パートナー
目を覚ますと、昨日の事が嘘の様に、
清々しい景色が窓の外に広がっていた。
亮太「あぁ、
夢だったんだなあ。」
背伸びをしていると、
身体の事を考慮された朝食が運ばれる。
看護婦さん「お身体変わりないですか?」
亮太「えぇ。」
すごく魅力的で綺麗なナースさんだ。
黒髪の似合う、まるで、天使だ。
看護婦さんは僕に体温計を差し出すなり、
同時に血圧を測る。
看護婦さん「それにしても良かったですね、
本当に打ち所が悪かったら、
退院出来なかったかもしれなかったんですよ、
"まるで、神様にでも守られたみたいですね?"
」
顔に似合わず縁起でもないことを言う。
看護婦さん「本当に、良かったですね。」
笑顔はやはり天使だった。
看護婦さん「もうしばらくしたら、
相手の方が面会に来られると思います。」
そう言い、天使は帰って行った。
亮太「はぁ、たまにはこうゆうのもいいもんだな。」
ジョリーさん「お前はああゆうのがタイプなのか?
医者でそんなこと言うもんじゃねえぞ、」
暫し、静寂が流れる。
亮太「夢じゃなかったあ、、」
ジョリーさん「当たり前だろうが。
寝て覚めたら夢落ちでした。
んな都合のいい話はねえよ。
早く身体を探すのを手伝ってくれよ」
ジョリーさんはばつが悪いようにする。
亮太「ジョリーさんどうしたの。」
病院の朝食を口に運びながらジョリーさんを見る。
ジョリーさん「あんまりこうゆう所は好きじゃねんだ。
生死が彷徨いやがって、腹がへっちまうよ、、」
僕は驚いて、橋を落とした。
ジョリーさん「なにやってんだ。」
亮太「もしかして、ジョリーさんって、、
人間食べたりする、、?」
ジョリーさん「がああっはっはぁ」
ジョリーさんは大声で笑い転げる。
亮太「しーっ、しー。」
ジョリーさん「んな、、
そもそも俺の声はお前にしか聞こえねえよ。
まあ、ここにいるじいさんばあさんには、
見えたりするかもだけどよ。」
亮太「って事は基本僕以外には聞こえず、
見えないってことなんだね。」
ジョリーさん「あぁ。」
僕は深いため息をする。
現状は変わらない。
彼は存在し、確かに
「ジョリーさん」
はいる。
ジョリーさん「そうだな、、
まあ、いろいろあるけどよ軽く説明しとくか。」
そう言いながらジョリーさんは浮遊する。
ジョリーさん「えー、、 おっほん。
私、ジョリーさんは通常、亮太にしか見えません。
死の近い者や、なんらかの能力がある人には、
感じられたりもします。
そして、私の食べ物は
"悪魔"
です。
亮太には私の身体を探すのを手伝って貰って、
私は亮太の願い事をなんでもひとつだけ叶えます。
以上です。」
いろいろと突っ込み所があるのだが、
ゆっくりと噛んで飲み込むとしよう。
亮太「んー。
まず、そもそも何で僕はジョリーさんの身体を探すの?」
ジョリーさん「何でって、
"契約したから"
に決まってんだろ」
亮太「契約?」
ジョリーさん「そうだ。
お前の身体は本来、
もーバラバラのぐっちゃんぐっちゃんだ。
さっきの姉さんも言ってただろう?
"神様にでも守られたみたいですね?"
ってよ。
クックッ」
何だか普通に関わっていたのが恐ろしくなった。
肩がガクガクと震え、堕ちたあの衝撃を思い出す。
ジョリーさん「おぃ!
大丈夫か?」
ジョリーさんの声で落ち着きを取り戻す。
亮太「はい、」
ジョリーさん「どうした急によそよそしくなって。
俺とお前はパートナーだ。
そうゆうのは無しにしようぜ!」
キリッ
と言わんばかりの表情に苦笑いをする。
亮太「食べ物が、悪魔。と言うのは?」
ジョリーさん「んー。
それよりもよ。
亮太は俺をどう見る。
いや、正確には、
"どう見える?"
だ。」
どう見えるって、言われても、、
何て答えればいいんだ。
変な返答次第では、もしかしたら俺は、、
ジョリーさん「まー、そー考え込むなよ」
ジョリーさんは僕の頭の上に乗った。
ジョリーさん「気楽に行こうぜ!
兄弟!」




