No.26:短期留学からの帰国
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カキィィーーーンッッ!!!
《左中間へ高々と!!棟方の打球は大きく舞い上がった!!伸びる!!伸びる!!入るか!?どうだ!?》
《入ったァァァァァァァァァ!!!!!》
《紫電一閃!!!光芒一閃!!!キャプテン棟方、その一振りは、その一振りは、啓稜学院の優勝を大きく手繰り寄せる、ダメ押しのスリーランホームラン!!!》
“ここだけは…打たれちゃいけなかった…。”
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(あの夏は僕のせいで負けた。)
(僕があそこで打たれなければ、あの夏は……)
『よっ。哲都。2ヶ月ぐらい振り?』
『拓磨!久し振りっ!野球部はどうよ!?』
西口『1年に何人か使えそうな奴入ってきてよ。とりあえずピッチャーでかなり使えそうな奴が入ってくれて最低でも2枚で夏には挑めそうだ。』
『あっ、この前LINEで言ってた村田君?だっけ?』
西口『そ。名古屋中央シニア出身のやつ。全国ベスト8経験もある。お前こそ短期留学どーだったんだ?』
『ま、留学前の目的通り。手術後も快調快調。投球練習とかは当分無理だけど、バット振るのなら来週の診断で日本での担当医からオーケー貰えれば出来るようになる。』
西口『で、練習してんだろ?あれは。どう?いい感じか?』
『それは今日の練習で見てくれればわかるよ。楽しみにしてて。ビックリさせるから。』
西口『その感じはさてはいい感じだな?ま、俺はお前の野球センスのことだし心配はしてないけど。』
『モタモタしちゃうと1年生にレギュラー取られちゃうし。夏の大会のレギュラーは譲れないところだから、僕としても違和感無いくらいにはしたいね。』
西口『で、お土産は?』
『ハハハ…。無いよ…。遊びに行ってた訳じゃないんだし。』
西口『なーんだ。欲しかったな。アメリカ土産。』
『おっ!哲都!久し振り!!』
『佑介!また少し身体大きくなったんじゃない?』
氷室『へへー!あっ!お土産ある?』
『お土産無いんだよねー。ゴメンね。』
氷室『オーノー!!楽しみにしてたのに……。』
『ゴメンって。』
『哲都!やっと帰ってきたか!』
『相変わらずのイケメンフェイス!』
『ハハハ…。涼太と将希も久し振り。』
島谷『これで野球部全員やっと揃ったね!』
藤武『アメリカ旅行どうだった?やっぱ向こうは金髪美人たくさんいるの?』
『僕は日本人顔が好みだからあんまり金髪の人には興味無かったかも…。ってなに言わせてんの!しかも旅行じゃなくて短期留学だし!!』
藤武『んで、アメリカ土産は?』
『みんなお土産しか興味ないの!?!?』
藤武『ハハハ!冗談だよ!手術お疲れ様!』
『ありがと!でも夏はバリバリ戦うつもりだからよろしく!』
西口『とりあえず今日の練習だな!もう5月上旬だし、早く野球の間隔取り戻さないとな。』
『うん。がんばろ!』




