第42話 タンザニア政変? その6
遅くなりました。
ヒナタが出ると読めません。四千字程度を想定が、七千字超えです。
お楽しみください。
『お邪魔するよ』
ヒナタのテントに博士がやって来ました。テントの中ではヒナタがベットではなくキャンパスに寝袋で待ってます。ヒナタが絶対に譲らないので、博士はもうあきらめてます。
『ようこそ、歓迎します』
ここで、普段のように「いらっしゃ~い」とかやらないのがヒナタのスタイルですね。
ヒナタは5度の水で冷やしたビールを渡します。まあ、もう少し温いですが、推奨温度以下です。そして、二人の間にクーラーボックスがinです。between the coolerboxです。
『それじゃあ、二人の研究に』
『二人の研究に』
『『乾杯!』』
そのまま350を空けちゃうのが二人のスタイルです。
『美味いねぇ~、こればっかりはムスリムでなくて良かったって、心底思うねぇ』
『ホントです。宗教発生の瞬間から酒はあったのに、禁酒にするとか何考えてんだろ』
『ホントだよ。禁酒法とか誰が作ったんだろう』
ううわッ二人してムハンマドにケンカ売ってます。ムスリムは看過しませんよ。…バレたらですが。
二人して二本目を手にします。ついでに穴ウサギのジャーキーがつまみとして出て来ます。もうナイフで細かくなってますね。
『アンタにゃエロン辺りが良いかと思ってたけど、エロンじゃアンタを御せ無いねェ。惜しいこった』
『エロン君は超優良物件だけど、私には合わないわぁ。男と女の関係にはなり得ない、って感じ。エロン君も、似たような事思ってるんじゃないかな』
『ならタネヨシはどう何だい?』
『…栽由なら…誘惑した位じゃ襲ってこないわね』
『抱かれる前提で話してるよこの女は』
『…あら…そうね。…私思ってたより惚れてる?』
『何で疑問形何だい、まったく。そう何じゃないかい?』
『……そう思うのが後三人いる…』
『…まあ一途ばかりが女じゃないよ。振られたら直ぐに次ってのは男ばかりじゃないからねぇ』
『以外と惚れっぽいのかなぁ』
『それは無いね』
ヒナタがキューっとやっちゃいました。
『ペースが早いよぉ。またダンジョンスマホを見て回るんだろう。ガセに引っかかるよ』
『うう、今日はもう、お酒飲んで寝るぅ』
『アッハッハッハ、大ダメージ受けてるねぇ』
ヒナタがもう一本プッシュとします。
『じゃあ追撃するからね』
ヒナタが酔っぱらう前に今日の本題です。
ヒナタの表情が曇ります。これは何で叱られるか分かってますね。
『ヒナタ、アンタ、初めに難しい事言って皆を煙に巻いて、エロンと二人だけで方針を決めただろう。良く無いよ、こう言うのは』
『うう、エロン君が優秀だから、つい』
『ついじゃないよ、まったく。エロンもエロンだよ、尻馬に乗っちまって。所長には言っといたから、今ごろエロンも絞られてるだろうよ』
『うう、ごめんなさい、エロン君』
置いたビールをエロンに見立てて拝みます。まあ、二人共暴走してたからね、仕方ないね。
『まあ、ヒナタやエロンが優秀なのは良く分かってるさ。でもねェ、頭の悪い奴らが意見を出し合って決めるってのが重要なんだ。特にこんな混乱した御時世じゃ、皆で決めたって言うのが重要なんだよ。それをアンタは、…まったく』
大事な事なので二度言いました。
博士がキューっとやりました。ヒナタが次を差し出します。
『プハアーーー、まあ、辛気臭い話はここまでだ。ヒナタは日本に帰ったらどうすんだい?』
『ノープランよ。完全に』
ヒナタがチビチビとやります。博士もプッシュとやりました。
『ああ、だからあんな事言い出したんだね』
『かもしんない』
押し掛け女房の事ですね。
『…女の影が見えて焦ってるのかなぁ』
『それはあるかもねぇ。実際の所、ミャクはあんのかい』
『うーん、無くは無い…と思う』
『それは基本的に無いんだよ』
『だと思うんだけどね、女には障壁張ってる栽由が私には自然体なんだぁ』
『脳みそお花畑だよこの女。そりゃ研究バカだから障壁張ってなかったんじゃないかい?』
栽由が障壁張ってるのは確かです。日本有数に後一歩と言うチョー大金持ちですからね、仕方がないね。ついでにヒナタに対して障壁張って無いのも確かです。
『それが無いとは言え無い…けど』
『けどとか言ってる時点でベタ惚れだって何で気付か無いんだい』
『うぇ。…ベタ惚れ?』
『ダメだこの女。恋愛音痴だとは分かってたけど、ここまでだとは。付ける薬が無いねえ。どうせ他の三人ってのも、アイドルとかアスリートとかだろう』
『ううっ、当たってる……』
『ハアァ、ホンットに付ける薬が無いよ。動くのかねぇこのポンコツ』
『…ポンコツ…』
博士、容赦無しです。でもまあその通り。よっこのポンコツ!
『……博士がひどい……』
『ハアァ、ひどいのはアンタの頭ん中だよ。恋バナかと思ったらカウンセラーの真似ごとをやる事になるとは思わなかったよ』
『…カウンセラー…』
『それで、栽由に惚れてる事は自覚したかい?』
『した』
『そりゃ良かった。あんな乙女みたいな顔してて、自覚して無いって言われたらどうしようかと思ったよ』
『乙女みたいな顔?』
気付いてないようですね、このポンコツは。『私には自然体なんだぁ』て言った時の顔は、まさに恋する乙女でしたよ。
『ハハハ、乾いた笑いしか出ないよ』
ヒナタさん、今頃顔をペタペタやっても分かる訳ありませんよ。
博士が深く溜め息をつきます。気持ちは良く分かります。
『ポンコツ過ぎて手が無いねェ。もうこのままぶつけちまうかい…』
博士が思案します。
ヒナタさん、まだペタペタやってます。ついでにうーうー言い出しました。一気に行ったのでアルコールが回り始めたのもあるかもしれません。あんまり強くないからね、ショウがないね。
『回り始めたかい…仕方ないね。ヒナタ、その女の方はどう何だい?』
『うう。超大物』
ヒナタがチビチビやります。博士はゴクリと行きます。
『大物? アイドルかアスリートかい?』
『そう言うんじゃない、本物のチョー大物』
『そんなのが出て来たんだね。で、どう大物何だい?』
『玲子様』
『……ハア? 玲子様ってプリンセス・レイコかい!?』
『正解ッでッす』
ダンジョンに関わる人の中で、玲子様を知らない人はもぐりと言って良いでしょう。当然、博士も知ってます。まあ、ピカッの人、ですが。
『エライ恋敵だねェ。ヒナタが焦るのも仕方ないねェ』
『そう思う?』
両手を胸に抱えて上目づかい、美人さんのヒナタですから、男ならコロッといっちゃいそうですが、抱えた手に持ってるのが缶ビールなのがしまりません。しかも500ミリですよ。まったくこの飲んべえは。まあ、だいたい限界量ですね。
『そうだねェ、お姫様が出て来たら焦るよねェ』
『そうなの、お姫様なの』
ゴクゴクとヒナタがいきます。
『あんなペースでやるから大分回ってるねェ』
『お姫様なんてずるいのぉ』
ずるいちゃっずるいですね。なんてたってお姫様ですから。まあアッチも自由恋愛はあきらめていたので少々ポンコツ気味。あれ? ポンコツしかいませんねぇ?
『タネヨシはどんなヤツ何だい?』
『「社会科学、社会工学」の実践者ぁ。博士論文を実践してぇ作り出して来るってぇ大学院を辞めたのぉ』
『へえェ、大した行動力だねェ。ラガーマンだったらしいけど何で辞めたんだい?』
『ケガらしいけどぉ、本人はぁヘタレだから辞めたぁって言ってたぁ』
『あんな競技だからねェ、恐怖心が出たんだねェ』
『そうみたいぃ。後ぉ、私よりお金持ちぃ。でもぜいたくの仕方を知らないのぉ』
『アンタの金の使い方も大概だよ』
JICAに大金寄付してから応募してますしね。やり方が露骨です。ヒナタとしては、人脈を買っただけですが。
『私の事はいいのですぅ。自然保護活動にはお金出してるわぁ。聞いた基金だとぉ、ここのソーラーパネルにもぉ使われてるわねぇ』
『へえェ、やるじゃないかタネヨシ。それで、若いけど遺産か何かかい?』
博士の栽由評価がうなぎ上りですよ。
『私たちと同じ仮想通貨ぁ。50セントくらいからぁ全力で買い進めてるのぉ。聞いた時びっくりしたぁ。私は5ドルくらいからだしぃ』
『はあ、ご同輩かい。よくそんな事教えてくれたねェ。確かにミャクはあるかもねェ』
『でしょでしょ。私の研究原資がぁ仮想通貨だって言ったらぁ教えてくれたのぉ。まあ、彼は中国が禁止する前にぃ全部売ってぇ、私は同じタイミングで十ぅ残したけどぉ』
博士も仮想通貨で儲けてます。学会の時に知り合いの博士に進められて。程々に買って、やっぱり、中国が禁止する前の乱高下で恐くなって全部売りました。半分ほど大学に寄付して、残りは研究原資になってます。カメラとかドローンとか、映像チェックしてくれる学生さん達へのお小遣いとか。マサイの学生さん達には大いに助かってます。後、有力プロジェクトに寄付して、研究参加したりしてます。
ヒナタはマサイに直に頼んで報酬を出してますが、研究チームに頼まれた事になってて、支払いも研究チーム名義の口座経由でヒナタの名前は出て来ません。
二人共たくさんカメラ仕掛けたからね、助けが無いと回りません。ヒナタは博士論文の時、泣きそうになってハンターさん達に頼み込みました。こんな所もポンコツです。
『うん、アタシ的にはヒナタを任せてもOKかな』
『博士はぁソーラーパネルにぃ魂売ってるでしょぉ』
『そんな事はないよ。アタシも戦闘動画とか見てるからねェ、人となりは想像が付くよ。何より自身の弱さを認めてるのが良いねェ』
おお、そこでしたか。確かに難しい事ですね。自分の弱さを認められないとバカマッチョになったりします。
『そう言や研究は何やってんだい?』
『「過疎地」へのぉ人口流入のぉ社会実験~。彼のぉ故郷がぁ大変なんでぇ、会社ぶっ立ててぇ社長やってるぅ』
ヒナタがングングとビールを飲みます。やっぱり、惚れた男の事は冗舌です。
『過疎かい』
『過疎ってねぇ、博士がぁ思ってるよりぃ大変なのぉ。日本がぁ停滞してるぅ本質もぉ、日本ってぇ国がぁ過疎地にぃなってるってぇ事なのぉ』
バブル崩壊と労働生産人口のピークは重なってますからね、大変です。
『そう言う物かい』
『若い国にはぁ老いた国のぉ苦労はぁ想像がぁ難しいでしょうぅ。でもぉ大変なのぉ』
『それで、タネヨシはどうやって解決しようってんだい?』
『障害者のぉ積極雇用だってぇ』
『それでどうにか何のかい?』
『新規雇用がぁ続けられるかがぁ勝負だってぇ』
グビグビチビチビ、ビールが進みます。ジャーキーも大分減りました。
『ふうん。まあ、ヒナタじゃ駆け引き何て出来ないだろうし、正面からぶつかるしかないね。ただねェ、どうも、良いとこのボンボン臭がするんだよ』
『ああぁ、何かぁハンターさん達がぁ気をぉ使ってたようなぁファ~』
あくびが出ちゃいました。目もトローンとなって来ました。
『アンタに若奥様が勤まるかねェ』
『次男?三男?だからぁダイジョーブぅ』
『良いとこってのはそれではすまないんだよ』
『ダぁイジョーブ~』
『ああもう、この酔っぱらいが』
ビール掲げて大丈夫を宣言するヒナタです。ビールの残りは少なそうですよ。
『酔ってぇなんかな~い~』
『酔っぱらいは皆そう言うんだよォ』
博士がングング飲み始めたヒナタを捕まえて、ガーって空けます。おお、何と言うアルハラ。
『ほら、もう空だからもう寝な』
博士がヒナタを寝袋に押し込みます。
『博士が乱暴~』
『いいからもう寝な』
ベットに上がった博士はライトを落としてしまいます。
『博士ぇもうぅ寝るのぉ』
『いや、少し調べ物だね』
『何ぃ調べるのぉ』
『絶滅動物だよ』
『なるほどぉ』
博士がダンジョンスマホを取り出します。博士は独立してダンジョンスマホを運用してるんですね。
SNSを開いていくつかのキーワードで検索します。いやまあ出るは出るは。
ここのキタシロサイのように自然環境に直接ぶち込んで来る事が多いですが、動物園、水族館に出て来る事もあるようですね。比率としては、カエルが多いです。
『飼育環境下に出て来るって事は、自然環境下では生きられないって事かね?』
寝てるかなと思いながらもヒナタを見ます。寝てますね。大口開けて。
『寝ちまったかい』
博士はライトをつけて、空き缶を回収してダンジョンに放り出します。自分はもう一本もらいます。カウンセラーをやったご褒美です。
ビールが無くなるまでSNSを漁る事にした博士は、ベットに潜り込みます。朝方は寒いからね。
でも、頭が冴えて眠れなくなったりしないんですかね?
『博士、ヒナタはまだ寝てるのかい?』
案の定眠るのが遅くなった博士は、朝食の準備に間に合いませんでした。
『飲み過ぎでウーウー言ってるよ。もう出て来るんじゃないかい』
『ああ、ヒナタは弱いからな』
『まあ、あの大食らいが朝食をのがす事は無いよ』
『そりゃそうだな』
『ああヒナタ、この後部屋に来てくれ』
『うー、分かったわ』
お酒飲み過ぎのヒナタさん、まだ顔色が悪いです。まあ、ヤケ過ぎで今一つ分かりませんが。
『何かあったかしら?』
『さあねェ。まあコーヒー頂いといで』
『そうする』
ヒラヒラやって食堂を出て行きました。
『ありがとう。それで何かあったの?』
『………』
所長さんはちょっと話し辛そう。その間に、フーフーやって良い香りと宣います。
『あー、…副大統領が君に会いたがっている』
『はあ!?』
ヒナタ驚愕です。コーヒー飲んでなくて良かったです。絶対噴いてますね。
乱暴にカップを置きます。コーヒーが零れますよ、ヒナタさん。
『どう言う事? 私の名前が出る要素は無かったわよね。もしかして所長さん私の名前出した?』
『出して無いよ。動物バカの我々らしく無いと、周辺を探ったようだ』
ウーーーとヒナタは唸ってます。
『国のトップを目指すヤツは我々凡人では計れんらしい』
『不味いわ。JICAは派遣先の政治に干渉するのを嫌うわ』
『知ってる』
『民主主義の定着はタンザニアには必要無いわ。列記とした民主主義国家だもの。そうなると、私の行為はout判定だと思う』
『任期中でも送還があるのか?』
『あるけど、これはそこまでにはならないわ。任期間近だからね。それに、どの道議会任期だったみたいだし。でも、入り浜式塩田の完成には付き合え無いわ。まあ、バレたらだけど』
『バレて無いのかね?』
『所長さんを通して来たって事は、JICAには照会して無いわ。当然JICAの姿勢も確認したでしょうね』
『そう言う事か』
『会わない訳にはいかないわね』
『JICAを通すぞって脅しか』
『そうね。連絡はどうしろって?』
『私を通すそうだ』
『悪いようにはしないから安心しろか。困ったわね。何か言ってる?』
『急ぎはしないが任期終了の表敬訪問は止めてくれだそうだ』
『うわぁ。何か無理難題が待ってるわ』
ヒナタさん、そこに突っ伏すとコーヒー被りますよ。
思い止まりましたね。
コーヒー飲んで一息入れます。
『仕方ないか。チャッチャと簡易の入り浜式塩田作って会いに行きますか。所長さん、十日から二週間で会いに行くって伝えてくれる?』
『遅くないか? 大丈夫か?』
『任期まではそれでも一月以上あるわ。文句は言わせないわよ。あちらのオーダーはちゃんと守ってる』
『まあそうだが。あまり反骨して見せるのも、思うつぼな気がするが?』
『分かってるわよ! でも、最悪、ンゴロンゴロだけじゃなく、セレンゲティとマサイマラとその周辺まで古泉(ヒナタが世話になっているマサイの村名)の塩で支えないといけないの!』
『…物流はそこまで滞るのか? ダンジョンスマホに頼れば良い気がするが』
『私が言ってるのは、あくまでも最悪の想定よ。昨日も言ったけど、スマホにあるのはこちら側に現物があってこそなの。私は最善策に踊るつもりは無いわ』
『ああ、最悪は想定して置いた方が良いな。分かった、伝えよう』
『所長さん、伝えるのは、塩田の話と想定日時だけよ? 良いい?』
『分かった。何か意味があるんだな?』
『無いわよ。ただの駆け引き。副大統領が何処まで読んでるか、指標の一つね』
『あっああ、分かった』
所長さんの本音は、頭の良いヤツらの考える事は分からん、ですね。ついでに、有能アピールは逆効果じゃないか?、とも思ってます。
何か正解がある物でもありませんが、今の所、副大統領の手のひらの上ですよ、ヒナタさん。
『仕方ない。チャチャっと火山灰採って帰りますか。コーヒーごちそうさま』
コーヒー呷って席を立ちます。
しっかしヒナタさん、ここは母親が二人いるような物ですが、帰るのはアディ達のいる古泉村なんですね。
『人を出そうか?』
『ありがたいけど、私、ダンジョンじゃ力持ちよ』
『もらい過ぎだから返したいんだが』
『貸し一で良いわよ』
『君への借りは作りたく無いんだが』
『失礼ね。無理難題何て言わないわよ』
『それは分かっているが、一抹の不安が』
『ブー』
不満そうですが、己の所業を振り返るべきですね、ヒナタさん。無理難題では無いけれど、アレな事は要求しそうです。
『仕方ないわね。二人貸して』
所長さん、明ら様にホッとするのもどうかと思いますよ。
『テント片付けるから、30分後に迎えに来るわ』
『君なら10分もあれば片付きそうだが』
『ルーフキャリアを補強して来るの』
『減るモンじゃないからいくらでも持って行って構わんが、程々にせんと車が壊れるぞ。灰は重い』
『大丈夫。ホ〇ダを信じる』
ヒナタの四駆はアメリカで作ったまあまあデカいヤツです。骨董品なので皆さんピンと来ないでしょうが、地平線とか言うヤツです。別なトラックメーカーと提携していた時に作った、ガチガチのクロカンです。ハッチバックで積載性は今一ですが、頑丈です。
日本製の軽トラなら実績十分、と言うか、実績があり過ぎて、ついに生産終了に追い込まれました。統一シャーシで作った軽トラは、ホ〇ダの軽トラとは言えない積載性ですし、そうなると、軽トラのためだけの製造工程を準備しないといけません。それだと、もう、軽トラと言える値段では収まりませんよ。
さてさて、アメリカ製はどうですかね。ついでに、日本でなら違法改造になるいい加減な改造で、ルーフレールと梯子が付いてます。ヒナタぁ、そう言う事すると剛性強度が下がるんだよぉ。まあ、自然保護区内での車中泊が多かったからね、ショウがないね。
『程々にな』
「善処するわ」
そんな気全く無しですね。何事にも、限度と言うものがありますが、大丈夫ですかね。
『行ってくるわ』
『行ってきな』
挨拶はちゃんとして、部屋を出る時はやっぱりヒラヒラやって、四駆でダンジョンに向います。
ちなみに、レンジャーさん達の鍵掛け板にスワヒリ語で日向と書かれた鍵掛けがありますよ。
愛されてますね、ヒナタさん。
薄い本の時代から、発表するアテもそんなつもりも無い物を書き散らしてきましたが、ヒナタとの出会いは新鮮です。勝手に暴れて、勝手な事を言い出して、勝手に物語の整合性を向上させる。中々出会え無いキャラです。気がつくと、それが当たり前のように収まっている。プロットと違っても、その方が物語の整合性を取れる。困ったキャラですね。
さてこの後ですが、ヒナタに国際会議の話を食べさせたので、ダンジョン発生から二週間での話は後二話。もちろん、何か思い付いたら書きますが。
次はケンジ君のお話、ウクライナの大地は朱い、です。ちょっと予想外のわがままを言い出したので、ちょっと読めません。




