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強引な

三人称かな?


あれから家族3人でお見舞いに行っていた。

休日には必ず3人でお見舞いに行き声をかけ続けた。


そんな日々が続いて2年が経った。


野上蒼海は最近になって一人でも病院に行けるようになっていた。


平日、幼稚園から帰ってくると父は家事をこなさなければならないため病院へは一緒に来れない。当然、母の渚は働きに出ているため無理だった。

しかし、野上蒼海はどうしても病院へ通いたかった。愛おしい兄に会うためにだ。


初めて兄を見たとき、野上蒼海はその人物をみて目を奪われた。

病室のベッドで寝ているその人物は肌は白く、髪も伸ばされており彼女が今まで見てきた男児とは全くちがかった。

幼稚園で数人は男児がいるため、男を初めて見るというわけではなかった。そして、そこで作られていた男児のイメージとは異なるその人物に彼女は以前テレビで見た天使なのだと理解した。


兄だと紹介されたその人物はベッドの上で睡っている。近づいてみてみるとまつ毛は長く整っていて、鼻筋もしっかりしている。長いその髪は手入れがされており艶やかで滑らかな曲線を描きながらベッドの中へと続いている。


そんな兄を、彼女は天使だと思わざるを得なかった。それほど、彼女の目にはその人物が綺麗に、美しくまるで絵画のように感じられた。




父も母も一緒には行けないと言われても諦めきれない程兄に会いに行きたい。その感情は恋愛でも兄妹愛でもなく、崇拝の域だったのだろう。本人がその感情に気づいているかは別としてだ。


そして彼女は両親にお願いしたのだ。少しでも会いに行ける時間があるのなら、自分一人でも会いに行きたいと。


当然、両親は反対した。まだ幼い娘を一人では行かせられないだろう。たとえ女の子だとしてもだ。

しかし、彼女はしつこくお願いをした。お願いだから行かせてくれと。

何度ダメと言われてもしつこく迫った。食事中にも必ずその話題をだした。泣きながら駄々をこねたりもした。


娘の初めてと取れるその強引なまでの願いに両親はある条件をつけて許可をした。それは、これから数回彼女一人で行かせる。それを父か母が跡をつけ問題ないかをチェックする。

もし何も問題なくたどり着けたら、防犯ブザーや携帯電話を持ち、人通りの多い通路のみを利用すればいいという事だった。


厳密にいうと、これは彼女に説明されたもので本当は違う。一人で何回か行けるのを確認したあと、一緒には行かないが毎回後ろから父がついていき、病院に入ったら父は家に帰り家事をするということだった。どうしてそんな面倒なことをしたのか?それは、娘の教育とその強引な願いのせいだった。


数ヶ月後には小学生になる娘。当然一人で遊びに行くことも増えるだろう。その為に予行演習はしなければならないし、親としても確認しておきたい。ようは、早いか遅いか。

何故早くやってしまおうとなったのかは明らかだった。その強引さだ。

父は強引にお願いをしてくる娘を見て、妻の面影を感じた。蛙の子は蛙ということわざがあるように妻の娘であるこの子は一度決めたら突き通してしまうだろう。

そう感じた父が母を説得したのは娘の知らない事だった。


そして当然と言えるくらい順調に彼女は一人で病院に行って見せた。

両親は約束通り、一人で行くことを認めたのだ。




小学生になるまで残り1ヶ月となっていた。

彼女は一人で病院に向かう。兄に会うために。

病室の扉を開けるとそこには天使のような兄の手を掴み、その表情を覗いている悪魔のような一人の女児がそこにはいた。

あんま三人称書き慣れていない……


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