真面目で馬鹿なあなたへ
がんばれ
あなたは、誰かにではなく、自分の心に問うべきです。
あなたの夢は、なろうで一位になることでしょうか?
作品の文字一つひとつに……あなたの魂を込め鱗を、
本物の竜をつくりあげ、プロになる事ではないのですか?
――PV。
普通にやっている方だと、100-200がせいぜいだと思います。
もう一度いいますが、時間を割いて見てくれているのは、
大抵、同じ作者さんたちです。
あなたは少ない……と感じているかも知れませんが、
実はその100-200って……ものすごく貴重な数字なんですよ。
その方々から、評価をもらった意味がわかりますか?
基本、一般の読み専の方は、ランキングに載っているものしか見ません。
あなたの作品など、見向きもしません。
彼らにとって――あなたが愛して寿命を削りながら書いている作品は、
在る事すら気づかない、道端の石コロと同じです。
石コロと、同じです。
それでも――最後まで抱きしめ、愛してあげなさい。
あなたが生み出した作品は、あなたの心、魂の結晶なのです。
あなたは、空を目指す為、『小説家になろう』に訪れた。
ですがその時点で、あなたはすでに一人の『小説家』なのです。
すでに願いはひとつ、叶っているのです。
だからこそ、まやかしの成果に頼る事なく、本当に進む道を模索しなさい。
いかにすれば自分の作品が素晴らしくなるか、それだけを探求しなさい。
はじめてブックマークをもらえた時の気持ち、まだ覚えていますか?
……たった2PT。
それは、凍えるような世界で、丸裸のあなただけの力で得た
本物の成果であり、大切な防寒具だと知りなさい。
――誇りを、持ちなさい。
――たとえ独りでも、戦い抜く強さを、自分たちに見せてあげなさい。
夢に破れ、最後は筆を折る事になろうとも――
その瞬間まで、自分たちを信じ、描き続けなさい。