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No.43:野球大好きっ子

 第一試合を完勝で終えた邦南野球部御一行は勝った方と2回戦で当たる第二試合を観戦中



カキイーンッ!



原田『おっ!』


林『いや、センターの守備範囲やな。』






『ゲームセット!!』




パチパチパチパチ…




西口『覚王山(かくおうざん)の勝ちか。』


小宮『うん。名古屋商業も最後一打同点だっただけに惜しかったね。』


西口『正直、試合見る限りは天白西よりは若干試合作れるピッチャーだけど、脅威には感じない。』


小宮『やってみなきゃわからないところはあるけど、ストレートの最速は130キロくらい。ややスリークウォーター気味から投げ込んでくる。変化球はスライダーだけかな。』


西口『さっきの試合みたいに圧倒して3回戦に行くのが理想だな。』


小宮『この辺を連続コールドで疲労を溜めないのも勝ち上がるためには大事だしね。』



川越『帰るぞ。今日はこれで上がる。明日は月曜だがウエイトだけでなくミーティングもするからな。』


『『ハイッッ!!』』





村田(やっぱ大会期間中は楽で良いなぁー!)


酒井『なんでそんな笑顔なんだよ。』


村田『いやっ!なんでもねーって!さっさと帰ろうぜ!』






 ***


 翌日。月曜日




『野球部お疲れっ!ナイスゲーム!』


村田『お前か…。相変わらず元気だな…。』


佳奈『直、ナイスバッティングだったね!学校では全然頼りないのにやるときはやるんじゃん。』


村田『たまには眠くないときに話しかけて来たと思ったらうるせーやつだな。』


佳奈『なに照れてんのよ。女の子にカッコいいとこ見せられて嬉しいんでしょ!』


村田『そんなことねえよ。』


佳奈『2回戦は覚王山だってね!』


村田『まぁな。』



『佳奈おはよ!』


佳奈『結衣!昨日はお疲れ様!』


結衣『佳奈も応援ありがと!』


佳奈『野球部ほんと強いんだね!応援楽しかった~。やっぱ野球の応援は最高だなぁ。』


村田(よしよし。ナイス結衣ちゃん。解放されたぜ。)



酒井『おっす直、結衣ちゃんおはよ。』


佳奈『あっ、逸也くんもお疲れ!昨日の試合観てたよ~!』


酒井『あっ、ありがと!俺代打でしか出てないけどな。』


佳奈『いいヒットだったじゃん!』


酒井『どーもどーも。』



村田(あいつほんと野球好きなんだな。まぁ、注目してもらうこと自体は悪くねぇか。)



(絡まれるのはかなりめんどいけど。)





結衣『もう佳奈ったらテンション上がりすぎ。』


佳奈『ずーっと昔から高校野球観てきたから、母校が勝ってテンション上がっちゃって。次の試合も頑張って!直、逸也くん、原田くん!絶対観に行くから!』



村田『はいはい。』


酒井『おうっ!』


原田『ありがとう!』




酒井(やっぱ可愛い子に応援されると燃えるなぁ~! )


村田(アイツ暇人かよ。)


原田(こんなに野球好きな女の子も珍しいかも。)





 ***



ズッバァァーーーンッ!!


酒井『よし!いい感じだね!!』


村田『ハッハッハ!』


川越『………。』



ズッバァァーーーンッ!!


村田(いやぁ。いつもに増して最近調子がいいぜ。こりゃ強化期間の成果出てんのか?)





川越『村田。』



村田『ういっす!』






『2回戦の先発、お前で行く。』





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