済ませてしまうでな」


 災難だったのはマッサージを受けていた大男だろう。幼い娘の前と有って、随分堪えようとはしていたが、結局悲鳴を抑える事が出来ずに泣き叫ぶ事になったのだから。


 冒険者協会に併設された軽食コーナーで、イルシアリムは漸く見付けた大魔法使いが、果汁の入ったコップに何やら入れているのを興味深く見詰めていた。


「ディジー様、それは何でしょう?」

「ふむ、これはクリウを擂り潰した物じゃよ。お主も要るかの?」

「えっと、じゃあ、ちょっとだけ」

「何、遠慮は要らんよ」


 クリウの擂り汁を入れた果汁は、スーッとした後味を残して、イルシアリムは目を見開いた。


「うむ、気が付いた通りに、これも儂の黄金飴に必要な材料の一つじゃな。しかしのう、これはまだ手に入り易いのじゃが、肝心の蜂蜜がのう……。これは魔の森に棲む黄蜂と仲良くなって、分けて貰わねば手に入らんのじゃ。既に手持ちもこれしか残っておらん。使う予定も有ったんじゃがなぁ……」


 大魔法使いがローブの内から取り出した瓶に入った蜂蜜は、透き通って黄金色に輝いて見えた。しかし、瓶の中程までしか量は無く、とても潤沢とは言えなかった。


「綺麗な金色ですわ……」

「ふむ、少し舐めてみるかの?」

「え、ええ、宜しいのでしょうか? ――あ、美味しい! お口の中が蕩けそう――ケホッ」


 そんなイルシアリムの様子を見ていた大魔法使いは、心を決めたのか軽く頷いた。


「ふ~む、良かろう。残りの蜂蜜はお主の為に使ってやるわい」

「え!? でも、使う予定がお有りって」

「ひひひ、何、これで美味しいお菓子でも作ろうかと思っていただけじゃよ。それに、ここで断るとお主の後ろの小僧が目から血でも噴きそうじゃ」

「え……あ! こら、フクシ!!」

「いっひっひっ、気にしてはおらんよ。さて、始めるとするかの! これなるは黄蜂との友情の証の黄蜂蜜、癒しの緑のマール草、融けて混ざって甘露となれ!」


 その言葉に瓶の中の蜂蜜は踊り、玉となって宙に浮く。大魔法使いが再びローブの中から取り出した手には薬草の束が握られて、これも擂り潰されながら宙に浮いた蜂蜜の玉に混ざりゆく。混ざり切ったら光を放ちながらぱんっと弾けて、形も大きさも揃った数十の金の雫となって空中に留まった。


「クリウは清涼たる衣となりて全てを優しく包み込め!」


 何時の間にか取り出していたらしいクリウ草は、端から千切れて粉となって、金の雫を包み込んだ。

 見惚れながらも、次は何が起きるのだろうとイルシアリムがわくわくしていると、期待に反して大魔法使いは普通の声で首を捻るのだった。


「はて。入れ物が無いのう」

「それならば、こちらの手巾に」


 従者のフクシャンタが手巾を差し出したが、大魔法使いは首を振る。


「いや、これでも儂の特別製じゃ。入れるならちゃんとした保存瓶が良いわ。――ほれ、協会なら収集瓶の一つも余っておろう。マッサージの一回分を負けてやるから一つくらい譲ってやるが良い」


 興味深げにしていた協会長がその言葉に頷いて、運ばれてきた収集瓶に特別な金色の飴が収められるのだった。



「ディジー様、誠に有り難うございました」


 淑女の礼で深々と感謝を述べるイルシアリムを、何故か大魔法使いは不思議そうに眺めていた。


「私からも、主の為に大変有り難うございます」


 そして従者が騎士として、胸に拳を当て腰を落として感謝を示すと、そちらには興味深そうな目を向けるのだった。


「何、構わんよ。対価はダメパパ持ちじゃ。いいネタが出来たわい」


 そこで大魔法使いは何かを企んでいる様な悪い顔をした。

 思わず従者が容赦を願うが、イルシアリムはそれを笑って退ける。


「ディジーリア様。何卒どうか御穏便に」

「うふふ、ディジー様は父様に酷い事なんてしないわ。だって、最近の父様は凄く頑張っているんですもの」


 父親が頑張っている事がどう影響するのかは分からないが、イルシアリムはそれが答えだと口にする。

 そしてその言葉に大魔法使いのマッサージ屋が、困った様に口をへの字に曲げるのを見て、心配しつつ様子を伺っていた協会長もほっと胸を撫で下ろした。


「分かっとらんのう……。そういう真面目になった奴にこそ、借りという物は効くんじゃよ」

「いいえ、だってディジー様はお優しいもの。父様が困る事はしても、酷い事はしませんわ」

「ふぅ~む……仕方が無いのう。まぁ、なるべく酷くはならん様にはしようかの」

「ええ! ――偉大なる優しき大魔法使いのディジーリア様に、心からの敬愛を!」


 そして結局言質を取って帰っていくイルシアリムを見届けて、協会長は「ほう」と感心した声を漏らす。

 イルシアリムを見送った大魔法使いも、ひょいと椅子から降り立って、


「儂もそろそろ帰るかの」


 一言呟き、そして扉から去って行った。

 残された協会長は、それを見送りながら首を捻る。


「ディジーリア様?」


 協会長の頭の中に、疑問符は尽きないのだった。

 全国のシリアナさん、ご免なさい!(作中のシリアナさんはちょっとお茶目な女の人ですよ)


 ネットでこの作品の感想を見付けてしまいました。5月のなので、つい最近のビッグウェーブでは無さそうですけれど。

 読み辛いって書かれてしまったよぅ。でも、じわじわ来るとも。

 私が書く時って、何と無く語調というか語呂が合わないと思ったら、「○○です。」では無く、「○○なのです」とか「○○という事だったのです」と、間怠っこしくても独断でリズムが良さそうな方を選んでいるので、人によっては合わないのはこういう所かもとか思ったりも。もっと一文を短く切る訓練をしないと駄目なんでしょうかね?


 兎も角、次は学院の一週間です。お疲れ魔道具先生の事情が分かりますよ?

 という事で、次回もお楽しみに~♪

 ではでは~♪

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― 新着の感想 ―
[良い点] 謎の大魔法使いの老婆、ディジーリア様参上! [一言] 確かに独特でちょっと読みづらくは有るけども 読みづらいのは慣れちゃえすれば、それが良いアクセントになってる感じ
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