↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/15

面会

看守とともに彼が入ってきた。


五分ガリの頭にジャージ姿、シンプルなメガネをかけた姿の彼が一瞬誰だかわからなかった。


でも、私の正面のアクリル板ごしに座り

「久しぶり」

と恥ずかしそうに笑った顔は昔のままだった。


彼の左隣の一段高い席に看守が座り、ノートに何かを書き込んでいる。


看守は私の方を見たりはしないが、明らかに耳はこちらに向いているようだった。


そんな中での会話。

世間話や思い出話。


五分たったかたたなかったか・・・看守が

「そろそろ」

と彼につぶやいた。

彼は

「はい」

と応え

「行くね。ありがとう。」

と、告げ、席を立ちイスを片付け、振り替えることなく、看守とともに部屋を出ていった。


私は一人、イスに座ったままいた。

初めての体験に緊張し、ただただ呆然としてしまった。


手紙や会話さえも監視される・・・自由のない生活。


罪を犯した罰。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。