♥ エーミン城 5 / 部屋 5 / 看護 5
エノ
「 其じゃ他人行儀じゃないの!
家族なんだから、 “ 兄さん ” に決まってるでしょ!
セロの事も “ 兄さん ” だからね!
ニュイちゃんはペットだから、 “ ニュイ ” で良いよね? 」
ニュイ
「 ニュ〜 」
エノ
「 ──で、君の名前は? 」
奴隷:美少年
「 …………名前……は、ありません……。
奴隷商で……売られる奴隷には……名前は無くて……。
番号で呼ばれていたので…… 」
エノ
「 えぇっ……そうなの?
奴隷を番号で呼ぶなんて、此の世界は私の考えた物語の設定をパクってるの? 」
セロフィート
『 何を言ってますか。
そんな事はないです 』
エノ
「 じゃあ、どうしたら良いの?? 」
玄武
『 名前が無いなら付ければ良いだろう。
エノはネーミングセンスとやらが無いらしいからな。
セロフィートが決めたらどうだ? 』
エノ
「 一寸、玄武ぅ〜〜 」
玄武
『 事実だろう。
ポ◯ョ◯キ◯・◯マ◯ルなんて下世話な名前を付けられたくないだろ? 』
奴隷:美少年
「 ……そ、そうですね……。
流石に其の名前は……(////)
──あっ……すみません……。
奴隷なのに嫌だなんて…… 」
エノ
「 失礼ね、玄武!
幾ら私でも、そんな変な名前は付けないんだからね!! 」
セロフィート
『 ──では、 “ セタ ” にしましょう。
君は今から “ セタ・セロッタ ” の “ セタ ” です 』
エノ
「 決めるの早っ!!
即決過ぎない? 」
セロフィート
『 名前決めは直感とスピードが大事です 』
エノ
「 そうなの?? 」
セロフィート
『 どうでしょう?
──奴隷紋の空白に名前を登録しました。
此で主従契約は終わりました。
セタ、君の主はエノです。
セタも玄武さん,ニュイさん,ワタシと共にエノを守護ってください。
良いですね 』
セタ
「 は…はい……。
分かりました…。
宜しくお願いします……エノさ──いえ……エノ姉さん…(////)」
エノ
「 うん!
今から宜しくね、セタちゃん 」
セタ
「 セタ…ちゃん……(////)」
玄武
『 ワタシのエノでもあるからな。
呉々もエノにだけは欲情するな。
エノに危害を加えるなら、家族だろうと容赦しない 』
エノ
「 玄武!
早速セタちゃんを脅さないで!
セタちゃんは未だ子供なんだから〜〜 」
セロフィート
『 エノ、亜人種は人間より成長が早いです。
今はエノより背が低くても直ぐに追い抜かれます 』
エノ
「 そ…そうなの?? 」
玄武
『 亜人種は人間より性欲も強いからな。
弟だからと言って、安心し過ぎるのは良くない 』
エノ
「 ……そう言う事、本人の前で言っちゃうんだ… 」
玄武
『 大事な事だからな。
エノ、恥じらいと慎みを持つようにな 』
エノ
「 私は何時だって慎ましやかでしょうが 」
玄武
『 何処がだ? 』
エノ
「 全部に決まってるでしょ! 」
セロフィート
『 はいはい。
エノも玄武さんも其のくらいにしてください。
──セタ、君は奴隷ですけど、エノもワタシ達も、セタを奴隷として扱いません。
1人の家族として対等に接します。
セタもエノとワタシ達を自分の家族として接してください。
良いですね 』
玄武
『 笑顔で圧を掛けるな。
家族と言っても強制ではない。
無理はせず、素直に自分をさらけ出せばいい 』
エノ
「 そうね。
自分の気持ちを押し込めて殺しちゃうのは止めた方が良いわね。
心が病んじゃうから。
心が荒んじゃうと病気にもなり易くなるんだから!
気持ちは、ちゃんと吐き出さないと駄目よ〜〜。
あ〜……家族なんだから、他人行儀の敬語も禁止だからね!
セタちゃんは皆の弟なんだから、敬語は駄目よ! 」
セタ
「 は…はい……あっ…(////)
…………うん…(////)」
エノ
「 宜しい!
奴隷にだって人権はあるんだから、嫌な事はちゃんと『 嫌だ 』って意思表示をして、拒否しても良いんだからね! 」
セタ
「 う…うん…。
有り難う…姉さん(////)」
セロフィート
『 ──セタ、君の体調に合わせて消化に良く栄養のある食事を用意しました。
此をゆっくり食べたら、朝迄確りと身体を休めなさい 』
セタ
「 有り難う、セロ兄さん(////)」
玄武
『 食事をしている間、話をしよう。
食べながら聞きくといい 』
セタ
「 有り難う、玄武兄さん(////)」
ニュイ
「 ニューニュニュ 」
セタ
「 えぇと……ニュイ?
宜しくね 」
ニュイ
「 ニュ〜〜(////)」




