鼓綴里惠美
「 ──そうそう、≪ ルッグルクリ王国 ≫には魔物も魔族も入って来れなくしたのよね? 」
セロフィート
『 其がどうしました? 』
鼓綴里惠美
「 ≪ ルッグルクリ王国 ≫の中に残ってる魔物や魔族はどうなるの? 」
セロフィート
『 結界から出られるようにしてます。
結界から出ると≪ ルッグルクリ王国 ≫の中へ入る事は出来ません 』
鼓綴里惠美
「 そうなんだ?
其なら安心よね 」
セロフィート
『 魔物,魔族に限り、結界に触れたら〈 テフの源みなもと 〉へ変へん換かんされるようにも出で来きます。
どうします? 』
…………一いち応おうは生うみの親おやの私わたしに聞きいてくれて、私わたしに決きめさせてはくれるんだ…。
だからと言いって私わたしの言いう通とおりにしてくれる保ほ証しょうは無ないだろうけどね!!
セロフィートの性せい格かくって確たしかそんな設せっ定ていだった気きがする…。
鼓綴里惠美
「 そんな事ことも出で来きるの?
…………其そ処こ迄までしなくてもいいかな…。
魔ま物ものや魔ま族ぞくにも家か族ぞくは居いるだろうし…。
無む闇やみに〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉に変へん換かんしちゃうのは流さす石がにね…… 」
セロフィート
『 そうです?
気きが変かわったら教おしえてください 』
鼓綴里惠美
「 変かわらないと思おもうの… 」
玄武
『 惠え美みは優やさしいな。
惠え美みに習ならってワタシも魔ま物ものや魔ま族ぞくを無む闇やみに殺ころすのは止よす事ことにしよう 』
鼓綴里惠美
「 玄げん武ぶ…。
有あり難がとう(////)」
玄武
『 但ただし、惠え美みに危き害がいを加くわえる魔ま物ものや魔ま族ぞくには容よう赦しゃはしない 』
セロフィート
『 当とう然ぜんです。
惠え美みに危き害がいを加くわえる者ものに情なさけも慈じ悲ひも必ひつ要ようないです。
容よう赦しゃなく〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かんします 』
鼓綴里惠美
「 あ…有あり難がとう…。
でも、手て加か減げんはしてあげてよね…… 」
セロフィート
『 手て加か減げん…です?
ワタシに加か減げんが出で来きると思おもいます? 』
鼓綴里惠美
「 …………難むずかしいんだったよね…。
御ご免めんね?
死しなない程てい度どで程ほど々ほどにしてあげてね? 」
セロフィート
『 考かんがえときます 』
鼓綴里惠美
「 有あり難がとう 」
此これは信しん用よう出で来きない「 考かんがえときます 」だな〜〜〜。
“ お母かあさん ” だからね、そういうの分わかっちゃうんだろうね!!
鼓綴里惠美
「 あのさ…もう逸いっそ、此この場ばで魔ま王おうを〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉に変へん換かんしちゃうのってどうかな?
そうしたら、勇ゆう者しゃとして態わざ々わざ魔ま王おう討とう伐ばつに行いかなくて済すむし、私わたしも元もとの世せ界かいに帰かえれると思おもうんだけど… 」
玄武
『 其その案あんには賛さん同どうは出で来きないな 』
鼓綴里惠美
「 えっ?
どうして?
何なにが駄だ目めなの??
勇ゆう者しゃが魔ま王おうを討とう伐ばつ出で来きる迄まで待まち続つづける必ひつ要ようがなくなるんだよ? 」
玄武
『 惠え美み、皇こう女じょの話はなしを忘わすれたか? 』
鼓綴里惠美
「 ヴィネパラ皇こう女じょの話はなし??
どんな話はなしだっけ? 」
玄武
『 鶏とり頭あたまだな… 』
鼓綴里惠美
「 はぁぁぁぁあん?
一寸ちょっと、言いい方かた! 」
セロフィート
『 魔ま王おう,魔ま族ぞく,魔ま物ものの存そん在ざいは、≪ タココミエット大たい陸りく ≫の陸りん民みんにとって必ひつ要よう悪あくという事ことです 』
鼓綴里惠美
「 必ひつ要よう悪あくぅ??
何なんで?? 」
玄武
『 皇こう女じょの話はなしを思おもい出だせば分わかる 』
鼓綴里惠美
「 『 思おもい出だせ 』って言いわれても…… 」
セロフィート
『 約やく700年ねん程ほど前まえのタココエット大たい陸りくに突とつ如じょとして現あらわれた──という内ない容ようは覚おぼえてます? 』
鼓綴里惠美
「 ………………そ、そう言いえば……そんな事ことを言いってたような気きもする……かな?? 」
玄武
『 聞きいてなかったのか?
700年ねん前まえ以い前ぜん、陸りん民みんは大たい陸りくで何なにをしていた? 』
鼓綴里惠美
「 何なにかしてた?? 」
玄武
『 ……………………。
惠え美みは阿あ呆ほうか? 』
鼓綴里惠美
「 はぁぁぁあん?! 」