No.35:夏の抽選会!
《まずはシード校8校のブロック抽選です。》
『亨神高校、Dブロックです。』
《春の甲子園優勝校の本命・亨神高校、Dブロックです!》
***
《以下がシード校の抽選結果です。》
・Aブロック
豊春
・Bブロック
瑞穂大瑞穂
・Cブロック
穂丸
・Dブロック
亨神
・Eブロック
猪子石
・Fブロック
愛知農業大名林
・Gブロック
中部翔洋
・Hブロック
春日井総合工科
城田『文哉、どうだ。気持ちは。』
慶野『甲子園に行くならどっちにしろ遅かれ早かれ強いところと当たります。どこが来ても同じですよ。自分達の試合をする、その気持ちだけです。』
キャプテン慶野は今日、野球部長の城田先生と一緒に愛知県大会の抽選会に来ている。
『大峰明館高校、24番です。』
『『おぉおおおおお!!』』
《昨夏のベスト16、大峰明館はいきなり初戦、昨夏ベスト8の上社西と激突です!!》
***
《さあ続いては1年経ってもなお記憶に新しい、昨年全国に旋風を巻き起こした夏全国準優勝校、邦南高校の抽選です。》
慶野『どこが当たっても同じ…。』
(つっても、やっぱ初戦はやりにくさもある。無難なところと当たりたいのが本音だ。)
スパッ……!
慶野(13番…?どこだ?まだ相手校は決まってないか?)
『邦南高校、13番です!』
『『ウオオオォオォオ!!!』』
《注目校の邦南高校は大会2日目、天白西高校との一戦になりました!》
慶野(天白西…。ブロックのシードは豊春か。)
(よし。いいくじ引いたか。)
***
邦南野球部はグラウンドで練習中。
『おっ。キャプテン帰ってきたぞ!』
慶野『集合!!!』
『『しゃあああっ!!』』
村田『初戦の相手初戦の相手初戦の相手初戦の相手初戦の相手初戦の相手初戦の相手初戦の相手』
酒井『直政、うるさい。』
慶野『みんな気になってると思うから先に言うぞ。初戦の相手は……』
『天白西だ。』
村田『は?どこ?テンパクニシ?』
長澤『俺もわからん。』
酒井『野球じゃ無名の高校だね。』
大場『シードは?』
慶野『シードは豊春のブロックに入った。正直シード校も8校の中じゃ実力は劣る方だ。』
村田『おっ!いいくじ引いたな!』
慶野『油断は絶対にしてはいけないが、自分達の力を発揮すれば勝てる。実力校と呼んで良いのは当たるなら5回戦で当たるシード校の豊春と愛翔学院。だがこの2校は少なくとも3回戦で潰し合う。どちらかが5回戦に来ることはほぼ間違いないが、その他に強敵と呼べる高校も見当たらない。2回戦は覚王山と名古屋商業の勝者だ。』
『よし、練習に戻ろう!!』
『『ハイッッ!!!!』』
___________
先輩紹介のコーナー
木村 太郎
右投げ右打ち:大学1年:外野手
去年の3年では唯一の控え選手だが、伝令などでナインを奮起させた。実力はあまり無いが甲子園決勝では代打起用され、チャンスを拡大させる内野安打を放った。
大学では野球をやっていない。




