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ミーティングルームへと移動し席へ着く。

直ぐにドロイドが、コーヒーを各自の席へと。


うや、凄く良い薫りやね?

もしかして、天然物?

そんな芳香を嗅ぎつつ、有吉さんからの話しを待つ。


「ことが事だけに、通話ではなく直接話させて頂きます。

 嶋咲さんも、私のオフィスへ直接来て口頭説明しております。

 通信では、情報漏洩の危険性がありますからなぁ」


まぁ、そうなんだよなぁ。

最重要機密となる情報は、現地にて口頭報告。

これが、現在の常識である。


ネットもだが、通話も盗聴などの危険性がな。

手紙も配送途中で奪われる可能性が。


大まかな話しは、通話とかメール、チャットなどで遣り取りするが、秘匿情報は危険で使えない。

文明が進んで便利になったが、逆に不便になった事柄だといえよう。


しかし…

「精神同調率が上がるのが、そこまでの秘匿情報なんですか?

 確かに、兵器に対する精神同調率を上げると、危険なのは分かりますよ。

 けど、私の精神同調率が高いのは、サーシャムゲーム配信で知られてますよね?」


いまさらだと思うのだが?


「精神同調率が高いことは知られていますし、いまさらでしょう。

 ですが、最大値を超えることを知られては不味いですね。


 AIの試算では、アニメなどに描かれる子機などの操作も可能となるでしょう。

 武道さん1人で一個中隊以上の戦果を挙げられるそうです。


 情報がバレたら拉致されて洗脳、戦場に送り出されるかと。

 なにせ、人が扱えないだけで、そのような技術は既に存在しますので」


いや、あるのかよっ!


「いや、使えないなら、何で、そんな技術開発が?

 無駄なのでは?」


俺が尋ねるとな。


「武道さん。

 世界には富豪という方が居るのですよ。

 金と暇を持て余している方々がね」


まぁ、そうなんだろ。

家の曾祖父さんが、曾祖父の爺さんから聞いた話しを、又聞きしたことがある。


トルコてぇとこへ旅行へ行ったそうな。

その際に河に小島があり、城っうか砦が建ってそうな。


アレは史跡なのか?っと、尋ねたらな。

アレは個人の別荘です、ってよ。


うん、数十億は下らない代物らしいんだが…

ブルジョワ過ぎる!

(実話です)


そんな話しを聞いたことがあるからさ、金持ちてぇのが居るのは理解できるぞ、うん。

だが、そんな富豪がなんだってぇーんだろか?


って、ん?

まさか…


「気付かれたようですね。

 そんな富豪の方々が、アニメなどの武装を再現しようとですね。

 なにせ、肉体的な技術は再現不可能でも、機械的な物は再現可能である可能性があります。

 

 トライポッドをベースに、ガ◯ダムを筆頭にモビルス◯ツなどを作ったりですな。

 ただ、マトモに動かすパイロットが居ないですが。


 実は、危険国よりも、こちらの富豪達の方が危ういのです。

 趣味とは言え、造ったモビルス◯ツは動かない。

 ただ飾るだけです。


 それが動き、さらに子機まで展開する。

 その手の方なら、是非にでも見たいでしょうな」


いや、マジかぁー

道楽が過ぎるだろ?


っか、ソヤツらの道楽のために飼い殺してぇのは、勘弁だな。


「まだ、様々な問題が浮き彫りになる可能性があります。

 ですので、武道さんはビルから出ないで下さい。

 危険国ならば、護衛で対処可能ですが、富豪から差し向けられた場合、守り切れません。

 こちらの武装を凌駕して来ますので」


マジかぁ。

知らん内に、住み難くなってね?

なんで、こうなったし?


「私は、これからコメコク本社へ報告に赴きます。

 数日は留守いたしますので」


ああ、口頭報告するために、現地へ向かうんだな。

まぁ、現在の航空機は音速を超えるのが当たり前。


何せ客室内は、重量制御と感性中和の装置で守られている。

しかも、機体内部は重力制御にて軽量化されている。

そのため燃費が向上し、航続距離や速度が増してんだよ。


まぁ、機体剛性が新素材で増したことも原因だがな。

さて、有吉さんと嶋咲さんとも別れたし、これから何するかね?

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