佐虚荘
皆さんこんばんは!Pongori Suchus です!
昨日少しなら大丈夫だろうということで、夜更かししてしまい今日の授業中に寝落ちしかけました…。
さて今回はやっと!!武龍が住むことになるアパート「佐虚荘」に入るお話です!ではご覧下さい!
アパートに向かう道中、俺達3人は周囲の人達から驚きと恐怖の目を向けられながら歩いていた。
「そういえば、武龍ってどこから引っ越してきたんだ?」
「ずっと西の方さ。ほとんど田舎みてぇな所で、市役所みてぇなデケェ建物はほとんど無かったな」
「へぇ〜意外だな。まさか武龍が田舎モンだったとは想像もしなかったぜ....」
そんな中おしゃれな服を着こなす高校生くらいの年齢の少女が金髪の長いハーフツインテールと尻尾を風に靡かせ、こちらに向かって歩いて来た。そして俺の目の前に立ち止まると金髪の少女は俺を睨みつけた。
「アンタ何者?普通に通路圧迫してるし、普通に邪魔よ。ねぇ、他人のことも考えられないの?もしできないなら今すぐこの街から出てきいなさい」
「悪いが、それはできねぇ。俺は市長から認められた特定外来生物捕食員だ。今は女なんかに構ってる暇はねェ。今すぐここをどけ」
俺は女にそう告げるとアパートの方面に歩いて行った。
「お、おい!武龍!待ってくれよー!」
「はぁ..マジムカつく....いつか絶対にこの街から追い出してやるんだから!!」
10分後。ついに俺達はアパートに到着した。
「着いたぞ、ここが佐虚荘だ」
これが佐虚荘...か。見た目はいかにも年月が経ってそうな二階建ての木造建築。その周りにはこぢんまりとした庭がある。
(前いたところと比べたら随分ランクが下がっちまったが....まあ悪くねェな)
「じゃあ、早速俺が案内するから上がってくれ」
「ああ」
俺は初めてアパートに足を踏み入れる。が、なんか床がギシギシ言ってるぞ…大丈夫かこれ。先にアパートに入った真斗が廊下奥にある扉を開けるとそこにはキッチンやソファ、テーブル、テレビなどの生活感溢れる家具が配置されているリビング的な部屋があった。
「?住人誰もいねぇんだが…」
「そうだ。住人は武龍以外誰もいないぜ!!⭐︎さて、次は2階だ。」
と真斗が上の部屋を案内する。俺はなんとか体を立たせて階段を登った。
(マジかよっ…とんでもねぇところに引っ越しちまった…)
「さあここが今日から武龍の部屋だ」
「……………」
その部屋は思ったより広く和室みたいな雰囲気を漂わせていた。電球が蛍光灯な点を除けば最新型の空気清浄機やエアコンも完備されてるから意外と悪くねェ。
「俺は昼飯作ってっから、リビングで待ってててくれよな」
「ああ。」
リビングに行くと柚月がソファにちょこんと座ってテレビを見ていた。真斗は3人分のステーキ肉を焼いている。
「……………」
………すげぇ気まずい……この状況を打破するためには俺から話しかけるしかない。
「なぁ柚月、お前当然のようにここにいるが家賃は払ってるのか」
「……いいえ」
「それは何故だ..」
「それは……私は先月お亡くなりになられた先代管理人の娘だからです」
「——!!」
(なに…!?そりゃ家賃を払わなくても大丈夫か)
真斗が情報を付け加えた。
「先代の管理人は先月の初め頃に老衰で亡くなっちまってな…。その時初めて俺は、死にそうな先代の側で号泣している柚月と出会ったんだ。」
「そうなのか…」
「よし、昼飯完成だ!じゃんじゃん食えよーー!」
「おう」
「それじゃ、いただきまーす!」
俺達は3人で食卓を囲んだ。
(新鮮だな..お袋以外と食事するなんて)
「うめぇな、これ」
「だろ〜!故郷納税の返礼品なんだぜ!美味いか、柚月」
「……うん」
「ははは…それなら良かった」
「なぁ武龍。この街にはここ以外にも住むとこ沢山あんのに、なんでわざわざここに住むことになったんだ?」
「……お袋が…殺し屋に殺されたからだ」
「——————!!!!!!」
昼食後、俺達3人はテレビで最新型スマホの商品紹介番組をダラダラと眺めていた。
「そーいえばよ、武龍ってスマホ持ってんのか?田舎暮らしならスマホなんて必要ないと思うが....?」
「俺が持ってるのはスマホじゃねェ。ガラケーだ」
「が、ガラケー!?嘘だろ…おい今零和だぞ…!」
「俺が今使ってる奴は、死んだお袋の夫が使っていた代物なんだ」
「そうか………よし、スマホ買ってやるか!」
「な、何…!?」
「スマホ今後武龍が生きていくうえで絶対に必要な物になると思ってよ」
「…ありがとよ」
この後俺は2階の部屋のベッドに座り昼寝をしていた。その時、俺のガラケーから一通のプルプルと着信音が鳴った。
「市長からじゃねぇか…まさか…!」
如何でしたか?次回はついに武龍の特定外来生物捕食員発任務です!来週をお楽しみに!!




