──*──*──*── 地下
鼓綴里惠美
「 ──いったぁ〜〜〜〜くない??
…………えっ??
何で??
石畳の床が崩れて落下した筈なのに……。
死んでない??
生きて…るの?? 」
私は私の身に何が起きたのか分からない。
唯……、今の私に分かっているのは、私の両手── 左右の手 ──の甲が淡く光っている事ぐらいで──。
鼓綴里惠美
「 ──いや、ってか、何で光ってるの??
私の手、どうなっちゃったの?! 」
私は自分の両手の甲をマジマジと見た。
淡く光っている甲には魔法陣みたいなのが浮かび上がっていて──。
鼓綴里惠美
「 魔法…陣……何なの此って── 」
?
『 ──〈 信仰神タココミエット 〉やらから授かった祝福とやらではないのか? 』
鼓綴里惠美
「 ──へ?? 」
いきなり私の右上辺りから聞き慣れないっていうか、初めて聞く声が降って来た。
いや、誰??
此処に私の以外に誰かが居るの??
鼓綴里惠美
「 誰…なの?? 」
?
『 心外だな。
ワタシは惠美の〈 守護り手 〉だ。
“ 式神の玄武 ”を忘れたか? 』
鼓綴里惠美
「 式神の玄武…??
えっ…えっ……え〜〜〜と……御免なさい。
どういう事…かな?? 」
玄武
『 ワタシは惠美を守護る為に此処に居る。
惠美はワタシを生み出した親だ。
生みの親を守護るのは、子であるワタシの生き甲斐だ 』
鼓綴里惠美
「 えぇと……生みの親って事は………………あっ!?
若しかして、私がガラゲーを使ってた時に【 小説家でいこう! 】に投稿してた作品の鬼チートキャラの玄武?!
マ…マジなの?? 」
玄武
『 本当だ。
惠美は1人ではない。
此からはワタシとセロフィートに頼ればいい 』
鼓綴里惠美
「 セロフィート??
セロフィートって……やっぱり【 小説家でいこう! 】に投稿してた鬼チートキャラのセロフィート・シンミン??
い…居るの?
私の黒歴史第1号のセロが!! 」
?
『 黒歴史第1号とは酷いですね…。
玄武さんとワタシは惠美の欲望が具現化し、実体化した謂わば惠美の分身体です 』
鼓綴里惠美
「 だから “ 黒歴史 ” って言ってるじゃないのよっ!!
私の黒歴史1号2号が揃そろってるなんてぇ〜〜〜っ!!
悪あく夢むっ!! 」
セロフィート
『 何なにが悪あく夢むですか。
奇き蹟せきの間ま違ちがいでしょう。
城じょう内ないで暴あばれていた魔ま物ものとワタシの惠え美みを襲おそった魔ま族ぞくは、ワタシが〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かんしました。
人にん間げんの死し体たいも〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かんします? 』
鼓綴里惠美
「 ………………魔ま物ものと魔ま族ぞくを〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉に変へん換かんした??
出で来きるの…そんな事ことが? 」
セロフィート
『 出で来きたから惠え美みは生いきてます。
命いのち拾びろいしましたね♪ 』
鼓綴里惠美
「 …………は…ははは……流さす石がは私あたしの黒くろ歴れき史しだわ……。
何なんてデタラメな反はん則そく技わざなの…… 」
玄武
『 ──惠え美み、一ひと先まず此こ処こから出でないか。
勇ゆう者しゃ召しょう喚かんの間まへ戻もどろう 』
鼓綴里惠美
「 そ…そうね…。
お願ねがい出で来きる?? 」
セロフィート
『 ワタシの転てん移い魔ま法ほうを使つかえば直すぐです。
惠え美み、任ませてください 』
私わたしに微ほほ笑えんだセロフィートは古こ代だい魔ま法ほうを発はつ動どうさせた。
私わたしをお姫ひめ様さま抱だてっこしてくれている玄げん武ぶの足あし下もとに魔ま法ほう陣じんが出しゅつ現げんした。
魔ま法ほう陣じんが淡あわく光ひかる。
古こ代だい魔ま法ほう迄まで使つかえちゃうなんて、鬼おにチート設せっ定ていは健けん在ざいみたい。
命いのちが助たすかって嬉うれしいけど、最さい強きょう最さい悪あくの黒くろ歴れき史し1号ごうセロフィート2号ごう玄げん武ぶの相あい手てをしないといけないなんてぇ!!
生うみの親おやなのは確たしかだけど、女じょ子しJジェイ高こう生せいKケーが暴あばれ馬うまの手た綱ずなをちゃんと握にぎれるのかな……。
激はげしく不ふ安あんなんですけどっ!!