外伝2
Mizuki's view
今日はもう授業が終わり放課後だ。私は街にあるオープンカフェに直行した。
学園には小学校のように寄り道してはいけないなんて決まりはないんだけど、制服でいると歩いている人の目が気になる。私って自意識過剰?
ここに来たのは、穂乃香ちゃんに悩みを聞いてもらおうと思って……。
悩みとはもちろん奏音ちゃんの事。最近、池宮城さんといろいろあって大変そうだから、池宮城さんと同じクラスの穂乃香ちゃんに相談する事にした。
穂乃香ちゃんなら、今の状況の打開策を見つけてくれるかもしれない。
でも、穂乃香ちゃんに相談するのは間違いかなぁ~って思う今日この頃。他に相談する人もいないんだけどね。
「瑞希ちゃん。ごめん、待った?」
穂乃香ちゃん、やっと来たよ。
「私も今来たところだよ」
多分、周の事を追いかけていたのだろう。
「で、相談って言ってたけどやっぱり奏音君の事?」
穂乃香ちゃんの中では、私と言えば最初に奏音ちゃんに繋がるようになっているのかな?
「そうなんだけどね」
「だよね~!」
穂乃香ちゃんの目が輝いているよ! 私は真剣に悩んでいるのに、面白がっているに違いない。
「最近池宮城さんとの噂聞くし。あれってどこまで本当なの?」
「知らない!」
私には関係ないもん。
「瑞希ちゃんのお父さんも黙ってないんじゃないの?」
「そうなの。大変だったんだから」
昨日のあの後、お父さんの手当てをお母さんに任せて、私は部屋に籠った。
お父さんって、どうしていつも奏音ちゃんにあんな無神経なことを言うのだろうか。
「瑞希ちゃんのお父さんって私に通じるところがあるよね」
自分でわかってたんだ……。
「それで、瑞希ちゃんはどうしたいの? もちろん奏音君にアタックするんだよね? そういうこと私は慣れてるから、何でも教えてあげるよ」
「わ、私と奏音ちゃんはそういうのじゃないよ……。ただ、奏音ちゃんが大変そうだから助けてあげたいだけだよ」
穂乃香ちゃんは意地悪そうな顔をしながら、ホントに~?って疑いに満ちた目で見てくる。
「奏音君を池宮城さんに取られてもいいの?」
「それは嫌だよ!」
「なら、自分から行かなくちゃ! 後から後悔しても遅いよ!」
でも穂乃香ちゃんみたいにはできないよ……。
「でも~」
「安心してよ。私がうまく手をまわしてあげるから!」
穂乃香ちゃんだから心配になっちゃうんだけどな~。




