21話 ルンルンな歌声と遊園地への入場
「たーぶんみんなの友達さぁ モンキーくんモンチーちゃんモンス親方~♪」
今日は待ちに待った3人での遊園地であり、テンションが上がった翔真と彩華ちゃんが朝からずっとこのみんなが知ってる遊園地のテーマソングを歌っている。
そんなふたりはホントの姉弟みたいでバックミラー越しに後部座席を見ては俺も笑顔になってしまう。
「秋羅さん!何ニヤニヤしてるんですか!?……もしかして!私の歌声を聞いて惚れちゃいましたか?」
たしかに彩華ちゃんの歌声は綺麗だし音程もめちゃくちゃあってるんだが、歌っているのがモンキー君のテーマなので惚れることはないだろう。
「さすがにモンキーくんのテーマじゃ惚れないだろ!」
「ほほぉー歌声の否定はしないんですねぇーなら今度!私の十八番聞かせてあげますねぇ!」
「えーなになに!?今度彩華お姉ちゃんが歌聞かせてくれるのー?」
「そーですよー!私の美声で秋羅さんをメロメロにするために3人でカラオケ行こうね!」
「やったー!!カラオケカラオケ!……っあ…でも…パパカラオケ苦手なんだ……」
彩華ちゃんが勝手に予定を決めて、翔真も喜んでいたが、残念だが、翔真の言う通り俺は歌うのが苦手でいつもカラオケには翔真美穂のふたりで行ってもらうか、俺は行っても歌わなかった。
そのせいで翔真は俺が歌うのが嫌いだと思ってる。
「えーもしかして!秋羅さんってーオン」
「翔真見てみろ!モンキーランドが見えてきたぞ!!」
「うわぁー!!!!モンキーランドだぁーーー!たーぶんみんなの友達さぁーモンキーくんモンチーちゃんモンス親方~♪」
よし!話の流れは変えられたか!
そう思って俺がバックミラー越しに後部座席に目を向けると彩華ちゃんが悪そうなニヤリ顔を俺に向けながらくちぱくで(絶対カラオケ行きましょうね!)と言ってきた…気がした。
「ようこそ!モンキーランドへ!モンキーくんたちとの時間をお楽しみください!!」
元気なキャストさんの挨拶を受けて俺はスマホの画面に出ているQRコードを3人分読み込んで入場する。
入場すると一面に広がるのはジャングルチックな木木の中に南米チックなカラフルな建物たちが並んでいてそこにはレストランやギフトショップと書いてある看板がある。
翔真がギフトショップと書かれた建物の中に輝くカチューシャやぬいぐるみ、お菓子などに目を輝かせて吹き飛んで行こうとするので俺は翔真の手を取って止めるが、それと同時に彩華ちゃんが翔真の手を取ってギフトショップに駆け出そうとしていたので翔真の体が左右に引っ張られる。
「パパ!彩華お姉ちゃん!はしゃぎすぎ!僕痛い!」
「ごめんごめん!」
「ごめんねー!」
翔真の苦言に俺と彩華ちゃんは謝りながらもニコニコしている。
それが不満だったのか翔真はほっぺを膨らませるが、俺ら3人は手を繋いだままルンルンの足どりでギフトショップに入っていく。
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明日、朝6時に22話を投稿します!22話も読んでいただけるとありがたいです。
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