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最終章

~~第4章 ―旅の結末―~~

「あれがミュールの城ですよ。」

ルナは指差す。

小さくではあるが確かに見えた。かなり禍々しい雰囲気を纏っていた。

「ここがたぶん最後の村です。」

「じゃあここで対処法を考えるか。」

ルナはこくっと頷いた。


俺達は宿を取り、必死に対策を考える。

「結局道中では対策は思いつかなかったな。」

「どうしましょう?このままじゃどうしようも…」

「今日は疲れたな…。とりあえず寝ようか。」

「そうしましょうか。」

ルナは部屋を出て自室へ戻っていく。もちろん別部屋だ。

布団に入り、考える。


解決策はどうしても思いつかなかった。

その代わりに疑問が頭を過ぎった。

何故剣を作った時に確認しなかったのか?

ルナのための剣だ、ルナが使えなかったら何の意味も持たないと言うのに。

だめだ、眠気が…。

。。。。。。。

目覚めは扉からノック音による物だった。

「おはようございまーす!起きてる?」

ルナが起こしに来たのか。毎朝こんな風に起こして貰っていたけどこの旅が終わればそれも…。

「あぁー、今起きた。おはよー。」

もしかして俺がルナに当初抱いた感情は同情じゃなかったのか?

しかし俺、ルナの事を全然知らないな。旅の経緯とかの話しかしていなかったからな。

もしかしたら彼氏が居たり…。

「あのー、そろそろ作戦考えませんか?開けてくださいよー。」

「んぁ、ちょっと待ってろ。今開けるわ。」

そうだ、そんなことを考えてる暇はない。

一刻も早く対処法を見つけなければ…。

。。。。。。。

この宿に泊まってから6日が過ぎた…。村人達が苦しむのは見ていてかなり辛いものだった。

必死に考え、いろいろな事を試したが何一つ成功しなかった。

俺は一つ考えついた。

現状の保留という形にはなるが、俺一人で一度ミュールの城へ行き、状況を確認する。

俺の予想ではあいつの魔法が効かない俺はあいつに対しては無敵なんじゃないか?

そう考え、俺は今ミュールの城にいる…。

ミュールの城は煉瓦で出来ていて、かなり綺麗に整備されていた。

中も綺麗だな…。これも魔法の力か。

祭壇があった。簡易的な物ではあったがその迫力に圧倒された。

そして目の前には…一人の青年がいた。年は同じくらいか?

「お前がミュールか?」

彼は何も答えない。まあ答えは分かっている。こんなところに平然といるのはミュールだけだろう。


ミュールは無言でこちらに剣を構えてきた。

ん?剣?…杖じゃなくて?え?

彼はこちらに駆け出し、剣を振りおろしてきた。

「あぶね!」

俺はとっさに横へと跳んだ。

「伊達に村人Aをやってないぜ。身体能力には自信があるんだからな。」

ミュールは無言でこちらを見据えて剣を振りかぶる。

今気づいたけどこいつ何か言っているな。剣と同時に魔法攻撃でもしているのか?


俺はミュールの斬撃を避ける。

何度か繰り返した後、ミュールは突然動きを止めた。

どこから出したのか、剣が増えた。2つの剣は禍々しかった。

「まじかよ…。そんなでかい太刀を二刀流って!」

あいつは刀で容赦無く俺を切りつけようとしてくる。

そんなとき俺が入ってきた方にルナがいるのを見つけた。ぶるぶると震えている。


あいつ…俺の後をつけてきたな…。

「逃げろ!!!今のルナには絶対にこいつを倒せない。」

そう、その喋った一瞬の隙がいけなかった。

俺は腹に嫌な違和感を感じた。確認しなくても分かる。刺されたんだ。

俺は思わず倒れこんでしまった。

「いやあぁぁーーー!」

ルナは叫びながら俺の所へ向かってくる。駄目だ!ルナまでミュールに…!

ルナは剣を柄から取り出す。持っているだけでも限界だろうに…、

「に…げ…。」

荒い息の中、掠れた声しか出すことができなかった。このままじゃルナが……。


俺の苦痛の叫びも届かず、ルナはこちらまできてしまった。

そしてミュールと対峙している。

「あなたが…ミュール!」

やはりミュールは答えない。

先程と違ってミュールはすぐには動かなかった。剣に威圧でもされているのだろうか。

俺は何とか立ち上がることができた。

ルナのもとへと何とか歩いていけた。

「だ、大丈夫ですか!」

ルナは俺を労わりながらも決してミュールから目を離すことはなかった。

俺は声を出すことはできなかった。


俺は無意識にルナの手を握るようにして、剣を持っていた。

「え…?」

俺には剣からの影響は何もこなかった。

そうか、直接本人が触らなかったら大丈夫なんだ。どうして気づかなかったんだ?

剣は自在に操ることができる。それは直感として分かった。

ミュールは俺達に突撃を駆けてきた。

俺達は対抗するように剣をしっかりと握った。

「ルナ、終わらせよう。」

「リュウト…はい!」

俺、いや俺達の心は落ち着いていた。


~最終章 完~

閲覧ありがとうございます!

伏線を一応結構作ってはいたのですが、長編にするつもりもないのでここで終わりにしたいと思います。

正直な所、自分では中途半端に終わったかな?と思います。

処女作はすぐに終わらせたい。という願望があったのでこんな感じに…。

機会があれば続編を書こうと思っております。


最初から読んで頂いた方、

中途半端に終わらせたり、巻いていって申し訳ありません。

そして、本当に閲覧ありがとうございました!!!

皆さんのおかげでこれからも小説を書いていけそうです。

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