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ボクはVtuberになりました!  作者: 雪代ゆき


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第102話 夏休みの宿題をやっつけろ!

あの会議から数日後、今日から多くの所で夏休みということでボクは勉強配信を始めた。


◇◇◇


『みんなおはよう!セカンドプロダクション二期生の氷柱ゆいです!この時間からの配信は初めて...だね』


【コメント】


 :おはよー

 :朝からゆいちゃんの声が聞ける...こんなにうれしいことはない!

 :最後なぜ溜めたw

 :今日も仕事だけどめっちゃやる気でた


『あ、今日もお仕事の人たちもいるんだね。お疲れ様!頑張ってね?』


 :頑張りますぅうう!

 :爆速で終わらせる

 :大口取ってこれそう

 :商談絶対成功するわ

 :ゆいちゃんの言葉強すぎw


『ふぇ!?やる気が出たのなら良かった...のかな?』


 :カメラ付きって久しぶりじゃん

 :なにやるんだろー(すっとぼけ)

 :ゆいちゃんがやってくれるなんて!


『とりあえず今回の配信について軽く説明しておくね。概要欄にも書いてあるんだけど、【STUDY WITH ME】っていう配信で、日本語で言うと【一緒に勉強しましょう】だね!その名前の通りで、ボクが勉強をしている様子を映すだけになるかな?』


 :Vtuberがやっているのは珍しいね

 :俺が知っているのも作業配信くらいしか

 :カメラ付きでこれやるのは強い


『ボクも結構集中しちゃうから、多分あまり話せないと思うんだよね...そこはごめんね?』


 :勉強しながら話すなんてできないよw

 :こうやって配信してくれるだけで助かる

 :始めて学生に戻って勉強したいって思ったよ


『夏休みの宿題を一緒にやっつけるぞー!』


 :おー!

 :今年の宿題は早めに終わりそう

 :今年はしっかり提出できそうだ

 :泣かなくて済みそうだ...


そう言ってボクは目の前の宿題たちに集中する。今日の配信はお試し的な意味もあるから少し短めで大体一時間くらいで終わるつもりだ。


いつの間にかそんな考えも薄れていき、宿題を片付けていく。


 :こうしてみると...

 :あれだな

 :ちゃんと学生やってるんだな~

 :ゆいちゃんがリアルに存在するだとぉ!?

 :同級生ズルい


そのようなコメントにゆいが気が付くはずもなく、黙々と筆を走らせていく。


BGMは元からなかった為、時たまゆいの息継ぎのような吐息や「うーん」と悩む声が聞こえてくるだけになった。


そして気が付けば配信を始めてから大体一時間半ほどが経っていた。


『...よし!今日はこの辺りにしておこうかな』


軽く背筋を伸ばしながらボクはそうつぶやく。


 :お、終わりかな?

 :お疲れ様~

 :初めて宿題が苦痛じゃないと感じた


『今回はお試し的な部分もあるから短めになってるんだ。ねえみんな、どうだったかな?もし好評だったら続けてみようかな~って思ってるんだけど...』


少し不安になりつつもそう聞いてみると、一気にコメント欄が速度を上げ始めた。


 :シリーズ化頼む!

 :集中度がまるで違うから!

 :アーカイブも!

 

『な、なんかすごい勢いでコメントが流れてるや...うーん、ここだとわかりずらいからピピッターで集計しようかな?』


そうしてこの勉強配信は大好評で幕を閉じた。


五ケタ近い投票があったにもかかわらず、99%で続けてほしいという意見が来たのは流石にびっくりしたなぁ。



 この夏休みで宿題の提出率が全国レベルで上がり、教師たちを驚かせるのはまだ先のお話。

読んでいただきありがとうございます!



下にある☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです!

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