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No.36:テスト週間

─────月曜日の学校


 キーン・コーン・カーン・コーン





酒井『正直期末テストきついな。』


原田『この時期にテストとなると、野球部には辛いものがあるね…。』


村田『ハッハッハッ!普段からきちんとコツコツ勉強していれば関係ないのさ!ハッハッハッ!』


酒井『よく言うぜ。中間テストクラス下から2番目のくせに。』


村田『ムッ!何を!そういうお前はクラス何位なんだよ!』


酒井『2位。』


村田『くっ……。』


原田『1位は誰なのかな。』


『佳奈だよ~。』



酒井『おっ、結衣ちゃん。佳奈って斎藤さんのこと?』


結衣『うん。あの子勉強もすごいできるんだよね。』


村田『マジか。』


原田『斎藤さんスゴいね。』


結衣『はい。逸也くん。これ一昨日の試合のスコアブック。朝練で見たいっていってたやつ。』


酒井『せんきゅ。』



原田『直政、次の授業大丈夫なの?今回はちゃんと勉強してる?』


村田『なんだっけ次。』


酒井『お前が中間で赤点だった物理。』


村田『あー。無理無理。物理はほんとに無理。』


原田『赤点はやめなよ。追試あるんだから。この時期に追試なんて馬鹿みたいじゃん。』


酒井『実際馬鹿だけどな。』


結衣『ハハハ!』


村田『ムゥー!聞き捨てならんな逸也それは!結衣ちゃんも笑うな!』


酒井『文句あるん?クラスドベ2でよく自覚してないな。』


村田『くぅー。痛いとこ突いてくるなー。』


結衣『あ、佳奈に頼んでみる?あの子中間テストで物理クラス最高点だし。』


村田『本気で言ってる?』


酒井『お、いいじゃんそれ。同じ野球部員としても赤点は是非とも回避して欲しいしな。』


原田『教えてもらいなよ。』


村田『逸也が教えてくれよ。仮にもクラス2位なんだからよぉ~。』


酒井『いや、俺物理はマジで苦手だから。物理で大コケした結果1位争いから脱落した。斎藤さんに頼むのが無難だろ。』


結衣『決まりね。佳奈に頼んでみる。今日は部活オフなんだから放課後しっかり教えてもらいな。』


村田『よりによってアイツかよー。やだー。』




 ***


佳奈『ねぇ、聞いてるの?』


村田『うーうー。辛いよー。勉強やだよー。』


佳奈『はぁ…教えてもちゃんと勉強する気無いなら帰るよ。ウチも暇じゃないんだから。』


村田『お前はいいよな。バスケ部はテスト週間は部活無いんだろ?』


佳奈『無いけどだからといって遊んでて良いって訳でもないし。野球部だって月曜日はオフなんだから今日はしっかり勉強しなさいよ。』


村田『はぁ……。テスト前はいつも憂鬱だ……。』


佳奈『ウチがわざわざ自分の時間削ってレクチャーしてあげてるんだからちゃんとして。』



(も~。野球部ってこともあって結衣の頼み聞いたけどはやく帰りたいよ~。)




村田『わかったわかった。そんな怒んなって。』


佳奈『…ったく……。いい?さっきの続きからいくよ。』


村田『……はぁ。』





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