0074
飯を食い終わった俺は、再び地下2階へと。
午前中は生身では無いが体を動かしたから、今回は筐体の方を試すかね。
そんなん思いながら地下へと。
辿り着いたら…嶋咲部長が待ってたんだが、はて?
「あれ?
ここも嶋咲部長の管轄なんです?
ご苦労様です」ったらな。
「いや。
私は武道さんを、待っていたんですよ。
アナタは、私の部下あつかいとなっていますから、少し話しを聞きにですね」
そんなことをな。
あれ?
俺、なんか不味いことしたかな?
「あのー、俺、何かヤラかしました?
部長が、直々に聞き取りって…」
不安になって、思わずな。
「いやいや。
悪い話しでは無いんですよ。
朝、武道さんが、ここで行ったことをですな」
ん?
「アーマードに乗ったことですか?
テストパイロットとして機乗可能になってましたから、申請して許可いただいたのですが?
乗っちゃダメでした?」
あれ?
おかしいな?
なんか手続きマズったか?
「いえいえ。
手続きや、機乗に問題はありませんよ。
まぁ、立ち話もなんですし、そこのミーティングルームへ移動しましょう」
そう誘われて移動を。
ミーティングルームへ入り席へ着く。
したら嶋咲部長がな。
「いや、そのですな。
武道さんが、精神同調率が高い方だとは、聞いてはいたんですが…
まさか、ここまでとは」っうことをな。
いや、いきなり過ぎて、何のことか分からんのだが?
だからさ。
「あのー、どう言うことなんでしょう?
アーマードに乗ったことで、何か?」
そう尋ねたらさ。
一瞬キョトンとした嶋咲部長がな。
「ああ、これは失礼。
私としたことが、少し興奮したみたいです。
実はですね。
今朝、武道さんが乗られたアーマードですが、精神同調率が脅威の90%超えでして。
世界にも類をみないデーターが取れましてね。
このデーターを元に機器類を改良すれば、同調率の引き上げが可能になると、大騒ぎになっているんです。
そこでですね。
午後もアーマードに乗っていただけないかと」
え?
どゆこと?
「いや、私の契約形態ですが、テストパイロットも含まれていますよね。
依頼ではなく、業務命令で良いのでは?」
それが、俺の仕事な訳だしさぁ。
「確かに契約上では、そうでしょう。
ですが…
武道さん。
アナタ、ご自分の希少性とか理解されてます?
おそらくですが、武道さんクラスの精神同調率を誇る方は皆無なんです。
一応は極秘あつかいですが、情報は、何処から漏れるか分かりません。
今日から護衛も付きますから。
ご自分の身分を、今一度、考えていただけますか?」
へ?
俺は、その辺にさ、ゴロゴロ居るようなオヤジだぞ?
っか、自由に出歩けないのはさぁ、嫌なんだが?
「それって、プライベートで外出する時も、護衛が付くってことなんですか?」
それさぁ、嫌なんだけど。
「当然ですな。
下手したら、他国に拉致されますよ。
なにしろ、コレだけの同調率を持つ方は、世界で武道さんだけなんですから。
身の安全をはかるためにも、護衛は必須です!」
力説されてしまったよ。
そこまでのことかねぇ?
「ふぅ。
まだ、ピンときて無いみたいですが…
これらのデーターを元に、トライポッドの操作性が上がると言えば、分かります?
さらに、アーマードが、軍事利用可能レベルになる可能性があります。
と、言うか、武道さんの操作レベルならば、即座に戦場へ出ても通用するレベルだそうですよ。
まぁ、我が社としては、軍事転用としてのデーター提供は考えておりませんがね。
ですが、軍事目的でデーターが欲しい国からしたら、武道さんは是非にでも欲しい人材なんです。
そんな国に狙われる可能性がありますから」
いや、マジかぁ!
とんだことに、なったもんだ。




