第37話 タンザニア政変? その1
タンザニアでマサイが弾圧されていると聞いて、ヒナタの編をケニア、マサイマラから、タンザニアのンゴロンゴロに変更。それに合わせて、前編を微修正しています。
読み返しは不要、スワヒリ語習得の必要が発生。マサイ語の理解習得レベルを下げました。
2万字越えが見えて来たので、さすがに長過ぎるので分割、誤字以外変更しない前編を発信します。
8/24、マンゴーの下りを若干修正
『こんにちは! お魚持って来たわよ!』
『いらっしゃい、ヒナタ。でも魚は内でも釣れるよ』
『ビクトリア湖のでしょ。持って来たのは海のお魚よ! 魚なら絶対海の! 美味しさが違うわよォ』
佐伯日向はンゴロンゴロ保全地域タンザニアの管理事務所に来ています。レンジャーさん達の所ですね。
ちなみに、セレンゲティ国立公園からのマサイ族排除命令が出ているので、マサイ族にお世話になっているヒナタとは、あまり関係が良くありません。地域が違いますし、生物学博士、環境生態学の研究者としては色々と手伝っているので、関係が悪いわけではありませんが、良いとは言えませんね。
個人としては別ですよ。
その程度の世情は成っていたんですがね。
まあ、マサイ族排除命令は今の所は緩やかな物で、お世話になっている村のように、観光村となっているような所は干渉しませんし、そうでない村も、強制排除のような強硬な事はやってません。しかし、ウクライナ戦争が始まって、先進国の監視の目が弛んでいると政府が考えれば、国軍の投入だってありえます。今日は偵察を兼ねた商品の試供です。
『ほお、デカい魚だな』
『大っきいでしょ。頭落とす前は1メーター50はあったわよ』
持って来たのはスズキ目の何かで、正式な名前はヒナタも知りません。海洋生物学者に聞いて下さい。鱗落としてお腹から開いて骨も外して頭を落とす。海水に漬けては干す、漬けては干す。ちょっと乱暴な干物ですが、食べれば、生を焼いた物より旨味は凝縮しています。他にちょびっとですがなんちゃって『藻塩』もあります。
そうこうしていると所長さんが出て来ました。
『ヒナタ、そいつは手土産か』
『そうよ。商品の試してもらって、次からは買ってもらうわ』
『なるほど。それでそれだけか』
『私が回ってる村の目についた物は持って来たわよ。果物が多いわね』
『そうかい。ここのダンジョンは、1層で魚が釣れる以外は食料は取れないみたいだ』
『6層まで降りても?』
『7層まで降りればアンテロープ(レイヨウ目全般)達はいるが、俺達に狩れるかね?』
『カラシニコフ乱射する?』
『そんなに銃弾持ってないよ』
レンジャーさん達は狙撃仕様のak-47を始めとして銃を持っていますが、護身と密猟対策なので、銃弾はそれほど持っていません。
『…ふうん、…どう言う事かしらね。遊牧マサイの所は草地ばかりで、6層から先もヤギやヒツジ、ラクダばかりだったわよ。8層まで降りればウシもいるって言ってたし』
『ほう、ダンジョンは何らかの意図を持って創造されたと?』
『さあね、意図はあっても、それが何かって言うのはさっぱりね』
『手土産を見せてくれるか。コーヒーをご馳走しよう』
何か隊員達には聞かせたくない話がしたいみたいですね。ヒナタとしてもそれが最大目的なので、臨むところ。
隊員さん達に籠を運んでもらい、所長室で戦闘開始です。
「ほう、本当に果物ばかりだな」
さっきと違い英語です。それまではスワヒリ語でした。
「見た事無いのも多いでしょ。私も見た事無い物がほとんどよ。まあ、スマホで調べれば分かるけどね」
どれ食べる?とばかりに促すと、これは見た事あるが食べた事は無いと指差すのはマンゴーです。小ぶりのナイフで半分にして種を取ります。そして格子に切れ目を入れてペコッと逆反りさせます。はいって所長に渡して自分の分も準備します。そして遠慮無くパクリ、美味しいとほっぺた押さえます。
「ほらほら、美味しいわよ」
所長も恐る恐るパクリ。
『美味い!』
「美味しいでしょ。マンゴーよ。世界的にも美味しい果物の一つね。一人に半分は当たるように持って来たけど、足が早いの。食べ頃は明日までよ」
「余分は」
所長権限で確保する気満々ですね。
「二つ三つはあるはずだけど、他にも美味しいのいっぱいよ? これはドリアン。天国の味、地獄の匂いって言われるヤツ。くっさいけど、食べたら悶絶するわよ、美味しくて」
「何だその恐ろしい食べ物は!」
「まあ、悪魔の果物って言われているからね、しかも二重三重の意味でね」
「何だそれは、本当に食べ物か?」
「中国人には賄賂に使えるわ。彼ら、呆れるほど好きよ」
中国人と言ったところで所長の顔が変わりました。
「中国人はいない。みなダンジョンに喰われた」
「…ふうう、国外に出た国民をスパイとして使おうとするからよ」
「そう言う事なのか?」
「たぶんね。中国共産党政権は何回かに分けてダンジョンに喰われたみたい。その最後は、共産党政権を拒否していない限り全ての国外の中国人が食べられたわ。馬鹿な法律作るから、政権に連座したんでしょ」
「ダンジョンは大丈夫なのか」
「大丈夫も何も付き合って行くしかないのよ、これが」
「国軍の1/3がダンジョンに喰われた。政権中枢も半分がいない」
サイフォンで入れたコーヒーをカップに分けます。そのまま一つをヒナタの前に。砂糖やミルクはありません。
「ありがと。良い香り」
「これだけが趣味だからな」
所長さんも一口、良い香りです。焙煎から自分でやってますからね、自慢の一杯です。
「たぶん、ダンジョンの独占を図ったか、意図せずそう言う状況に落ち入った。この二つね」
「セレンゲティのマサイ族を排除しようとしたようだ」
「やっぱりね。(先進国は)ウクライナ戦争にかまけ過ぎよ。で、ダンジョンに喰われたと…」
「たぶんそうだと思う」
「情報錯綜中ってわけね。マサイ族には被害が出てるわ。4つ村が襲われたようね。結構残っているけど、村の維持は無理だって」
「そうか。生き残りがいてくれたか」
だいぶ混乱してるみたいですね。
「大統領は?」
「出て来ない」
「副大統領は」
「生きている」
「首相は」
所長さんが小さく首を横に振ります。
「喰われたわね。大統領は副大統領からの昇格。そうなると、ちゃんと民主的プロセスで後継を選ぶか、内戦をやるか。どうするの最精鋭は」
「よしてくれ!」
「シイィ」
ヒナタがないしょポーズです。隊員さん達は、日常会話であれば英語ができますからね。
後、最精鋭との評価は間違っていません。あくまでタンザニアで、狙撃部隊としてですが、サバンナで彼らを敵に回して生き残れる部隊がどれだけあるか。他にもある自然保護区のレンジャーさん達だけでしょうね。まあ、有視界戦闘ならの話ですが。
「ザンバジルはどう」
かつてイギリスからの独立闘争後にタンザニアに合流した島嶼地域ザンバジルは、タンザニアの中でも特別な場所です。半分独立国みたいですよ。地域内対立も深刻ですがね。
「分からない。が、これと言った情報はない」
「なら問題ないでしょ。対立も島どうしだから、特別に対立しようとしなければ、衝突はしないだろうし」
「ダルエスサラームの治安が劇的に悪化した後、鎮静化した。ダンジョンが暴れたようだ」
「独占闘争は終了して、ダンジョンで生活を始めたわね。警察はどう」
「トップとは連絡が取れないが、概ね機能している」
「なら選挙ね。早々に副大統領支持を打ち出して。選挙管理内閣よ。選挙準備が整い次第、残り任期を返上して選挙するの。議会も欠員が出てるはずよ。そっちも同時にやるか、補選をするの」
「そう上手く行くかね」
「行かせるの。モザンビークが荒れてるわ。引きずられるわよ」
「モザンビークが?」
「モザンビーク北部の事はあまり入って来ないでしょ。あそこのイスラム国はダンジョンと上手く付き合ったようね」
「どこでそんな情報を?」
「JICAのネットワーク情報よ。一人、任地から空港まで逃げて来たって」
「確報か」
「湖の向こうだけど、コンゴも怪しいわね」
「第3次コンゴ戦争か」
「まだ分からないわ。でも、反政府勢力の活動が活発化しているそうよ」
「ルワンダ政府が全滅しているのが吉と出るか凶と出るか」
「そうね。今、アフリカで最も重要な選択よ。あなた達レンジャーは内陸部では影響力が大きいわ」
所長さんが頭を抱えます。自然が大好きで今の地位にある人です。いきなりの事に困惑を通り越して恐怖さえ覚えます。
「所長さん、あなただけで決める事はないわ。でも、あなた達が今後のタンザニアを左右出来るポジションにいるの」
「何で俺達なんだ」
「さあ? でも、政府が発信力を失ったタンザニアで、犯罪者以外の誰からも尊重されるのはあなた達位よ。それに、あなたに前に出ろって言うわけでもないし」
「俺達は政治には興味がない。他に声を掛けたら絶対言いだしっぺに押し付けられる!」
「ああ、それはあるかも」
所長さんはドリアンの籠を抱えて突っ伏してます。良い意味でも悪い意味でも、政治っ気がないようです。物には程度があるので、ほどほどには政治的野心も持っていてほしいのですが。しかし、ドリアンのトゲ、痛くないんですかね。
「ううんっと」
飲みごろに冷めたコーヒーを二口三口。
「それじゃあ国営テレビは生きてる?」
「ああ、健在だ」
「ならこう言うのはどう? まず、国営テレビに連名でメールするの。その反応を待って副大統領府とか政府機関にメールするの」
「そんなので動くか?」
「まずテレビは、動物チャンネルに送れば必ず反応するわ」
「ああ新しく出来たあれか」
新チャンネル開設に当たって、密着だなんだとテレビクルーが出入りしていたのを思い出しました。どっかの旅番組や冒険番組と違って、ちゃんとリスペクトがあったなと言うのが所長さんの感想です。
「あそこから報道チャンネルに回してもらえば必ず表に出るわ」
「なるほど。それで、副大統領はどんなヤツなんだ?」
「知らないわよぉ、私外国人よ?」
「君なら知ってるかと思った」
「分かるのはマサイ族排除には関わってないって事だけよ」
「そうなのか?」
「国軍の損失が1/3だから後方支援も同罪。こんな無茶苦茶な連座性から彼は逃れているの。反対したんじゃないのかな?」
「分からないのか?」
「このケースだとどうなるのかな? ダンジョンって、その国の法律で制裁範囲を決めてるみたいなの」
「それはどう言う事だい」
「軍に対する指揮権の設定が、大統領に就任しない限り副大統領には発生しないようになっているか、有事用に臨時指揮権を設定しているか。どっち?」
「知らない」
「役に立たないわねぇ」
『何だかお前ら、入って来たのか。入るなって言っといたのに、まったく』
『あんなに美味しい美味しい言われたら、ガマンできなくて』
『仕方ない、ちゃんとみんなの分は残しとくんだぞ』
『『『分かってま~す』』』
『食べ方分かる?』
『動画で見ました』
そして耐えられなくなりました。
『そう。ドリアンはね、外で食べた方が良いと思うわよ』
『そんなに臭いんですか?』
『あれ、私はダメだわ』
『シュールストレミングは食べてたのに』
『好みの問題よ』
『俺はアッチがダメッス。そうだ、「副大統領の指揮権の問題ッスけど、大統領の意識喪失から副大統領の大統領就任式までに、権力の空白が生まれるって問題になったッス。今は緊急避難的に常時緊急時の指揮権を持つように運用してるッス。正式には、まだ議会でやってるッス」』
『ありがと!。超優秀!』
三人が籠抱えて所長室から出て行きます。お目々キラキラ~です。
「そう言えば、ヒナタ、何でシュールストレミングなんか持って来たんだ?」
「ああそれはね、スウェーデン大使館が在庫を持て余してたから、公衆衛生を教える題材にしたいって言ったら安く譲ってくれたのよ。その残りね」
「そんな事やってたのか」
「ええ、腐敗と醗酵は同じ物だって教えて回っていた時ね。醗酵はコントロール出来るって事の題材にしたの。結構好評だったわよ」
「そうか。話がそれた、戻すぞ。副大統領に常時臨時指揮権があるとどうなるんだ?」
「副大統領も大統領の指揮系統に入るみたい。だから、副大統領はマサイ族の排除には反対したって事になるの」
「そうか。人間性は期待できるな」
「期待は出来るけど、確約は出来ないわね」
「そうなのか?」
「これは危ないと思って反対した可能性もあるのよ」
「なるほど。エロンに聞くか」
窓をガラガラと開けて、ドリアンを割ってるエロンに副大統領の事を聞きます。ソーラーパネルを交換、屋根張出し増設したので、エアコンだった使ってます。室温は32度ですけど。…外に比べたら十分涼しいですよ? 後、屋根をどーんと拡大したので、日陰が増えて好評です。
「副大統領ッスか? ううん、マサイ族抑圧政策に反対しているッスね。と言うか、多文化主義が強いッス。そいで、今のザンバジルのあり方はおかしいって言う、厳格な法治主義者ッスね。後、凄い親中派ッス。俺が知ってるのはこの位ッス」
ううんっと、ツッコミ所満載な気がしますね。マサイ族抑圧反対と多文化主義は整合性します。外国人には分からないザンバジルのあり方に付いては置くとして、度々法律外の運用を求める中国に対して迎合する、ここは整合しないはずですが。多文化主義と親中と言うのも相性悪くないですかね。
『あっ、所長の分のドリアンどうするッス?』
『ああ、うん、確かに臭いな。後で食いに行くから置いといてくれ』
そこでヒナタを見て、
「それで良かったよな」
「ええ、なんかドリアンの匂いはダメなのよ」
窓を閉めてお話続行です。
「何か汚職政治家臭がしないでもないわね」
「親中派には多いが、その中国が無くなったぞ」
「そうねぇ。法治主義の多文化主義なら望む所なんだけどね。凄い親中派と言うのはどう見る?」
「分からん。素直にネットで調べたらどうだ」
「ならよろしく~」
「俺か?」
「私のスワヒリ語は日常会話レベルよ」
「そうか。ん、やってみよう」
タブレットPCをONしてキーボードをつなぎます。公式を一通り目を通します。
「タンザン鉄道(タンザニア・ザンビア鉄道)の保線区長上がりだ」
「なるほど。鉄道マンか、中国に感謝してそうな経歴ね」
「タンザン鉄道は、中国が造ってくれたからな」
そうです。中国は、自身貧しい間も、自身より貧しい相手を見つけては、借款だの何だのと商魂たくましいですからね。ソビエトと主従逆転していれば、西側の勝利はなかったと思いますよ。何があろうとも、あり得ない仮定ですがね。
「アフリカの鉄道となると、日本は出遅れているのよね。日本は狭軌鉄道だから、同じ様な山間傾斜地でトンネルや鉄橋多用の路線に有利だからね、大陸鉄道には二の足を踏むわ。2000年以降はそうでもないんだけど。話がそれたわね」
「良いさ。とりあえず裏黒そうな経歴は見当たらないな」
「彼の家を見つけて」
「なるほど。やってみる」
アフリカの豪邸って、日本人感覚だと安っいけど、アフリカ大地溝帯を抱える国ですからね、ヨーロッパほど地震に鈍感な建物ではありません。地震に備えようとすれば、やっぱり、結構ゴツイ建物になりますからね。
「地元のは大豪邸だが、オヤジさんの代だな。コイツは間違いなく中国の賄賂漬けだが、オヤジさんの代だな。見るからに古い」
「ダルエスサラームのは?」
タンザニアの事実上の首都の邸宅はどんな物でしょう。
「副大統領公邸だけだな。議員出身だからドドマを調べてみる」
法定首都ドドマには、立法院、つまり議会しかありません。もちろん、ここに大使館を構える国も多いので、幾つか出先機関もありますが。
「議員時代は、議員宿舎に居住している。完璧過ぎて嘘臭いな」
「そうねぇ、首都問題をどう言ってるか調べて見て」
「首都問題ね」
「法治主義からしたら大問題よ」
「ふうん、裁判所から順次移せって言ってる。さもなきゃ憲法改正しろってよ」
「なるほどね。中国からの借款をそれに充てようとしてたのね」
「そう言う事か?」
「多分ね。これなら推して良いと思うわよ」
「そうか、贈収賄はないか?」
「この国だもの、ゼロじゃ逆にやって行けないでしょ。お付き合いに顔通し、握り握らせなきゃこの国はまだ回らないかな。政治家の腐敗に怒ってる国民が賄賂を拒絶出来るようにならないと、潔癖では国は回せない。きれい事ばかりじゃ今のこの国は回らないわよ」
「そうか…」
「民主政治が始まって130年になる日本だって、未だに裏では色々あるのよ? きれい事では回らない舞台が未だに残ってるの。何であれ、当てにはなりそうよ」
「分かった。彼を推そう。それで、どうするのが良い?」
若干落ち込み気味ですが、切り替えました。この日一番の真剣な表情です。
「まずは、他の保護区や国立公園の所長を巻き込むの。全部バラして、副大統領が生きている事の意味を、理由も含めて明かすの」
「なるほど。そして同意を取り付けてメッセージを国営テレビに送ると。メッセージの内容はどうする」
「政権上層部と国軍がダンジョンに喰われた事。ダンジョンに喰われなかった副大統領を支持する。表向きのメッセージはこれだけ。こっちは憶測情報が多いから文書公開はするなとして、マサイ族虐殺の非難と、副大統領生存の予想理由を付ける。そして、今の副大統領が、大統領が死去した事によって空位となった副大統領に、指名任命された副大統領で、いくら議会の承認はあっても、民主的に弱い。この際、ダンジョン問題も含めて、大統領選挙の実施を提案するの」
「なるほど。でもな、こんな時だぞ、選挙は大事か?」
「こんな時だからこそよ。国内外に民主主義を守るってアピールして、混乱している国内を選挙ってお祭りでまとめるの」
「なるほど。君の言わんとする事は理解した。俺はこのままでも良いと思うが」
「混乱したこの国に、選挙って言う目標を立てるのよ。一丸となって向かって行く目標が必要なの」
「分かった。他の所長達に話してからになるが、それで行こう」
「勿論、所長達が反対したら、それでいいわよ」
「さあ、後はタンザニア人の仕事だ」
「うん、頑張って! 私はダンジョン覗いてくるわ。そうだ、2層の火山灰だけど、ただで上げちゃダメよ。某かは受け取るの。ここの食費を稼がないと」
「そんな事して大丈夫なのか?」
「日本ではもうやってる事よ。後ね、ダンジョンの表札(神額)はここの名前だったんでしょ? なら、ここに管理権があるわ」
「そうなのか?」
「そうなんだって。それも所長達に伝えといてね」
「分かった。ありがとう、ヒナタ」
コーヒーを飲み干したヒナタは手をヒラヒラとして所長室を出ます。とりあえずは食堂ですね。
ニコイチのつもりがサンコイチになりかけましたが、断念。ニコイチ+と言った感じで納めます。
が!
ヒナタさんが大暴れしそうで困っています。
止めろ! お父さんはヒナタをそんな風に育てた覚えは無いんだぞ!
あなたに育てられた覚えはありません!
まあ、そんな感じです。
次話は、ヒナタしだいとなっております。
追記:しくじりました。タンザニアでもマンゴーはそれなりに作ってました。修正するか無視するか検討中ですが、多分無視すると思います。
オムニバスで何が大変って、調べる事が多過ぎです。
8/24、マンゴーの下りを修正。




