0129
ん?
スピーカーから声?
「アキラ武将。
浮遊大陸へ、まもなく到着いたします。
到着後、本艦は大陸にて着艦バリア上にて停泊となります。
着艦場所から近場のベースまでのルートを、高速ドローン放出にて探る予定となります。
アキラ武将には、着艦場所周辺の探索および危険が無いかの調査を願いたい。
もし危険が有るならば、排除願えますか。
船団に合流していた狩猟団と他国の軍から、サーシャムが5機、アーマードが30機ほど索敵に出ます。
彼らの力量は、アキラ武将チームに劣るため、敵発見時には加勢願いたい」
ふむ?
まぁ、全方位を索敵なんぞ、無理だからなぁ。
さて、っと。
「そろそろ、ドッグへ移動するかね」
「そうしやすか」
「ココって、豪奢で広いのは良いんですけど。
ドッグから離れているのが、欠点ですよね」
まぁ、ドッグから遠くはあるな。
だがな。
「ココ、貴賓室なんだろ?
貴賓室がドッグに近い方が、問題だろうに」
そう告げたらな。
「ちげぇねぇ!」って、アンソニー大尉が豪快に笑ってやがる。
「ちぇっ。
でもさ、不便には、違いないでしょ?」
「まぁな」
そんな話しをしつつ、廊下を進む。
しかし、意識してセーブしないと、二人を置き去りにしてしまうな。
肉体改変の影響か?
確かにスペックがフィードバックされているな。
これがサーシャムの操縦に、どう影響するか、だが。
足早に廊下を移動しドッグへと。
艦内ゆえに、スペースなど無い。
ゆえに佐官機と尉官機が、同一スペースへと格納されている。
本来ならば、佐官機が奥側に格納され、尉官機が出口側となる。
それは発艦時が狙われ易いためでもあり、先に出てツユ払いする役目が、尉官機にあるためだ。
だが俺は、先に発艦するコトをか。
「武将ぉ〜
先陣は俺たちに任せて頂けないですかねぇ」
アンソニー大尉が困ったようにな。
だが、コレは譲れんな。
「艦外へサーシャムにて飛び出す。
これは結構な爽快感でな。
しかも前方がクリアなら、さらに良い。
コレに敵が散開していれば、スリルまで味わえる。
こんな美味しいポジションは、譲れんなぁ」
「アンタは、どこぞの戦闘民族でやすか?」
アンソニー大尉が呆れたように。
「本当は、自分が先陣切りたいだけじゃなぁ〜い?
アンソニー大尉がトリになってますもんね。
まるで司令機みたいですわよ?」
キャンディ大尉が茶化しているな。
まぁ、貫禄的には、彼の方が適任なんだが。
そんな話しをコンソール越しに。
現在はな、船団が浮遊大陸へと。
着艦場所を、探している状態だ。
別に着艦せずとも出たいのだがな。
他の船団から探査機が先に出ているんだ。
今の状態で出ると、邪魔だろさ。




