【読み切り】
えっと・・・此処でお知らせです。
今回でラストにしようかと思います。こちら。
敬語の〇〇×専属パティシエ君。
少し長編を書きたいので、このお話で最後にしようと思いいたってのことです。
とある国のとある城。
「さて、もう一口如何です?」
「も・・・あの・・・やっぱおかしいんじゃ・・・。」
「私が、直々に差し上げてるのに、いらないと言うんですか?」
「うっ・・・食べます・・・・。」
差し出された出来立ての焼菓子を、食べさせてもらっている少年は、今のこの状況を信じられないでいた。誰かに見られたら、自分はいろんな意味でここにいられなくなる。
「クスッ・・・美味しいですか?」
「ん・・・・っでも・・・。」
というより、おいしくないわけがない。なにせこの人の為に自分が腕によりをかけてつくったのだから。しかしいまそれを食べてるのは作った自分。少し悲しくなる。
「どうしてそんな顔してるんですか?」
「僕が作ったお菓子食べたくないんですか?おいしくないから?だから・・・こうして僕に食べさせるんですか?」
「なにをいってるんです?」
「ちが・・・うんですか?」
思わぬ言葉に僕はびっくりした。それと同時に疑問も沸き上がる。
「なら・・・何故食べてくれないんですか?」
「しいていうなら・・・シエルが食べてるの見るだけでお腹一杯ですから。」
「えっ///////な・・・なに言ってるんですか、王子!!」
「それで・・・・いただいてもいいですか?」
「え・・・なにをですか?」
私の一番好きなスイーツを・・・
〇〇=王子でした!