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船から歩いて外へと。

っても、サーシャムでの徒歩だから、一歩がさ。

楽々とドッグ端へと。

ソコから下へと降りる訳だが、結構な高さがな。


船に負担を掛けないように、歩み出すみたいに。

したら、当然ながら落下ってな。


バーニアを吹かして、落下速度を調整しつつな。

着地するとだ、軽い衝撃がよぅ。


で、左右へ二人が操るサーシャムが降りて来る。

いつものチームが出来上がりってな。


「で、どうしやす?」

アンソニー大尉が、そんなコトをな。

だからさ。


「左右は、他の船から出たヤツらが索敵中だろうさ。

 ならば、前を調べるまでだな」

「前でやすか?

 明らかに森なんですがねぇ」


別に生物で無く機械だから、機獣が森へ潜む必要はない。

草木を食す草食獣も、それを狩るヤツも居ないからな。


だが、なぜか機獣てぇのは、森を好んで潜みやがる。

まぁ、潜み易いからでもあるんだろうがよ。


つまり、岩場よりも接敵し易い訳だ。


一応は、森から離れた位置へと停泊してはいる。

だが、機獣が駆け寄れば、容易く接触できる距離だ。


それを考えると、森へ機獣が潜んでいないかを、確認すべきだろうよ。

森へと近付くと、ネズミ型の機獣がチョロチョロと。


いや、違うか?

あれはリスとモモンガ?

他のヤツも。


小動物的な機獣だが、敵意はないみたいだ。

最初の基地周辺に居たネズミとは、えらい違いだな。


ん?

フェレット?

オコジョ?

イタチ?


まぁ、そんな感じのが、チョロチョロと。

っと言うか、コチラを伺っていないか、アレ。


良く見ると、他の機獣も、コチラを観察しているような。

ちなみにだがな。

小さいと言ったが、サーシャムに比べたらだ。


人に対する小動物の感じを、サーシャムのクラスにした感じだな。

つまり、サーシャムは腹部へ操縦席を設けられる程にデカい。

そのクラスの巨人にとっての、小動物な訳だ。


だから人よりは、遥かにデカいからな。


っと、これ。


「警戒しろっ!

 何か来るぞっ!」


わぁー

狼やんね。


木々の影からかい!

っか、良く考えたら、ココの樹木って、デカいなっ!

サーシャムより遥かにデカい。


っかな、人の縮尺に対する樹木が、サーシャムの縮尺に置き換わった感じか?

サーシャムと同調してっからさ、感覚が。


サーシャム自体が自分になってっから、違和感に気付かなかったよ。

サーシャムを人として、周りが合わせた様にデカくなってんぞ、コレ!

生身だと、巨人の国へ入り込んだ感覚になるだろう。


そんなデカい樹木で構成された森だ。

サーシャムを人と例えた場合に、それ相応の大きさとなる狼が隠れられる森。


デカ過ぎねぇか?

っか、森に隠れて迫ってくんじゃねぇ!

厄介なっ!!

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