No.82:エース大場翔真登板
『プレイッッ!!!』
江本『相手が誰であろうと関係ねえ……。このチャンス、』
《ピッチャー大場、キャッチャー西口のサインに頷きセットポジション。第1球、》
江本『逃してたまっか!!!』
ビュゴォォォォォォッッ!!!!
江本『っ!?』
ズッッバァァーーーーンッッ!!!!
江本『…………は?』
【149km/h】
『ボール!!!!』
『『『ウオオオォォオオォォ!!!!』』』
江本(本気かよ…。)
西口(こりゃえげつねえ…。)
《初球は149キロ!!!このストレートです!!大場翔真の真骨頂!!!そして場内もこの歓声!!!》
西口(ちょっと浮きましたけど、ボールはキテます。)
江本(ちょっとまて……。)
ビュゴォォォォォォッッ!!!!
ズッッバァァーーーーンッッ!!!!
【150km/h】
『ストライク!!!カウント1ボール1ストライク!!!』
《右打者のインコースクロスファイヤーは150km/h!!バッター江本もこのボールには思わず苦笑い!!》
江本(嘘だろ……。)
(大場翔真、ここまでヤバかったのか…。)
ズッッバァァーーーーンッッ!!!!
【150km/h】
『ボール!!!』
大場(少し投げ込み不足でバラついてんな。修正しねえと。)
佐藤『江本!諦めんな!!』
小野『お前なら打てるぞ!!』
江本(そうだ……振らなきゃなんも起こんねえ……。)
《第4球!!!》
ズッッバァァーーーーンッッ!!!!
江本(振らなきゃ…。振らなきゃ…。)
『ストライク!!!カウント2ボール2ストライク!!!』
《アウトロー直球に手が出ず!!4球全て見送りでカウント2-2の平行カウント!!》
江本(くっそ…。アウトローに150はさすがにやべーな…。)
西口(これで決めますよ。)
大場(当然だ。)
『『かっとばせー!!江本!!』』
《名関高校スタンドから今日1番の黄色い声援!!》
江本(そうだ…。まだ打ち取られてない。応援してるみんなのためにも……チームのためにも……)
《追い込んでからの5球目!!》
江本(ここで俺が大場を……!!)
スットォォーーーーッンッ!!!
江本(っ!?)
ブンッッ!!!
大場『よし。』
西口『ナイボール!!!』
江本(フォーク……。)
《空振り三振!!!最後はストライクからボールになる伝家の宝刀フォークボール!!》
江本(ストレート、フォーク両方とも半端ねえ……。)
西口(フォークもストレートも質はかなりいい。ボールは少しバラついてるとはいえ、これならいける。)
慶野『翔真、ツーアウトな!』
氷室『良いボールいってますね!』
大場『おし!あとひとつしっかり取っていこ!』
『2番、センター、小野くん。』
江本『小野、あとは頼んだぞ。』
小野『どう?やっぱ凄い?』
江本『正直ね。ただチャンスがない訳じゃない。まだ少し立ち上がりでバラついてる感じもあるし。』
小野『うん。諦めたらチャンスは無い。しつこく行ってみる。』
江本『おう。いつも通りで良いと思うぜ。』
小野『おし。』
西口(ここで小野か。)
大場(粘れるもんなら粘ってみな。)
《ツーアウト満塁で打席に2番小野晃平!!今日はフォアボール、デッドボール、バントの野手選択でそれぞれ出塁しています!邦南にとっては少しやりにくい相手か!》




