♥ フィールド 5 / LV上げと魔法の熟練度上げ 5
エノ
「 ねぇ、召喚者が召喚中に死ぬなんて事があるの?? 」
セロフィート
『 召喚中は無防備になります。
殺そうと思えば簡単に殺せます 』
エノ
「 こっわ……。
召喚者って、常に死と背中合わせなんだ? 」
セロフィート
『 そうとも言えます。
信頼の出来る術者を集めるのは大変です。
人を見る目と人望が試されます 』
エノ
「 へぇ…… 」
玄武
『 魔法の熟練度は順調だな。
魔法を習得したら、戦闘に向いた武器を装備すると良い 』
エノ
「 戦闘に向いた武器?
剣とか槍とか?
私は重い武器なんて持てないからね 」
玄武
『 鉄パイプとやらはどうだ?
鉄ではない素材の長い棒もあるな。
──釘を打ち付けたバットはどうだ? 』
セロフィート
『 其は良いですね。
先が鋭く尖っている釘を外側へ出せば、十分に凶器となりますし 』
エノ
「 一寸、コラぁ!!
何処の世界に釘バットを武器にして戦う勇者が居るのよぉ!
私は不良か! 」
玄武
『 攻撃力の弱いエノには、殺傷力の高いバットが似合うと思うがな。
軽くて丈夫な釘バットをセロフィートに出してもらえば良い 』
セロフィート
『 鋭い先が刺さると、かなり痛いです。
打撃力も大幅に上がります。
異世界ですし、女の子が釘バットを持って歩いていても誰も気にしません。
エノは冒険者ですし 』
エノ
「 そういう問題じゃないと思うんだけど……。
肝心のバットですら持った事がないし、素振りだってした事がないのに…… 」
セロフィート
『 釘バットに慣れる為、命中率を上げる為にも、練習すれば良いです 』
エノ
「 私の武器は釘バットで決定なの??
私が使う武器なのに、私の意見は無視なのね… 」
玄武
『 気に入らなければ変えれば良いだけだ。
何度か使ってから決めれば良いだろう 』
エノ
「 そ…そうよね……。
試しに使うだけだもんね?? 」
──嗚呼っっっっ、〈 信仰神タココミエット様 〉、どうか私の武器が釘バットになりませんように!!!!
どうか、お願いしますっ!!




