第三十二話 婚約式の鐘は、きちんと鳴りました
私とヴィクトル様の婚約式は、聖アリア神殿で行われることになった。
大広間ではない。
王族の婚姻式のような、国中の貴族が集まる式でもない。
けれど、小さすぎる式でもなかった。
エルヴェイン公爵家。
レオニス大公家。
王妃宮。
王家婚姻登録院。
聖アリア神殿。
そして、私たち二人を本当に見届けてくれる人だけがいる、静かな婚約式だった。
式の朝、私は淡い銀白の婚約式用ドレスをまとった。
かつて着た白い婚約式用のドレスとは、少し違う。
あの日の白は、どこか息を詰めるような色だった。
今日の白は、朝の光を含んでいる。
袖口には、母が選んでくれた小さな淡黄色の刺繍。
胸元には、父から贈られた青い石の飾り。
そして髪には、王妃殿下から届いた真珠のピンを一本だけ挿した。
鏡の中の私は、花嫁ではない。
今日の私は、婚約式に立つ令嬢だ。
そして、王家婚姻登録院特別補佐官でもある。
「お嬢様」
侍女のリーナが、私の手袋を整えながら小さく微笑んだ。
「本日は、本当におめでとうございます」
「ありがとう」
「お時間は、予定どおりです」
「ええ」
「ヴィクトル様は、すでに神殿へご到着とのことです」
「早すぎない程度に?」
「はい。早すぎない程度に」
その報告に、私は思わず笑ってしまった。
きっと、ヴィクトル様はかなり努力したのだと思う。
早く着きすぎないこと。
遅れないこと。
私を急かさないこと。
それらをすべて満たす時刻を、正確に選んだのだろう。
部屋の扉が軽く叩かれ、母が入ってきた。
母は私を見るなり、目元を少しだけ潤ませた。
「綺麗よ、アリシア」
「ありがとうございます、お母様」
「今日は、泣かないつもりだったのだけれど」
「まだ式前です」
「そうね。式の後にします」
母はそう言って、私の髪飾りを一つだけ直した。
その手は少し震えている。
でも、悲しみの震えではなかった。
「お父様は?」
「馬車の確認を三度しているわ」
「三度」
「一度目は父として。二度目は公爵として。三度目は、たぶんただ落ち着かないだけね」
私は笑った。
父らしい。
そして少し、ヴィクトル様にも似ている。
母は、私の手を取った。
「アリシア」
「はい」
「あなたが今日、自分の意思でこの式へ行くことを、私は嬉しく思います」
「はい」
「誰かに待たされるためではなく」
「はい」
「誰かの家に入るためだけでもなく」
「はい」
「同じ時刻に立ちたい人のところへ行くのね」
胸の奥が、静かに温かくなる。
私は頷いた。
「はい」
「なら、大丈夫」
母は、そっと私の手を離した。
「行きましょう」
聖アリア神殿の白い回廊は、あの日と同じように磨かれていた。
足音が、よく響く。
初めて婚約式を終わらせた日。
私はこの回廊で、来ない人の足音を待っていた。
小鐘が鳴り、参列者が静まり、立会神官と公証人が揃っても、ディオン様は来なかった。
あの日、私は半刻を待った。
そして、婚約不成立確認書に署名した。
今日は違う。
私は、誰かを待つためにこの回廊へ来たのではない。
同じ時刻に立つために来た。
王家婚姻登録院の書記官ユリアが、回廊の途中で一礼した。
今日は職務としての立会いでありながら、少しだけ目元がやわらかい。
「アリシア特別補佐官」
「はい」
「ご到着、予定どおりです」
「ありがとうございます」
「ヴィクトル監督官も、予定どおりご到着済みです」
「監督官ではなく、今日は誓約者ですね」
ユリアは、ほんの少しだけ目を瞬いた。
そして、珍しく小さく微笑んだ。
「その通りでした。ヴィクトル・レオニス様も、予定どおりご到着済みです」
「ありがとうございます」
「本日の本人意思確認を行います」
「はい」
私は背筋を伸ばした。
何度も、他の令嬢たちへしてきた確認。
今日は、私自身が答える番だ。
「アリシア・エルヴェイン様。本日、聖アリア神殿において、ヴィクトル・レオニス様との正式婚約式に出席されます」
「はい」
「この婚約式へ、ご自身の意思で出席されますか」
「はい」
「ヴィクトル・レオニス様との婚約を、ご自身の意思で望まれますか」
「はい」
「王家婚姻登録院特別補佐官としての職務を継続する意思がありますか」
「はい」
「婚約後も、職務、時間、上申先、休務規定が守られることを確認済みですか」
「はい」
「では、最後に確認します」
ユリアの声が、少しだけやわらかくなった。
「あなたは、今日、誰かに待たされるためではなく、ご自身の選んだ時刻に立つために来られましたか」
胸の奥が、深く震えた。
ユリアが、この一文を入れてくれたのだろうか。
それともヴィクトル様だろうか。
いいえ。
たぶん、登録院の皆で考えてくれたのだ。
「はい」
私は、はっきり答えた。
「私は、自分の選んだ時刻に立つために来ました」
ユリアは、静かに記録した。
「確認しました」
私はその文字を見た。
アリシア・エルヴェイン。
本人意思確認済み。
自分の選んだ時刻に立つために出席。
その記録を見て、ようやく私は本当にここへ来たのだと思えた。
回廊の向こうから、父が歩いてくる。
今日、私は父に付き添われて神殿前室へ向かう。
父は私の前で立ち止まり、いつもの厳しい顔のまま、少しだけ目元を赤くしていた。
「準備はいいか」
「はい」
「本当にいいのだな」
「はい」
「怖くはないか」
「少しだけ」
私は正直に答えた。
父は深く頷く。
「少しなら、よい」
「よいのですか」
「怖さがまったくないより、信用できる」
「お父様らしいです」
「そうか」
父は私へ腕を差し出した。
「行こう」
「はい」
神殿前室には、ヴィクトル様がいた。
深い紺の婚約式礼装。
銀の飾り紐。
王家婚姻登録院の徽章はつけていない。
今日は監督官としてではなく、私の婚約者となる人として立っているからだ。
けれど、彼の立ち姿はいつもと同じだった。
静かで、正確で、急かさない。
私が入ってくると、彼は一歩だけこちらへ向き直る。
近づきすぎない。
でも、私が同じ線に立つ場所を空けてくれている。
「アリシア嬢」
「ヴィクトル様」
「お時間どおりです」
「あなたも」
「はい」
「早すぎない程度に?」
「努力しました」
あまりにも真面目に言うので、私は笑ってしまった。
父が横で小さく咳払いをした。
王妃殿下なら、きっと笑ってくださっただろう。
神殿前室には、王妃殿下もいた。
王妃殿下は今日、王家婚姻登録院と王妃宮の立会人として出席してくださる。
その横には、ミレーヌ女官長。
さらに少し離れたところに、マルタ神官と公証人がいる。
誰も私たちを急かさない。
鐘は、まだ鳴っていない。
二人が同じ線に立つまで、鳴らない。
ヴィクトル様が、静かに手を差し出した。
私は父の腕を離れ、その手を見た。
取る前に、一度だけ確認する。
「ヴィクトル様」
「はい」
「今日、私はあなたの隣に置かれるために来たのではありません」
「はい」
「あなたの家に保護されるためでもありません」
「はい」
「仕事を捨てるためでもありません」
「はい」
「私は、あなたと同じ時刻に立つために来ました」
ヴィクトル様の目が、ほんの少しだけやわらぐ。
「はい」
彼は言った。
「私も、あなたを隣に置くためではなく、あなたと同じ時刻に立つために来ました」
それで十分だった。
私は彼の手を取った。
その瞬間、鐘係へ合図が出る。
神殿の鐘が鳴った。
一度目。
白い石の壁に、澄んだ音が広がる。
二度目。
胸の奥に残っていた、あの日の静けさが少しずつ遠ざかる。
三度目。
婚約式の始まりを告げる鐘が、きちんと鳴った。
私は目を閉じそうになり、けれど閉じなかった。
見ていたかった。
この鐘が鳴る時刻を。
私が、ひとりではなく立っていることを。
ヴィクトル様が、同じ線の上にいることを。
神殿の扉が開く。
祭壇までの白い道が、まっすぐ伸びている。
参列席には、父と母。
レオニス大公家の人々。
王妃殿下。
登録院の職員たち。
ユリア。
ミレーヌ女官長。
マルタ神官。
そして、王女セレスティア殿下とアルフォンス様も来てくださっていた。
ディオン様とセシリア様はいない。
招いていない。
それでよかった。
彼らのことを恨み続けているわけではない。
でも、私の婚約式は、私とヴィクトル様のものだ。
過去への説明の場ではない。
私たちは、祭壇の前へ進んだ。
歩幅は少し違う。
ヴィクトル様の方が背が高いから。
けれど、彼は自然に私の歩幅へ合わせてくれる。
私は、それに甘えすぎないよう、自分の足で進む。
同じ時刻に立つとは、たぶんこういうことなのだと思った。
立会神官が、婚約式を始める。
「これより、アリシア・エルヴェインとヴィクトル・レオニスの正式婚約を確認します」
その言葉が、神殿に響く。
かつて、私の婚約式はここで止まった。
相手がいなかったから。
今日は止まらない。
相手がいる。
そして、私もいる。
「ヴィクトル・レオニス。あなたは、アリシア・エルヴェインとの婚約を望みますか」
「はい。望みます」
ヴィクトル様の声は、静かで、はっきりしていた。
次に、神官が私を見る。
「アリシア・エルヴェイン。あなたは、ヴィクトル・レオニスとの婚約を望みますか」
私は、少しだけ息を吸った。
この問いに答えるまでに、ずいぶん遠くまで来た気がする。
婚約式に来なかった人。
病弱な幼なじみ。
青い封蝋。
王家婚姻登録院の机。
本人意思確認。
待機負担者欄。
王女殿下の鐘。
父と母の花。
ヴィクトル様が出しすぎた候補日。
仕事に関係のない本。
甘すぎない菓子。
その全部が、私の中にある。
でも、今ここで答えるのは、今の私だ。
「はい」
私は言った。
「望みます」
神殿の空気が、静かに震えた気がした。
母が、きっと泣いている。
父は、たぶん必死にこらえている。
ユリアは、きちんと記録しているだろう。
ヴィクトル様は、私を見ていた。
いつもの静かな目で。
でも、今までで一番やわらかい目で。
誓約書が差し出される。
私はペンを取った。
この名前を、何度も書いてきた。
不成立確認書。
臨時補佐任用書。
特別補佐官任用書。
婚約協議意思確認書。
要綱起案補佐の記録。
そして今日。
正式婚約誓約書。
アリシア・エルヴェイン。
私は、ゆっくり自分の名を書いた。
続いて、ヴィクトル様が署名する。
ヴィクトル・レオニス。
公証人が確認し、立会神官が署名する。
王家婚姻登録院の書記官として、ユリアが記録印を押す。
最後に、王妃殿下が立会人として確認印を入れた。
「正式婚約を確認しました」
神官の声が響く。
その瞬間、鐘がもう一度鳴った。
今度は、婚約成立の鐘。
一度。
二度。
三度。
私は、その音を胸の奥まで聞いた。
怖くなかった。
あの日鳴らなかった鐘は、私を置いていったのではない。
鳴らなかったから、私はあの場で終わらせることができた。
そして今日、私は別の時刻へ来られた。
隣にいるヴィクトル様が、小さく言った。
「鳴りましたね」
「はい」
「きちんと」
「はい」
私は、少しだけ笑った。
「婚約式の鐘は、きちんと鳴りました」
ヴィクトル様の口元が、ほんのわずかに動く。
「記録しますか」
「今日は、心に」
「承知しました」
そのやりとりが、あまりにも私たちらしくて、私は笑ってしまった。
神殿の中で笑うには少し早かったかもしれない。
けれど、王妃殿下が楽しそうに目を細めていたので、きっと許されたのだと思う。
式後、神殿の小応接室で簡単な祝宴が行われた。
豪奢ではない。
けれど、温かい席だった。
母は私を抱きしめ、父はヴィクトル様へかなり長い確認をした。
今後も仕事を尊重するか。
候補日は一回分ずつか。
アリシアが嫌だと言ったら止まるか。
休務を守らせるか。
ヴィクトル様は、すべて真面目に答えた。
「厳守します」
その返事を聞いて、父はようやく深く頷いた。
「ならよい」
母は横で笑っていた。
私は少しだけ恥ずかしかった。
ユリアは、婚約記録の控えを私に渡してくれた。
「アリシア様」
「今日は補佐官ではないのですね」
「今日は、婚約者になられたアリシア様です」
「ありがとうございます」
「ただし、明日からは特別補佐官です」
「はい」
「明日の午後、要綱改定会議があります」
「……明日からですか」
「はい」
ユリアは、ごく真面目に言った。
「婚約しても、仕事はありますので」
私は笑った。
それが嬉しかった。
婚約したからといって、私の机が消えない。
仕事が遠ざけられない。
私が私であることが、式の後も続く。
「出勤します」
「ご無理のない範囲で」
「午後からにします」
「よい判断です」
その言葉をユリアから聞く日が来るとは思わなかった。
私はまた少し笑った。
王女殿下も近づいてこられた。
「おめでとう、アリシア」
「ありがとうございます、王女殿下」
「とてもよい鐘でした」
「はい」
「あなたも、同じ時刻に立てましたね」
その言葉に、胸が温かくなる。
「はい」
「これからも、登録院でよい仕事を」
「務めます」
「そして、仕事以外の時間も忘れないように」
王女殿下は、少しだけいたずらっぽく笑った。
「ヴィクトル様が候補日を出しすぎたら、王妃宮へ報告なさい」
「王女殿下」
ヴィクトル様が少し困った声を出す。
私は笑った。
「はい。必要に応じて」
「必要にならないようにします」
ヴィクトル様は、きわめて真剣に答えた。
周囲に、小さな笑いが広がる。
穏やかな笑いだった。
祝宴の最後に、王妃殿下が私たちへ近づいてこられた。
その手には、小さな青い封筒がある。
「アリシア」
「はい」
「これは、王妃宮からではなく、私個人から」
私は封筒を受け取った。
中には、短い文が入っていた。
あなたは、待たされる令嬢として終わりませんでした。
自分の時刻を取り戻し、同じ時刻に立つ相手を選びました。
その選択を、私は祝福します。
読んだ瞬間、目の奥が熱くなった。
今度は、少し泣いた。
母の前でも、父の前でも、ヴィクトル様の前でも。
隠さなかった。
泣くことは、弱さではない。
嬉しい時に涙が出ることもある。
私はそれを、ようやく自分に許せるようになっていた。
「ありがとうございます」
王妃殿下は、そっと頷いた。
「幸せに。そして、よく働きなさい」
「はい」
「休むことも忘れずに」
「はい」
「ヴィクトル」
「はい」
「あなたもです」
「承知しております」
王妃殿下は満足そうに微笑んだ。
夕方、私はヴィクトル様と神殿の外回廊を歩いた。
式は終わった。
正式婚約の記録も済んだ。
参列者たちは帰り支度をしている。
白い石の回廊には、夕方の光が差していた。
私は、ふと足を止めた。
ここは、あの日、遅すぎた足音が響いた場所に近い。
あの日の私は、振り向かなかった。
手続きはもう終わっていたから。
今日は、隣にヴィクトル様がいる。
「アリシア嬢」
「はい」
「大丈夫ですか」
「はい」
私は回廊の先を見た。
「ここで、少し思い出しました」
「はい」
「でも、もう痛いだけではありません」
「はい」
「今日、鐘が鳴りましたから」
ヴィクトル様は、何も急かさず待ってくれた。
私は続ける。
「あの日の私に、教えてあげたいです」
「何を」
「あなたは捨てられたのではなく、終わらせるべき時刻を選んだのだと」
ヴィクトル様の目が、少しだけやわらぐ。
「それは、以前にも言いました」
「はい」
「今は、信じられますか」
「信じられます」
私は、はっきり答えた。
「あの日、終わらせたから、今日ここに立てました」
「はい」
「だから、もう大丈夫です」
ヴィクトル様が、静かに手を差し出した。
私は、その手を取った。
あの日と同じ白い回廊。
でも、今日は違う。
私は、誰かの足音を待っていない。
同じ時刻に立つ人と、同じ歩幅で歩いている。
「ヴィクトル様」
「はい」
「次のお茶の候補日は、いつですか」
「……婚約式当日に聞きますか」
「仕事外の予定ですから」
「一理あります」
「三つまで」
「もちろん」
ヴィクトル様は、少しだけ考えた。
「第一候補、五日後の午後三刻。第二候補、七日後の午前十刻。第三候補、十日後の午後二刻」
「場所は」
「王宮北庭。青い鳥が戻ってきています」
「仕事に関係は」
「ありません」
「本当に?」
「鳥です」
「神殿装飾や婚姻儀礼には?」
「今回は関係ありません」
「では、第一候補で」
ヴィクトル様の口元が、ほんの少しだけ動いた。
「承知しました」
「私の意思で選びました」
「はい」
「楽しみにしています」
「私もです」
夕方の鐘が、遠くで鳴った。
それは婚約式の鐘ではなく、ただ時刻を告げる鐘だった。
けれど、私はその音も好きだと思った。
時刻を告げる音。
誰かを急かすのではなく、今がここにあると知らせる音。
私はその音を聞きながら、ヴィクトル様と並んで歩いた。
私の時間は、もう誰かに当然のように奪われるものではない。
私の声は、もう誰かに代わって答えられるものではない。
私の席は、もう臨時ではない。
そして、私の婚約式の鐘は、きちんと鳴った。
これからも、きっと予定は変わる。
仕事は増える。
誰かの不安や政治や家の都合が、また誰かの時間を動かそうとするだろう。
そのたびに、私は机に向かい、欄を作り、本人の意思を聞く。
待つべき時は待ち、止めるべき時は止める。
自分の時間も、誰かの時間も、見えないまま奪わせない。
その上で。
仕事が終われば、青い鳥を見に行く日を選ぶ。
甘すぎない菓子を食べる。
仕事に関係のない本を少しずつ探す。
ヴィクトル様が候補日を出しすぎたら、ちゃんと止める。
そして、同じ時刻に立つ相手と、少しずつ未来を置いていく。
私はもう、待たされる女ではない。
私は、私の時刻を選ぶ。
その隣で、ヴィクトル様が同じ歩幅で歩いている。
今は、それがとても幸せだった。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
これにて完結です。
短編版では、婚約式に来なかった婚約者を待たず、アリシアが婚約不成立を選ぶところまでを書きました。
連載版では、その後の正式処理、王家婚姻登録院での仕事、ディオンやセシリアとの線引き、そしてアリシア自身がもう一度「同じ時刻に立つ相手」を選ぶところまで描きました。
最後の鐘までお付き合いいただき、ありがとうございます。
面白かった、読んでよかったと思っていただけましたら、最後にブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです。




