♥ 城下街 4 / ギルド街 1 / 冒険者ギルド 1 / 冒険者登録 1
──*──*──*── ギルド街
──*──*──*── 冒険者ギルド
鼓綴里惠美
「 ──ふぁ〜〜〜わ……。
此処が冒険者ギルドなんだ?
………………何か男臭い所ね? 」
セロフィートが開けてくれた冒険者ギルドの両扉を通って建物の中に入った私の視界に入って来たのは、鎧を身に付けた色んな男の人達。
勿論、女の冒険者も居るんだけど、男の冒険者より数は少ないみたい。
鼓綴里惠美
「 えぇと……先ずは何をしたらいいんだっけ? 」
漫画やアニメだと受け付けで登録するんだよね?
──で、肝心の受け付けは何処にあるのかな??
私が周りをキョロキョロと見回してると、『 惠美、受け付けは此方です 』ってセロフィートが私を先導してくれる。
背が高いって便利ね。
此処は外国だからなのかな、背の高い人達が多いんだよね。
女の人だって低くても180cmはありそう。
此処は巨人の国ですか??
玄武
『 どうした、惠美?
セロフィートから離れるな 』
鼓綴里惠美
「 え?
あっ、うん! 』
玄武に促された私は真っ白くて目立つセロフィートの元に駆け寄った。
鼓綴里惠美
「 …………此処が受け付けをするカウンター?
高いんですけど…… 」
玄武
『 惠美、踏み台があるぞ。
使うと良い 』
玄武が受け付けカウンターの近くに置かれている踏み台を私の足元に置いてくれる。
「 有り難う 」って言ってから踏み台の上に乗った。
受付嬢
「 いらっしゃいませ、こんにちは。
どうされましたか? 」
鼓綴里惠美
「 えと……冒険者登録をしたくて来たんですけど… 」
受付嬢
「 新規の冒険者登録を御希望ですね。
御待ちください。
──此方の用紙の項目に御客様の情報を記入して頂く事になります 」
にこやかな受付嬢さんはカウンターの上に1枚の用紙とペンを出した。
鼓綴里惠美
「 は、はい… 」
ペンを持って記入しようと思ったけど、タココミエット文字が書かれていて読めない…。
鼓綴里惠美
「 セロ〜〜〜。
読めないから助けて…… 」
セロフィート
『 貸してください。
代わりにワタシが書きます 』
私からペンを受け取ったセロフィートは、私の右横で空白欄に文字を書いてくれる事になった。
セロフィート
『 名前は何と書きます? 』
鼓綴里惠美
「 名前?
あっ、私の名前ね?
……………エノ。
エノ・セロッタにして 』
セロフィート
『 はいはい。
性別は女,年齢は15歳で良いです? 』
エノ
「 うん、OK 」
セロフィート
『 ──職業はどうします? 』
エノ
「 私の職業だよね?
魔法使い…かな? 」
セロフィート
『 はいはい。
エノ・セロッタの職業は “ 魔法使い ” ですね。
──玄武さんの名前は、ゲンブと書きますね。
性別は男,年齢は19歳と書きます。
職業は “ 呪術士 ” と書きます 』
エノ
「 19歳?!
えらいサバを読むのね… 」
2人共、1000歳を超えてるのに…。
セロフィート
『 嫌ですね。
サバなんて読んでません。
ワタシの名前は、セロフィートと書きますね。
性別は男,年齢は19歳と書きます。
職業は “ 吟遊大詩人 ” と書きます。
──パーティー名は何します? 』
エノ
「 パーティー名??
う〜〜〜ん……じゃあ、 “ えみゅ〜る ” にしよう! 』
セロフィート
『 はいはい。
パーティー名は “ エミュール ” ですね。
──此で記入は終わりです 』
エノ
「 有り難う、セロ!
どうして玄武は呪術士なの?
玄武は陰陽師でしょ? 」
セロフィート
『 此の世界に陰陽師という職業はないです。
陰陽師と似た職業を選びました 』
エノ
「 そうなんだ…。
其にしても吟遊大詩人って……。
吟遊詩人で良いんじゃないの?
其に年齢だって…… 」




